雪降るある日、いつも通りに登校したはずの学校に閉じ込められた8人の高校生。開かない扉、無人の教室、5時53分で止まった時計。凍りつく校舎の中、2ヵ月前の学園祭の最中に死んだ同級生のことを思い出す。でもその顔と名前がわからない。どうして忘れてしまったんだろう―。第31回メフィスト賞受賞作。

ラスト3章で騙された。
雪の降る日に突如8人の生徒が校舎に閉じ込められ、みんなの記憶から抜け落ちている「あの日に自殺した生徒」を思い出すサスペンス。
まさか自殺したのはあの人だなんて。
まさかあの人のエピソードがそういうことだったのなんて。
高校生一人一人の繊細な心理描写と精巧かつ大胆な騙し絵のように組み立てられたストーリー。
辻村深月の才能はこの小説においてすでに十二分に発揮されていた。
選曲はヨルシカの『ヒッチコック』。文化祭のポスター。ヒッチコックのようなサスペンス。
「先生、人生相談です」
「このまま生きてもいいんですか」
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本の作者です。
執筆中は大抵音楽を聴いているのですが、「ファイアスターター」は例えばこんな曲をBGMに執筆していました(そのままですが)。
皆さんは、どんな音楽をイメージして読書をしていましたか?
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名人位・クイーン位 東西挑戦者決定戦。一度はかるたから離れた新、太一とともに挑戦者となった千早は、3人でこの場所にいる喜びを噛みしめる。西の代表・結川桃は、自分らしいかるたで千早のペースを乱す。その一方、太一は新という壁を越え、その先にいる名人・周防と戦うために新しい戦い方で試合に臨み…!? だれも見たことのない景色を求め、いざ、3本勝負!!

自分の中の汚い感情というのは誰しも認めることにある程度抵抗があると思います。
それが特に「本来仲良くあるべき人」に対してであればなおさら感情を押し殺してしまいがちなのではないでしょうか。
本作に登場する綿谷新は、真島太一のことを「かつて共にかるたを楽しみ再会を誓った仲間」だとずっと思っていました。それは誰が見ても美しい感情です。
一方真島太一は、自分の中に「汚い感情」があることを新より一歩先に気が付いていました。
同じ女の子を好きな恋敵として。常に自分より上の立場にいる越えるべきライバルとして。
しかし、新は自分のことを「かるたを頑張っているかつての仲間」としてしか見ていない。それはまるで、片思いを寄せる異性が自分のことを「友達」としてしか見ていない場合に抱く、もどかしさや苦しさ、不平等感のようです。
太一はその立場の違い、感情のずれを、圧倒的成長と実力と精神の鍛錬によって覆しました。
新の「汚い感情」を呼び起こし、それを認めさせた。
前に進み続ける人にはライバルが必要です。今回でようやく彼ら二人は「ライバル」になれました。
感情の移ろいの細やかに描写には思わず「さすが少女漫画だ」と唸ってしまいました。
主題歌は、太一と新に芽生えた「素晴らしき人間臭い感情」を讃えての選曲。
憎き敵は最大の味方である。
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マラソン大会で走りながら、謎を解決する話です。歩くからこの曲かなと思いましたよ。(*´∀`)
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「私はただ、ずっと彼のそばにはりついていたいのだ」——OLのテルコはマモちゃんに出会って恋に落ちた。彼から電話があれば仕事中でも携帯で長話、食事に誘われればさっさと退社。すべてがマモちゃん最優先で、会社もクビになる寸前。だが、彼はテルコのことが好きじゃないのだ。テルコの片思いは更にエスカレートしていき......。直木賞作家が濃密な筆致で綴る、〈全力疾走〉片思い小説!

