「真夜中は、なぜこんなにもきれいなんだろうと思う」。わたしは、人と言葉を交わしたりすることにさえ自信がもてない。誰もいない部屋で校正の仕事をする、そんな日々のなかで三束さんにであった―。究極の恋愛は、心迷うすべての人にかけがえのない光を教えてくれる。

大人しく人とのコミュニケーションに自信を持てない30代女性の(実質)初恋の物語。
物語全体の空気感はあまり派手なことは起こらず、大人っぽい落ち着いた雰囲気なのだが、主人公の心から見る恋の景色はまるで少女のそれのように切なく清新な色合いを持つものだった。
「好き」「愛してる」では表現しきることのできない溢れる気持ちを「心臓をあげる」という表現に託した本曲を主題歌として添えたい。
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『君の膵臓をたべたい』著者が放つ、最旬青春小説!

胸が張り裂けそうな痛みに、体ごと押しつぶされそうだ。
現実の青春は甘くない。
楓はどこかで本音を話すべきだったのだ。親友なら衝突するのは当たり前だ。
自分の居場所を人に合わせて、周りに溶け込む。
そうしないととてもじゃないけれど、生きてゆけない。
青には未熟という意味もあるけれど、「儚さ」「脆さ」という意味も内側に秘めている。
口当たりの良い同調は、周りを疑心暗鬼にさせても幸せにはしない。
止まっていた時間が動き出す前に、早く会いに行かなければ。
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男ではなくて大人の返事する君にチョコレート革命起こす―28歳から34歳までの“人を想って揺れる心”から生まれた、新しい愛の形。スラム街の子供達との出会いや山田かまちへのオマージュ等を含む、新たな魅力溢れる第3歌集。

「僕を信じきっているあの人を嫌いになれもしないから」
ずるい、ずるい男性サイドの歌と、
「『二人とも愛しているんだ』腕相撲のように勝負がつけばいいのに」妻子ある男性と恋に落ちた女性がよんだ歌の組み合わせ。

「焼き肉とグラタンが好きという少女よ私はあなたのお父さんが好き」
少女の「お父さん」を食べてしまいそうなほど好きそう...(?)
かわいい顔してあの子わりとやるもんだねと♪

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36歳未婚女性、古倉恵子。大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。これまで彼氏なし。日々食べるのはコンビニ食、夢の中でもコンビニのレジを打ち、清潔なコンビニの風景と「いらっしゃいませ!」の掛け声が、毎日の安らかな眠りをもたらしてくれる。ある日、婚活目的の新入り男性、白羽がやってきて、そんなコンビニ的生き方は恥ずかしいと突きつけられるが...。「普通」とは何か?現代の実存を軽やかに問う衝撃作。第155回芥川賞受賞。

『コンビニ人間』は帯にも「普通とは何か?」とあるけれど、それよりも恵子がどうしてもそんな思考になり、喜怒哀楽が湧かないのかを考えてしまう。
不思議ちゃんと変わり者が混じった作品は、変わった曲が多いやくしまるえつこさんにぴったりです。
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ある朝目ざめると青年ザムザは自分が1匹のばかでかい毒虫に変っていることに気づいた。以下、虫けらに変身したザムザの生活過程がきわめて即物的に描かれる。カフカ(1883‐1924)は異様な設定をもつこの物語で、自己疎外に苦しむ現代の人間の孤独な姿を形象化したといえよう。20世紀の実存主義文学の先がけとなった作品である。

言わずと知れたカフカの有名な短編。岩波文庫の翻訳は親子で行われているところもエモいですね。変身は翻訳によって印象が色々と異なりますが、そもそもカフカには常にマックス・ブロートの影がちらつくので、なんとなく永遠に本体の見えない不気味さがあります。

ザ・ピンボールズの「毒蛇のロックンロール」は気持ちのいいメロディにねっとりとした歌詞がからみついてムズムズする一曲。

みんなでムズムズしましょう。
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雑誌投稿という新しい開拓をしよう。
ウェブマガジン"NEWS PICKS"の
雑誌版創刊号である。
980円と、雑誌にしては割高に
思われるかもしれないが、non、non。
読んで見ればわかる。
"こんな値段で売っていいんですか?"と。

落合陽一氏が巻頭であるが、
他にも本田圭佑や大谷翔平、
渡辺直美、川村元気、
ジェームス・ダイソンなど
国内外のいまを輝く先駆者が
これでもかと特集されている。

落合氏の話がとてもすんなり来た。
私もサルーンを開きたい(笑)

