氷室大造、75歳。妻に先立たれてから、楽しみといえば近所の公園で老人仲間と会うことくらい。このまま静かに人生の幕は閉じていくように思われたが、晩春のある夜、とんでもない「まさか」が起きる――。騙されることへの不思議な感覚、亡き妻への思い、罠を逆手にとる知恵。独居三老人が繰り広げる「詐欺」の物語は、ユーモアと切なさを漂わせつつ、ついに唖然とする結末を迎える。人生の味がする熟成エンタテインメント小説。

「”永遠のさよなら”をしても(略)別の姿で 同じ微笑みで あなたはきっとまた会いに来てくれる」

老人三人が、餌をやっていた野良タヌキ、タヌ公。実は人間に化けられるタヌキだった。
主人公は、タヌキに、もう会えない大切な人に化けてくれと頼み…?

亡くなった人を想う歌も物語も数あれど
「別の姿(タヌキが化けた姿)で同じ微笑みで」会いに来てくれる物語は、そうないだろう…と。
「ありがとう」「さよなら」を届けられないはずの人に、届けられたら、素敵だなぁ。
たとえ、タヌキだとしても。


「人の心にあるあたたかな奇跡を信じたい」
珍しく「完全な悪役」がいなくて。
誰も傷つかず、だれも傷つけず、優しい物語だなぁと。

物語のラストと、最後のフレーズがかさなって、切ない。
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恋と呼べるかどうかもわからない、けれど決して替えのきかない唯一のものたちへの想いを、香りとともに綴った喪失と再生の物語。全五篇。

香りよりも先に、立ち上がってくるのは色彩だった。

飼っていた鳥の香り、旅立つ直前の猫の香り、香水の香り…

記憶でさえもあいまいになって、空気に溶け込んで、実体を掴めなくなってしまう。

「僕らいつも間違えようとした」。

そうだ。「失ってしまったもの」を諦めきれないのだ。

これらは全て、「失っても諦められない人」に向けての贈り物なのだ。
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匡平の模試の結果は東大には程遠く、順子は次の手に考えを巡らせる。一方で山下は雅志に順子の部屋に泊まったと告げる。雅志はそれに激高するが、山下は順子に本気になると宣言…!

ドラマと曲がピッタリでした。
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全体的に本当にこの物語のことを言っているなぁという感じだけれど特に
もしも君がすべてを忘れても私が君のすべて覚えてる
というところが良いです
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貧しく孤独な少年ジョバンニが、親友カムパネルラと銀河鉄道に乗って美しく悲しい夜空の旅をする、永遠の未完成の傑作である表題作や、「よだかの星」「オツベルと象」「セロ弾きのゴーシュ」など、イーハトーヴォの切なく多彩な世界に、「北守将軍と三人兄弟の医者」「饑餓陣営」「ビジテリアン大祭」を加えた14編を収録。賢治童話の豊饒な味わいをあますところなく披露する。

『君は僕の最後の魔法使い』。
君→カンパネルラ、
僕→ジョバンニだ。

碧瑠璃の竜胆が咲き乱れる線路の上を、
鷺と雁が渡る。
その下で白鳥が羽ばたく。

白銀の銀河の風が、
二人の髪を柔らかく揺らす。

切符をなくした二人は、
どこへ辿り着くのだろう。
南十字星の彼方か、
闇くて深い石炭袋の孔の中か。

目的地に着いたら、ポケットに隠した、苹果の薫りがする宇宙を空に打ち上げるのか。

本当の幸いを知るために、
『何処までも、行こう』。

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宮沢賢治は何故、空白だらけの未完の物語を改稿したのだろうか。最終稿でブルカニロ博士の存在を抹消したのは疑問だ。
『双子の星』の物語を一部引用した意味も、
分からない。
自分と、妹トシを重ね合わせていたのだろうか。

永遠に解けぬ謎に満ちた物語であるからこそ、想像が尽きない。
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秋祭りのパレードで、ある殺人が起きる。容疑者は街の人々全て! 哀しき復讐者たちが、湯川や草薙、内海薫の前に立ちはだかる。

歌詞の旧字表記が、犯人が分かっていても起訴されなかった遺族の無念を表していると感じます。
また、緩急のあるリズムと音の高低が、華やかなパレードを隠れ蓑にし、殺人事件が起きたというシチュエーションに合っているとも感じました。
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突然自分の前から姿を消した女性を探し、楢崎が辿り着いたのは、奇妙な老人を中心とした宗教団体、そして彼らと敵対する、性の解放を謳う謎のカルト教団だった。二人のカリスマの間で蠢く、悦楽と革命への誘惑。四人の男女の運命が絡まり合い、やがて教団は暴走し、この国を根幹から揺さぶり始める。神とは何か。運命とは何か。絶対的な闇とは、光とは何か。著者の最長にして最高傑作。

粒子がやたら出てきて、読んだことがないような不思議な話でした。いろいろ強烈でした。このバンドがいいと思いました(*´∀`)
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Yuki, a third grader, sees invisibles and hears sounds that no one else can hear. His peculiar inner life faces changes as he grows up.