バッティングセンターでスウィング見てから抱きしめたくなった、みたいな訳がわからない愛しさがテルコがまもちゃんに抱いてるそれ。
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「ライ麦畑でつかまえて」で知られる現代アメリカの黙示録的な作家サリンジャーがみずから選んだ9編の物語。おもな登場人物たちは、日常生活の規格的な営みに虐げられた者、常軌をはずれた者、狂気の者、幼くして心を硬ばらせ消耗しつつある者、防備なき無邪気な者たちだ。しかし作者の目は、彼らを仮借なく、愛情をこめ、ユーモラスに分折してやまない。若者の内面を赤裸々に描いた珠玉の選集。

海の匂いします。
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「真夜中は、なぜこんなにもきれいなんだろうと思う」。わたしは、人と言葉を交わしたりすることにさえ自信がもてない。誰もいない部屋で校正の仕事をする、そんな日々のなかで三束さんにであった―。究極の恋愛は、心迷うすべての人にかけがえのない光を教えてくれる。

真夜中の散歩。
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この本のあらすじは準備中です。Amazonで読むこともできます。

勢いがあって、ぐいぐい読めて楽しかったです。このグループがいいと思いました(*´∀`)
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4月、はじめて付き合った彼女から手紙が届いた。そのとき僕は結婚を決めていた。愛しているのかわからない人と―。天空の鏡・ウユニ塩湖で書かれたそれには、恋の瑞々しいはじまりとともに、二人が付き合っていた頃の記憶が綴られていた。ある事件をきっかけに別れてしまった彼女は、なぜ今になって手紙を書いてきたのか。時を同じくして、1年後に結婚をひかえている婚約者、彼女の妹、職場の同僚の恋模様にも、劇的な変化がおとずれる。愛している、愛されている。そのことを確認したいと切実に願う。けれどなぜ、恋も愛も、やがては過ぎ去っていってしまうのか―。失った恋に翻弄される、12カ月がはじまる。

この世界から愛が消えたなら。
理論的に人の心を読解し、
わかった気でいたはずだった。

ハルには情熱があった。
ひとりの人を愛する覚悟。
命懸けで生きる覚悟。
フジは、気づくのが遅すぎた。

滲んだ水彩画でできたこの世界は、
気が遠くなるほど幻想的だ。

愛は与えるものでもなく、
許し合い、探し合うものだ。

枯らした花を抱えて、
あの人に会いにゆく。
「もう同じ過ちを、犯さないで」。
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顔に目立つ大きなアザがある大学院生のアイコ、二十四歳。恋や遊びからは距離を置いて生きていたが、「顔にアザや怪我を負った人」をテーマにした本の取材を受け、表紙になってから、状況は一変。本が映画化されることになり、監督の飛坂逢太と出会ったアイコは彼に恋をする。だが女性に不自由しないタイプの飛坂の気持ちがわからず、暴走したり、妄想したり...。一途な彼女の初恋の行方は!?

どんなに姿が醜くても、
どんなに姿が美しくとも、
心が美しくなければ真に美しいとは言えなくて。

「どんなに凄い本や映画より色褪せない不滅の日々を重ねて歩きたい」。

顔にアザかあろうとも飛坂さんを追い求めるアイコの純粋さと一途さを、
ファンキーでありつつもその場で足踏みするように心に寄り添う髭男の曲と重ね合わせてみました。
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こんな恋がしたい!恋人たちのスイートで他愛もない瞬間たち。思わず微笑んでしまう何気ない日常の姿に心温まる、「幸せ」って、きっとこんなこと。

📗「何気ない日常に溢れる幸せ」
         ×
🎵「幸せすぎて苦しいよって笑う君を見て
  年老いたって一緒にいたいなんて事を 本気で思った」
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結婚式で歌いたい曲なんばーわん!!!
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少女の自動人形の話です。名前が同じだけど毎回ちがう人形の短編集みたいな漫画です。メセニーが共演したポーランドの歌手にしました(*´-`)
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植物状態のまま病院で眠る智也と、献身的に見守る雄介。二人の間に横たわる“歪な真実”とは?毎日の繰り返しに倦んだ看護師、クラスで浮かないよう立ち回る転校生、注目を浴びようともがく大学生、時代に取り残された中年ディレクター。交わるはずのない点と点が、智也と雄介をなぞる線になるとき、目隠しをされた“平成”という時代の闇が露わになる―“平成”を生きる若者たちが背負う自滅と祈りの物語。

戦いの螺旋の先に、待ち受けるものとは。勝敗や優劣があっても、憎悪ではなく、お互いを尊重する未来にはできないだろうか。
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あのとき、ふたりが世界のすべてになった。なにげない日常がゆらいで光を放つ瞬間をとらえた、心ゆさぶる7ストーリーズ。