曲はオリンピック特番や車のcmで
いきなり有名になりすぎた!
デヴィット・ギャレット。
そして、有名すぎる
Viva la Vida。

ぜひ図書館で探して読んでみて。
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島原の乱が鎮圧されて間もないころ、キリシタン禁制の厳しい日本に潜入したポルトガル人司祭ロドリゴは、日本人信徒たちに加えられる残忍な拷問と悲惨な殉教のうめき声に接して苦悩し、ついに背教の淵に立たされる……。神の存在、背教の心理、西洋と日本の思想的断絶など、キリスト信仰の根源的な問題を衝き、〈神の沈黙〉という永遠の主題に切実な問いを投げかける長編。

弱き者、農民が重い十字架を背負わされる。「神よ!あなたはそれでも沈黙なさるのですか?」の一行に泣いた。故にキリエ。
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ホームレスの視点から見る世界。当然だが一人一人に人生があり、そうなってしまった理由があるのだ。上野へは美術館のために行くことが多いが、光を放つ美術品の陰にあるそのような世界に意識を向けようともしていなかったことに気づかされる。天皇制もまた光に照らされ、その陰に目を向けられていない制度の一つなのだろう。主人公は天皇に対し畏敬の念を示すことしかできず自身の不幸な境遇への憎しみを何に対してもぶつけられない。それ故世界から押し出され切ってしまったのだ。猫エミールが待つ愛嬌は終始仄暗い物語の中で唯一の救いだった。
不思議な透明感と浮遊感のある文体に、下降していく人生の海に飲まれる主人公を表現した一曲。
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仮想リゾート“数値海岸”の一区画“夏の区界”。南欧の港町を模したそこでは、ゲストである人間の訪問が途絶えてから1000年、取り残されたAIたちが永遠に続く夏を過ごしていた。だが、それは突如として終焉のときを迎える。謎の存在“蜘蛛”の大群が、街のすべてを無化しはじめたのだ。わずかに生き残ったAIたちの、絶望にみちた一夜の攻防戦が幕を開ける―仮想と現実の闘争を描く『廃園の天使』シリーズ第1作。

蜘蛛=使徒で、選ばせていただきました。
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わたしは、貧しい絵描き。友達はいないし、窓から見えるのは、灰色の煙突ばかり。ところがある晩のこと、外をながめていたら、お月さまが声をかけてくれた……。ある時はヨーロッパの人々の喜びと悩みを語り、ある時は空想の翼にのって、インド、中国、アフリカといった異国の珍しい話にまで及ぶ。短い物語の中に温かく優しい感情と明るいユーモアが流れる、宝石箱のような名作。

全てを見て来た月が教えてくれた
人の悲しみや怒り、虚しさや醜さ、そして、美しさを
さて、今宵、月はどこを照らしているのだろう
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川沿いの桜並木のそばに佇む喫茶店「マーブル・カフェ」。そのカフェで出された一杯のココアから始まる、東京とシドニーをつなぐ12色のストーリー。卵焼きを作る、ココアを頼む、ネイルを落とし忘れる...。小さな出来事がつながって、最後はひとりの命を救う―。あなたの心も救われるやさしい物語。

これほどマッチした小説×音楽はない。

「僕のした単純作業がこの世界を回り回って
まだ出会ったことのない人の笑い声を作っていく」
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この作品を執筆していたときのBGMは、Spotifyにプレイリストを作っているのですが、
https://open.spotify.com/playlist/12AS8YqnaNt9lDg3D6ZxZ2?si=cc0P3T9ZRf-PZ2yR8MgJzA
その中からいくつか。

江利チエミ『ウスクダラ』を、New Order『SUB CULTURE』で再解釈したような、フェアライトCMIのスネアでパッキパキな初期PSY・Sの佳作。
エキゾチックなメロディなのに歌詞は都市生活者の孤独なのが、ひとりぼっちの二人でしかないくせに互いに依存している祀と光鶴に相応しいんじゃないか、と。
というか、表向き『メトロポリス探偵社』は狂騒の物語なんですが、祀ちゃんの内面はこういうひねくれの上に構築されております。

初期PSY・Sの寂寥感はすごく好きだったんだけど、だんだんバブルの波に乗って宗教がかった大仰な感じになってしまったのが残念。本質的にニューエイジの教祖様タイプと、叩き上げなカルト信者のコンビだったから、そうなるのは必然だったし、袂を分かつのも当然だったんだけどさ。
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どこを旅しても、心にある家はひとつだけ。ただ、帰り道が見つからなくて。
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9・11を経て、“テロとの戦い”は転機を迎えていた。先進諸国は徹底的な管理体制に移行してテロを一掃したが、後進諸国では内戦や大規模虐殺が急激に増加していた。 米軍大尉クラヴィス・シェパードは、その混乱の陰に常に存在が囁かれる謎の男、ジョン・ポールを追ってチェコへと向かう......彼の目的とはいったいなにか? 大量殺戮を引き起こす“虐殺の器官”とは? ゼロ年代最高のフィクションが電子書籍版で登場。

