就職活動を目前に控えた拓人は、同居人・光太郎の引退ライブに足を運んだ。光太郎と別れた瑞月も来ると知っていたから――。瑞月の留学仲間・理香が拓人たちと同じアパートに住んでいるとわかり、理香と同棲中の隆良を交えた5人は就活対策として集まるようになる。だが、SNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れする、本音や自意識が、彼らの関係を次第に変えて……。直木賞受賞作。

「商品に適さぬと はじき落とされて ベルトコンベヤーからのスカイダイブ」

就活をテーマにした本、ベルトコンベヤーにのりたくて、何者かになりたくて、虚勢をはっている学生と重なった...笑
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主人公ダレン・シャン少年は、偶然に奇怪なサーカスのチケットを手に入れた。そのサーカスを見にいった夜から、彼は数奇な運命を背負ってしまう。親友の命を救うために、ダレンが正体不明のバンパイアと取り引きしたこととは...。

1巻のダレンとスティーブの悪友感がクレプスリーとの出会いを通じて壊れていく、少年の危うさと儚さが彷彿されます。ネタバレになるので詳しくは書きませんが12巻まで読むと歌詞の「身体を呪いながら」という部分を思わず深読みしてしまいます…。
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いびつな、長すぎる僕の左手の親指は携帯メールの早打ちが出来る。そして、他人の心に触れることも。顔に傷を負ったみゆき、家族から孤立する清春ら友人たちと、「いまいましい若さ」を共有しながら過ごした十七歳の日々。『ミカ!』『ぎぶそん』等、児童文学でも注目を浴びる芥川賞作家が描く鮮烈な青春小説。

思うに任せない高校生たちの日常を描いた青春小説です。左手の親指が長すぎる主人公。幽体離脱をしたことを契機に、親指を通して人の悲しみを知ることになります。
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ある日、高校生の僕は病院で一冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。それは、クラスメイトである山内桜良が密かに綴っていた日記帳だった。そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていて——。読後、きっとこのタイトルに涙する。デビュー作にして2016年本屋大賞・堂々の第2位、75万部突破のベストセラー待望の文庫化!

直感。
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「美意識」が必要なこと、鍛えることを説いてるこの本には、静かに身を委ねる曲が必要。そして「美意識」に繋がるようなもの。そのときに聞きたくなったのは、この曲。
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人間にとって「許し」とは何か?今日もっとも切実なテーマを鋭く問う会心の代表作。

辻口家の人間達を通し原罪、贖い、赦しについて考えてゆく。
辛く厳しい環境の中、陽子は明るく振る舞い続けた。
彼女の凍てついた心は何をもって癒されるのか。癒しはあるのか。彼女が辿り着く先は何か。
- みーにゃ୨୧©居眠り姫
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この本のあらすじは準備中です。Amazonで読むこともできます。

プルーデンスもフラニーも太っちょのおばさまの存在に気づいて良かった。ちなみに断然、野崎孝さんの翻訳を推します。
- knitting-meow
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京都の美大に通うぼくが一目惚れした女の子。高嶺の花に見えた彼女に意を決して声をかけ、交際にこぎつけた。気配り上手でさびしがりやな彼女には、ぼくが想像もできなかった大きな秘密が隠されていて―。「あなたの未来がわかるって言ったら、どうする?」奇跡の運命で結ばれた二人を描く、甘くせつない恋愛小説。彼女の秘密を知ったとき、きっと最初から読み返したくなる。

映画ではbacknumberの『ハッピーエンド』が使用されました。
清水依与吏さんがつづった話し言葉のような歌詞は、小説とは違って愛美の目線から語られています。
平気よ 大丈夫だよ 優しくなれたと思って 願いに変わって 最後は嘘になって
エンドロールで流れたとき、愛美の心情の変化がぎゅっと詰まっているこの一節に胸がしめつけられたものです。
これ以上ぴったりの主題歌はないと思っていましたが、まるで高寿の気持ちを代弁しているかのような曲がありました。
それはMr.childrenの『しるし』。
泣いたり 笑ったり 不安定な想いだけど それが君と僕のしるし
誰も経験したことのない恋をした二人の「しるし」は、涙が笑顔に、笑顔が涙に変わる記憶。
ふしぎなふしぎな物語は、恋人との時間が当たり前に続いていく幸せと、いつかくる別れのために一日一日を思い出にすることの大切さを教えてくれました。
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十二世紀の中国、北宋末期。重税と暴政のために国は乱れ、民は困窮していた。その腐敗した政府を倒そうと、立ち上がった者たちがいた―。世直しへの強い志を胸に、漢たちは圧倒的な官軍に挑んでいく。地位を捨て、愛する者を失い、そして自らの命を懸けて闘う。彼らの熱き生きざまを刻む壮大な物語が、いま幕を開ける。第九回司馬遼太郎賞を受賞した世紀の傑作、待望の文庫版刊行開始。

