健太郎の家の近くの海に、ずっと前から不気味な塔が建っている。地図にもインターネットにも載っていない、謎の建物。夏休みの最初の午後、憂鬱な気持ちで海岸にいた健太郎は、気が付くとその塔に「さらわれ」ていた。そこには感情がなくなった人々の群、閉じ込められた十数人の大人たち、そして昏い目をした少年、貴希がいた。健太郎と貴希は次第に心を通わせ、塔を出るための「出城料」を共に探し始める...。少年たちのある夏、切なすぎる冒険譚。

作中にも登場する、トランペットで奏でられる美しい音楽です。
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「働き方」よりも「稼ぎ方」改革を! 安倍政権が推し進める「働き方改革」。長時間労働の是正、雇用の流動化、正規・非正規の格差解消などをかかげながらも、今までその改革の「副作用」については十分な説明がなされてこなかったのではないだろうか。そして、低成長社会、労働力人口の減少など状況が変動する中で、日本はどのようなビジョンを持ち、私たちは理想と現実のはざまでどのように働き方を考えていけばよいのか。「労働・雇用」「教育・育児」の専門家二人が未来に絶望しないための「働き方改革」を考察していく、刺激的な対談。

秩序のない現代にドロップキック♪
なんて20年前からうたわれているけれど。

「働き方改革」で浮き彫りになったのは、昭和的価値観。
「成長」が前提。
「長時間労働を個人の努力だけにとどめるな」と、本当に精神論がすきな国だよな…
大手の正社員が守られて非正規や下請けに皺寄せになりそうだなぁ。

ガンバり屋さん報われないけど♪
ってね。

この本に指摘されたように
「残業が減らないのは、労働者が真面目で責任感が強い」ってすごく贅沢な悩みではないか、日本??

知識と教養と名刺を武器にあなたが支える明日のニッポン♪


教育レベルもなんだかんだ高めだし。

「少子化はそもそもなぜ問題なのか?社会を回していくのに必要な人数は?」という問いのたてかたがよかった。
「働き方改革」を通じて、前提を疑い、目指す場所はどこか?と言語化し続けたい。
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海辺のお弁当屋で働くちひろさん。常連さんに好かれ、町にすっかり溶け込んだ頃、ふと……。

『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ』のアルバムの中では『イノチミジカシコイセヨオトメ』がすごい好きですね。自分のテーマみたいな。物語でいうと、『ちひろさん』っていう漫画が合いそう。街のお弁当屋さんで働いている元風俗嬢の美人な女性の話。ちひろさんというより、ちひろさんが居た世界にこういう女の子が居たような気がする。
ーカリスマ書店員・新井見枝香
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始まりは、海外留学をかけた論文コンクール。幻の学生、『i』の登場だった。大学受験間近の高校3年生が行方不明になった。家出か事件か。世間が騒ぐ中、木村浅葱だけはその真相を知っていた。「『i』はとてもうまくやった。さあ、次は、俺の番――」。姿の見えない『i』に会うために、ゲームを始める浅葱。孤独の闇に支配された子どもたちが招く事件は、さらなる悲劇を呼んでいく。(講談社文庫)

アンナチュラルのエンディングを聞いたのと本を読んだ時期が重なって絶対合ってる!と思いました。藍の視点と浅葱の視点と月子の視点が混ざった感じの気がします。
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大泉洋が大学在学中の1997年から雑誌連載で綴ってきた幻の原稿108編と、40歳になった自身を振り返りつつ執筆した4編を一挙収録した大人気エッセイ集。文庫版では「家族」をテーマに大量書き下ろし、装画を手掛けたあだち充との対談も追加収録。「水曜どうでしょう」裏話や「大泉洋の在り方」についての独白など、「大泉洋が喋っているよう」と評された“饒舌なエッセイ”は爆笑必至、そして胸が熱くなる大泉ワールド全開の一冊。

90年代の東京の雰囲気を閉じ込めたようなこの曲が、長い年月を振り返りながら話が進むこの物語と合うように感じて選びました。
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この本のあらすじは準備中です。Amazonで読むこともできます。

このマンガは本当に人に対して優しくなれるマンガなのでこの曲を選びました!
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夏目漱石 -- 慶応3年1月5日(新暦2月9日)江戸牛込馬場下横町に生まれる。本名は夏目金之助。帝国大学文科大学(東京大学文学部)を卒業後、東京高等師範学校、松山中学、第五高等学校などの教師生活を経て、1900年イギリスに留学する。帰国後、第一高等学校で教鞭をとりながら、1905年処女作「吾輩は猫である」を発表。1906年「坊っちゃん」「草枕」を発表。1907年教職を辞し、朝日新聞社に入社。そして「虞美人草」「三四郎」などを発表するが、胃病に苦しむようになる。1916年12月9日、「明暗」の連載途中に胃潰瘍で永眠。享年50歳であった。(青空文庫図書カードより)

不器用だけど素朴な正義感を持つ、無鉄砲でちょっとかわいい坊ちゃんにキュンとする。
つっけんどんな文章なのに最後の最後に泣かされるとは思わなかった。
多くは語らない坊ちゃんと清の関係性が面白い。坊ちゃんが清に抱くような感情を表現するにふさわしい言葉はなかなか見つからない。この物語全体がその感情を多すぎもなく少なすぎもない形で表してるんじゃないかと思う。清が出てくる場面はそう多くもないのに、なぜかそう感じた。
曲は読後感で。最後、とても晴れやかな気持ちになったし少し滑稽な、おどけたような物語全体の雰囲気にもぴったりだなと思った。
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ちっぽけな自分に、何が出来るのだろう。
半端な頭で考えた。