「ゼロ年代SFベスト」国内篇第1位獲得作品。圧巻の読了感。
SFに興味があるなら読んでもらいたい一作。

退廃的な空気感と胸騒ぎのする曲調と、大いなるものに抗えない無力感を歌った歌詞が、この小説が持つグレースケールな色彩に立体感を与えてくれる。
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故人より託されたデータを極秘に削除する会社『dele.LIFE』。その所長、坂上圭司が姿を消した。真柴祐太郎はかつての雇い主を捜し始めるが、手がかりと思しきファイルは得体の知れぬ陰謀へと繋がっていき―(「リターン・ジャーニー」)。誰からも愛された女子中学生が自殺した。彼女の死と、遺されたデータの謎に迫る「スタンド・アローン」を含む全2篇。データに込められた秘密や想いが胸を震わすミステリ、待望の第3弾。

毒を持って毒を制す。モグラを駆ってモグラを制す。悲しみの痕跡を消すために。
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久しぶりに再会した元彼と飲むビールの味、男友達と初めて寝てしまった夜の記憶、不倫相手が帰っていった早朝の電車の音...。まっすぐ進まない恋をしている人にだけ見える景色がある。せつない記憶を切り取った三十七のショートストーリーに短歌を添えて贈る、『ハニービターハニー』の原点。甘くて苦い恋を描く、人気歌人の処女小説集。

どんなに辛くたって、希望はいつか必ず見つかるから、前に進んでゆこうと、励まされるこの曲は、この作品と歌詞がとても合っていると思います!
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グラン・ギニョール城に集った老若男女は、所有者の親族と友人、知人たち。それぞれが腹にいちもつを抱えているかのように、アマチュア探偵ナイジェルソープには映っていた。そこへ突如としてあらわれた謎の中国人、そしてやがて雷鳴とともに事件が...。いっぽう、ところかわって森江春策は、たまたま乗り合わせた列車内で起こった怪死事件に巻き込まれていた。被害者は息を引き取る直前、たしかに言ったのだ。「グラン・ギニョール城の謎を解いて...」と。森江はわずかなヒントと手がかりをもとに、やがて導き出されたグラン・ギニョール城へと向かうことになるのだが...。本格探偵小説。

話のつながりがわかった時には、驚きました。不思議なミステリーでした。雰囲気でこういう曲がいいかなと思いました(*´∀`)
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なにがあってもいきのびること。恋人と誓った魔法少女は、世界=人間工場と対峙する。芥川賞受賞作『コンビニ人間』を超える衝撃作!

地球星人とポハピピンポボピア星人との、相容れぬ闘いと、魔法使い。
村田沙耶香という作家は、「日本一クレージー」なのではなくて「日本一純粋すぎる女流作家」なのだろう。
いつも切羽詰まっていて、誰よりも残酷で、子供の心を持ち合わせたまま、大人になった人。だからこそ、周りに合わせられずにズレが生じる。狂っていても、理解しがたくとも、そこにあるのは愛だ。いや、愛と言うにはあまりにも野性的すぎるか。
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むかしのことを考えると頭の中が深夜のテレビみたいにノイズだらけになるさっこん、いかがお過ごしでしょうか。これは、ぼくがまだ僕になる前の話だ。家庭内にぎやか事件のあと、ぼくはいろんな人と出会った。恋日先生、じさつ志願者、いじめっ子少女、にもうと、そして、マユちゃん。みんな(とくにマユちゃん)の純粋むくな姿がめじろおしでおとどけなのである。...むかしのぼくは正直ものだったんだよね。うそだけど...今度、じしょでうそって字を調べとこう。

嘘は狂気をつくる凶器です。
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『夜は短し歩けよ乙女』『有頂天家族』『きつねのはなし』代表作すべてのエッセンスを昇華させた、森見ワールド最新作!旅先で出会う謎の連作絵画「夜行」。この十年、僕らは誰ひとり彼女を忘れられなかった。

女は自分が一人の絵描きが産み出した想像上の怪物であることを信じられなかった。
波のように電車は揺れて、暗い夜道をガタゴトと進んでゆく。
朝の光と夜の闇は対となり、私たちの世界までも無慈悲に照らしてゆく。なぜそんな現象が起きてしまうのか。それは、世界は常に夜を迎えているからだ。私たちはそこに潜む、一つの白い街灯にすぎない。
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