漢達の志しへのストイックな想い、そして迷い──強い意志。

それ等が含まれた様な歌詞に、所々各地を放浪している魯智深や武松、槍を振るう林冲や馬で駆ける晁蓋の姿が浮かび上がる様な曲調が、北方水滸伝のイメージかな、と。

多少ライトかなとも思いましたが、それが却って味かもしれませんwww
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仮想リゾート“数値海岸”の一区画“夏の区界”。南欧の港町を模したそこでは、ゲストである人間の訪問が途絶えてから1000年、取り残されたAIたちが永遠に続く夏を過ごしていた。だが、それは突如として終焉のときを迎える。謎の存在“蜘蛛”の大群が、街のすべてを無化しはじめたのだ。わずかに生き残ったAIたちの、絶望にみちた一夜の攻防戦が幕を開ける―仮想と現実の闘争を描く『廃園の天使』シリーズ第1作。

仮想空間が舞台ということでエレクトロニカを選びました。ジャケットにあるようなリゾートの夕暮れを想起する美しいメロディに乗るノイズは蜘蛛に侵食される区界を想起させます。
アルバムが発表されたのは2002年で小説の発表と同年。
また著者が後に書いた短編自生の夢の中に’cassy'という自動文書生成ツールが出てくるのですがそれとのつながりも連想させます。
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あなたを、助けたい。

学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――
なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。
生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。一気読み必至の著者最高傑作。

ほんとっーにピッタリの曲です
是非 曲の最初から最後まで歌詞を聞いてほしい
アテ書きしたのかなっていうくらいのマッチ感
映画化したら主題歌はこれだな…
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太宰治、村上春樹、星野源...ネットで大反響の文体遊戯!100人の多彩な文体で綴るフタ、かやく、湯切り...

ぴったりだと思ったのは歌詞や世界観がマッチするからというよりは、ファンの捉え方が同じだからだ。
両者とも"内容よりも伝え方"を大切にしている。
無意味そうなのにときおり現れるハッと核心を突くような歌詞。
意味を持たないことが、対照的に一行に込められた意味を重くする。
能ある鷹は爪を隠す。ヤバTも"カップ焼きそばの作り方"もキャッチーの皮を被っているが、一枚剥いだところには底無し沼のようなマニアックさを秘めている。
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この本のあらすじは準備中です。Amazonで読むこともできます。

言葉を話す殺人カニと、感情ない主人公のホラーです。カップラーメン好きです。このバンドがいいと思いました(*´-`)
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殺された妻の仇を討つため非合法組織【令嬢】の社員として働く「鈴木」。復讐の機会をうかがっている最中、そのターゲットが何者かに殺され...。ナイフ使いの「蝉」、自殺させ屋「鯨」、そして謎の男「押し屋」を巻き込み、復讐劇は予測不可能な未来へ突き進む――

グラスホッパーの全体的に灰色な暗い世界観に鴉の曲はよく合います、殺し屋達の静かな激しい戦いを盛り上げるような曲です
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親友の恋人である、ほとんど初対面の男から結婚を申し込まれた女。十年後、二人は再会する。彼は彼女の親友と子を成し家庭を持っているが、気持ちはまったく変わっていなかった。誰だって真実の人生を見つけられると言う。

「気づくのが遅すぎたのです」

脳は機械ではありません。
再起動すれば消滅するような、
脆いものではないのです。

心はデータではありません。
無機質なものと比べないで。

大切なあなたを見失った。
本当はすぐ近くにいたのに。

記憶に気を取られすぎた。
今さら悔やむ馬鹿な私を、
お許しください。
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人気作家チヨダ・コーキの小説で人が死んだ―あの事件から十年。アパート「スロウハイツ」ではオーナーである脚本家の赤羽環とコーキ、そして友人たちが共同生活を送っていた。夢を語り、物語を作る。好きなことに没頭し、刺激し合っていた6人。空室だった201号室に、新たな住人がやってくるまでは。

創作とは、自分の一部を昇華して、醜さや卑しさと向き合う行為だ。
そこには真実をもとにした虚構が大量に含まれる。

起こる出来事は虚構でも、創作者が感じた感情は事実以外の何物でもない。
誰かの人生を継ぎはぎして、自分の気持ちを詰め込んで、物語は進んでゆく。

今日もどこかでまた、声なき声を胸に秘めて、創作に打ち込む誰かがいる。
彼か彼女か分からない誰かの声に耳を傾けるために、私たちは生きてゆく。
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愛に残酷さと曖昧さをもたらすのは、この胸に突き刺さる時間という矢なのか。
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作家の日々は、真剣かつ貪欲。最新エッセイ集!

良くも悪くも「子供」の部分を忘れていない辻村さんは、歌詞のとおり、“「ときめく」だけで いつでも子供になれる”人だと感じました。
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大人の凝り固まった常識を、子どもたちは軽く飛び越えていく。世界の縮図のような「元・底辺中学校」での日常を描く、落涙必至のノンフィクション。

子から親に向けて。
親から子に向けて。
一人の人として。

間違いながら歩む。
ダイジョウブ。
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一歩ごとに何かを損ないながら前進する。どこでもない場所に手を伸ばす。どうせなら熱帯夜になればよかったのにね。
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