毛糸のように絡まった三月がほどけてまたからまって、ぎこちなく柔らかな朝を迎える。ゆうれいの足音が聴こえる。きみはまだ、僕のことを信じているんだね。

『生きてるひとをすくうのは、すくえるのは、どうやったって生きてるにんげんでしか、ないんだった』

十三月怪談の時子と潤一に捧ぐ。
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大学二年の春。清水あやめには自信があった。世界を見るには感性という武器がいる。自分にはそれがある。最初の課題で描いた燃えるような桜並木も自分以上に表現できる学生はいないと思っていた。彼の作品を見るまでは(「しあわせのこみち」)。文庫書下ろし一編を含む扉の開く瞬間を描いた、五編の短編集。

とても気持ちがいい短編集で、他の本も読みたくなりました。大好きなこの曲がいいなと思いました。
(*´∀`)
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幼時にキリスト教を信仰し、のちダダイストとして登場、自由を求めて絶望を知り、伊藤野枝と結婚し数年で離婚、尺八を吹き各地を流浪の末、巷間に窮死した辻潤(1884―1944)。後年大杉栄の元に行った野枝との回想「ふもれすく」を始め、著作集『浮浪漫語』『ですぺら』『絶望の書』等と未収録エッセイより、小説「三ちゃん」を含む二十五篇で構成。詩人の魂を持つこの無類の思想家の現代的魅力を伝える。

ふらふらと浮浪するルンペン・インテリゲンチャにはビリビリな音でひとつ。ダダだダダだ、ゲージュツなんて知らねーよ、犬にでも食わせとけ。栗原康も言ってんだろ、はじまりのない生をいきろ。

わかったら、感染型不感症パンデミックの電脳空間から出て、草と土の香りを嗅いでこい。
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逃げて、逃げて、逃げのびたら、私はあなたの母になれるだろうか...。東京から名古屋へ、女たちにかくまわれながら、小豆島へ。偽りの母子の先が見えない逃亡生活、そしてその後のふたりに光はきざすのか。心ゆさぶるラストまで息もつがせぬ傑作長編。第二回中央公論文芸賞受賞作。

読み終えたときの絶望にも似たカタルシスに小谷美紗子さんの名曲が相応しいとおもいつけてみました。
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この本のあらすじは準備中です。Amazonで読むこともできます。

この本を最初に読んでいたときに静寂の中で流れていてほしい楽曲を択んでみました。物悲しい雰囲気もあって、好きですね。
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始まりは、海外留学をかけた論文コンクール。幻の学生、『i』の登場だった。大学受験間近の高校3年生が行方不明になった。家出か事件か。世間が騒ぐ中、木村浅葱だけはその真相を知っていた。「『i』はとてもうまくやった。さあ、次は、俺の番――」。姿の見えない『i』に会うために、ゲームを始める浅葱。孤独の闇に支配された子どもたちが招く事件は、さらなる悲劇を呼んでいく。(講談社文庫)

愛されたかった君へ。
一際大きく輝くものを得ようとして、
失敗した君へ。

言い忘れたことはないかい?
最後の晩餐は決めたかい?

藍の花束を渡そう。
羽ばたくことも叶わず、
哀を焦がして奪われた君へ、
愛の言葉を託そうか。

『愛』『哀』『藍』『i』『eye』
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櫛森秀一は湘南の高校に通う17歳。女手一つで家計を担う母と素直で明るい妹との3人暮らし。その平和な家庭に、母が10年前に別れた男、曾根が現れた。曾根は秀一の家に居座って傍若無人に振る舞い、母の体のみならず妹にまで手を出そうとする。警察も法律も家族の幸せを取り返してはくれないことを知った秀一は決意した。自らの手で曾根を葬り去ることを……。完全犯罪に挑む少年の孤独な戦い。その哀切な心象風景を精妙な筆致で描き上げた、日本ミステリー史に残る感動の名作。

何気ない日常に突然訪れる究極の二択。この曲とこの小説の共通点はそこだ。
大切な家族のために自分ができることはなんだろうと考えた挙句、少年は殺人という選択をする。
彼は、それでHEROになれるのか?そこに希望はあるのか?そんなことを考えさせられる。そして、少年が最後に取った行動に涙する。
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