始まりに意味がある、って思える爽やかな話に。
何か意味づけができて、執着を手放せれば。
「ボクはボクさと主張したってボクもボクをよく知らなくて」はじめることで、発見があれば。
「ちゃっかりした大人になって」
中学時代の同級生と再会してそこから自分の心の動きに気づくような話だったから。
思ったような結末にならないのが怖くてなかなか物事を始められないので ちょっと元気をもらった小説。
静かな春の夜、80年の時に隔てられていても、同じようにペンを走らせている二人の姿には、ショパンの夜想曲第2番を添えたくなる。
『屍人荘の殺人』の著者が仕掛ける ジュブナイル×オカルト×本格ミステリ 小学校最後の夏休みが終わった。小学校卒業まであと半年。 ユースケは、自分のオカルト趣味を壁新聞作りに注ぎ込むため、“掲示係”に立候補する。この地味で面倒だと思われている掲示係の人気は低い。これで思う存分怖い話を壁新聞に書ける!……はずだったが、なぜか学級委員長をやると思われたサツキも立候補する。 優等生のサツキが掲示係を選んだ理由は、去年亡くなった従姉のマリ姉にあった。 マリ姉は一年前の奥神祭りの前日、グラウンドの真ん中で死んでいた。現場に凶器はなく、うっすらと積もった雪には第一発見者以外の足跡は残されていなかった。犯人はまだ捕まっていない。 捜査が進展しない中、サツキはマリ姉の遺品のパソコンの中に『奥郷町の七不思議』のファイルを見つける。それは一見地元に伝わる怪談話を集めたもののようだったが、どれも微妙に変更が加えられている。しかも、『七不思議』のはずなのに六つしかない。 マリ姉がわざわざ『七不思議』を残したからには、そこに意味があるはず。 そう思ったサツキは掲示係になり『七不思議』の謎を解こうとする。ユースケはオカルト好きの観点から謎を推理するが、サツキはあくまで現実的にマリ姉の意図を察しようとする。その二人の推理を聞いて、三人目の掲示係であるミナが冷静にジャッジを下す……。 死の謎は『奥郷町の七不思議』に隠されているのか? 三人の“掲示係”が挑む小学校生活最後の謎。 こんな小学6年生でありたかった、という思いを掻き立てる傑作推理長編の誕生です。
最終的にteo torriatte生きていけたらいいなと、希望を持ってこの曲にしました。
現実の青春は甘くない。
楓はどこかで本音を話すべきだったのだ。親友なら衝突するのは当たり前だ。
自分の居場所を人に合わせて、周りに溶け込む。
そうしないととてもじゃないけれど、生きてゆけない。
青には未熟という意味もあるけれど、「儚さ」「脆さ」という意味も内側に秘めている。
口当たりの良い同調は、周りを疑心暗鬼にさせても幸せにはしない。
止まっていた時間が動き出す前に、早く会いに行かなければ。
日雇い労働者ジャン・ヴァルジャンは、貧しさのどん底で、ある日一片のパンを盗もうとして捕えられ、重刑を科せられる。彼は不当な刑に怒りをおぼえ2回も脱獄を企てたため19年も刑に服すことになった。ようやく釈放された彼は片田舎の町ディーニュに現われたが、宿屋は前科者と知ると泊めてもくれない。あてどなくさまよった彼は、アルプスのふもとにあるミリエル老司教の家にたどりつく。司教は、暖い部屋に招き入れ銀の食器でもてなしてくれた。だが、恩を仇で返すように、彼は銀の食器を盗んで逃げる。すぐにつかまり、彼は司教館に連れもどされたが、「それはわたしがこの人にあげたのです」と司教は言う。ジャン・ヴァルジャンは奇跡を目にしたような衝撃をうけ、寒風の吹きすさぶ野を泣きながら駆け去る...ジャン・ヴァルジャンの改心と苦闘の人生がはじまる。この主人公をめぐって、売笑婦ファンテーヌ、その子コゼット、その恋人マリユスらの人生がからみあい、おりからの激動する時代とともに数多くの人々が嵐のように渦巻き過ぎる。ユゴーの世界観を集大成した代表作。
名曲はいっぱいあるけど、この曲がいちばん象徴を表していて力強い。
あなたに届かない芝居
愛が欲しい
ただそれだけなのに
巡れど巡れど闇は闇
『戦争は君に興味がない』
『しね』
少しだけあがいてみる♪
やるべきことに忙殺されるなか、
やりたいことをやり続ける…
自分の願望に正直でいつづける、って、案外難しい。
この歌を選んだのも
「大人」…就職してからは、
「やるべきこと」をこなして、
「(やれる範囲の)やりたいこと」なんて限られているって思ってたから、
フィルターをはずしてみたい。
そして今僕の目の前にある
先の知れた未来を
信じたくなくて 目を閉じて過ごしている♪
就職がきまったとき、
嬉しさより、
最低限のハードルをこえた安堵と
「自分の人生こんなもんか」と、先が見えた気でいた笑
まだ、少しだけあがいてみる。