漫画の中の
闇の中の
キャラクターにも
届きますように。
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エースのプライド、アシストのプライドが描かれた歌詞、自転車競技の疾走感を表現したスピード感がマッチしている。
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どこからか来た謎の宇宙船を探索する話です。映画でみたいです。このバンドがいいと思いました。
(*´∀`)
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宝来家で飼われているネコ兄弟、チマキ、ノリマキ。複雑な関係だが仲がいい家族のために、息子は体によくて美味しい料理を作り続ける

桜川くんのツンデレに翻弄されるカガミさん、そんな彼を生温かい目で観察する猫たちの姿が浮かぶ。

「神様、彼に愛のレシピ、伝えられるでしょうか?」
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「なのに覚えてないんだ 昨日の夜の魔法を あぁなんてもったいない」
「エウレカ!」ばりに、色々ひらめくのに、覚えていないのは、我ながらもったいない。
ひらめきも、うれしいことも、ぜんぶ
「ちゃんと覚えてるんだこんなに」といえるくらいメモ魔になる。
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貧しく孤独な少年ジョバンニが、親友カムパネルラと銀河鉄道に乗って美しく悲しい夜空の旅をする、永遠の未完成の傑作である表題作や、「よだかの星」「オツベルと象」「セロ弾きのゴーシュ」など、イーハトーヴォの切なく多彩な世界に、「北守将軍と三人兄弟の医者」「饑餓陣営」「ビジテリアン大祭」を加えた14編を収録。賢治童話の豊饒な味わいをあますところなく披露する。

ジョバンニと友人カムパネルラは銀河鉄道に乗る。

道中の窓から眺める景色がとにかく幻想的で美しい。まるで光の河を漕いでいく舟に乗る気分。僕にとって、死ぬまでに行ってみたい場所No.1はウユニ塩湖ではなく、この銀河だ。

ジョバンニとカムパネルラの関係性が好き。家が貧しく友だちとの付き合いも上手くいかないジョバンニにとって、機知に富み優しいカムパネルラは憧れの存在。そのカムパネルラと2人きりで最後の旅をする。憧れ、尊さ、少年。

主題歌はGalileo Galilei『鳥と鳥』。

2人の少年を籠の中の鳥と、外の世界を飛ぶ憧れの鳥に見立てた歌。
友情が生まれるが、刹那、憧れの少年はやめになってしまうところが、ジョバンニとカムパネルラのよう。
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正体不明、明らかに年下。なのに「お兄ちゃん」!?結婚を控えた私の前に現れた謎の青年。その正体と目的は?人生で一番大切なことを教えてくれる、ウェディング・ストーリー。

「永遠の出会い」を支えたのは「一瞬の出会い」だった。縁とは不思議なものである。
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入学した大学で出会った5人の男女。ボウリング、合コン、麻雀、通り魔犯との遭遇、捨てられた犬の救出、超能力対決…。共に経験した出来事や事件が、互いの絆を深め、それぞれ成長させてゆく。自らの未熟さに悩み、過剰さを持て余し、それでも何かを求めて手探りで先へ進もうとする青春時代。二度とない季節の光と闇をパンクロックのビートにのせて描く、爽快感溢れる長編小説。

あの頃は、迷ったり、考える暇さえも邪魔臭くて、みんなでいれば、何だって出来る様な気がしていた。どこへでも行って、やるだけやって、時々、バカを見て。
そうさ、分かっていても、それでも、僕等を止めるものなど何も無かった。
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目覚めると、私は闇の中にいた。交通事故により全身不随のうえ音も視覚も、五感の全てを奪われていたのだ。残ったのは右腕の皮膚感覚のみ。ピアニストの妻はその腕を鍵盤に見たて、日々の想いを演奏で伝えることを思いつく。それは、永劫の囚人となった私の唯一の救いとなるが……。表題作のほか、「Calling You」「傷」など傑作短篇5作とリリカルな怪作「ボクの賢いパンツくん」、書き下ろし「ウソカノ」の2作を初収録。

いいのばかりな短編集。マリアの指って話が好きです。こういう雰囲気がいいかなと思いました。
(*´∀`)
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白骨が出てきた、これが事件の発端だった。小林一茶と良寛がキーワードとなる。この歌は白骨が早く存在を認め、身元を明かしてくれ!と訴えてくる信濃のコロンボシリーズ。
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私は体調の悪いときに美しいものを見る贅沢をしたくなる。しかし最近は馴染みの丸善に行くのも気が重い。ある日檸檬を買った私は、その香りや色に刺激され、丸善の棚に檸檬一つを置いてくる。現実に傷つき病魔と闘いながら、繊細な感受性を表した表題作ほか、「城のある町にて」「雪後」などを収録。

くそったれ、全部爆発してしまえ
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人に愛されたことが無いまま大人になった主人公にピッタリだと思いました。この作品は凪良ゆう先生のbl作品ですが「流浪の月」が好きだった方はきっと楽しめるはず!「夜明けには優しいキスを」という本のスピンオフなので読んでなくても楽しめますが気になる方はそちらも。
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腹話術の人形が名探偵のミステリーです。テントの話が面白かったです。かわいい曲がいいと思いました(*´∀`)
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