理不尽な暴力に抗うほどの能力を、私は持っていない。
ただ祈ることしかできないのだ。

偽善者と言われても、仕方がないことだ。
被害を忘れずに、少しずつ燈を灯してゆくしかない。

灯し続けた先に、光が見えてくるはずだから。
どれほど先が真っ暗でも、私たちは信じることしかできないのだ。

彼女は自分に出来ることは何かを常に考え、追求してきた。
差別する側だと自覚した時、どんな気持ちだったのだろう。
人は過ちを認められない生き物だ。
その他大勢の傍観者の視線を振り切って、彼女は現実に向き合う勇気を得た。
 
今度は私たちが、その道を辿る番だ。
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この本のあらすじは準備中です。Amazonで読むこともできます。

ワケノワカラナイモノヲ恐怖スル脳ト/知覚サレタ心臓ノ拍動
ーーー失神
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「汝の目を信じよ!」
そのモットーに忠実に生き、客観性と主観性の両方を認め両立させた稀代の画家を追う。
自身ではほとんど何も語らなかった彼は、周囲の人間にどのように映っていたのか。
読後は彼の事がもっともっと分からなくなって、もっともっと好きになります。
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「ひとり 団地の一室で」をベースに追加取材書籍化。「孤独死問題」は格差社会の苛酷な現実。明日は我が身な本でした。
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仮想リゾート“数値海岸”の一区画“夏の区界”。南欧の港町を模したそこでは、ゲストである人間の訪問が途絶えてから1000年、取り残されたAIたちが永遠に続く夏を過ごしていた。だが、それは突如として終焉のときを迎える。謎の存在“蜘蛛”の大群が、街のすべてを無化しはじめたのだ。わずかに生き残ったAIたちの、絶望にみちた一夜の攻防戦が幕を開ける―仮想と現実の闘争を描く『廃園の天使』シリーズ第1作。

仮想空間が舞台ということでエレクトロニカを選びました。ジャケットにあるようなリゾートの夕暮れを想起する美しいメロディに乗るノイズは蜘蛛に侵食される区界を想起させます。
アルバムが発表されたのは2002年で小説の発表と同年。
また著者が後に書いた短編自生の夢の中に’cassy'という自動文書生成ツールが出てくるのですがそれとのつながりも連想させます。
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「この工場で奉仕するために必要なことは、愛情と使命感を持つことだ」ブラック企業を辞め、妻子を連れて地元へUターン就職したアルト。町は巨大工場を中心にシステム化されており、住民は誇りを持って働いている。しかしそこで何が作られているか、実は誰も知らない―。アルトたちも徐々に工場の「秘密」に気づきはじめ...。

この本の世界に描かれているひとつの町で行われている不気味さ、全体主義をamazarashiの曲と照らし合わせると、どうなるのかなとおもって択んでみました。
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高校一年の斉藤くんは、年上の主婦と週に何度かセックスしている。やがて、彼女への気持ちが性欲だけではなくなってきたことに気づくのだが―。姑に不妊治療をせまられる女性。ぼけた祖母と二人で暮らす高校生。助産院を営みながら、女手一つで息子を育てる母親。それぞれが抱える生きることの痛みと喜びを鮮やかに写し取った連作長編。R‐18文学賞大賞、山本周五郎賞W受賞作。

本を読み終えたときに「空白という概念」について考えたのですが、空白は空白なのだという辛辣な楽曲が耳に残っています。
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ぼくらを襲った事件はテレビのニュースよりもっとずっとどうしようもなくひどかった―。ある日、学校で起きた陰惨な事件。ぼくの幼なじみ、ふみちゃんはショックのあまり心を閉ざし、言葉を失った。彼女のため、犯人に対してぼくだけにできることがある。チャンスは本当に一度だけ。これはぼくの闘いだ。

ぼくはぼくのためにした行動だった言うけど、ふみちゃんにとってはぼくの存在がHEROだったに違いないと思います
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駆け出しの建築家・誠と、カフェで働く日菜。雨がきっかけで恋に落ちた二人は、鎌倉の海辺の街で愛にあふれた同棲生活を送っていた。しかし、ある雨の日、バイク事故で瀕死の重傷を負ってしまう。目を覚ました彼らの前に、“案内人”と名乗る喪服姿の男女が現れる。そして誠と日菜は、二人合わせて二十年の余命を授かり、生き返ることになるのだが、それは、互いの命を奪い合うという、あまりにも苛酷で切ない日々のはじまりだった―。『桜のような僕の恋人』の著者が贈る、胸打つ長編小説。

📗「ありがとう、ごめんね。」×🎵「誰の命もまた誰かを輝かすための光」

嬉しいのに悲しい。悲しいのに安心する。
相反する感情と向き合いながら生きていく時間は
苦しくて、せつなくて、愛に溢れている。

限りある命の生き方を、美しい雨と言葉に乗せて伝えてくれる物語です。

「花の匂い」の歌詞が、
この物語の景色と、言葉、感情にぴったりはまっている。

読み終えた後に聞いちゃうと、泣いてしまいました。おススメです。

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“頭狂人”“044APD”“aXe(アクス)”“ザンギャ君”“伴道全教授”。奇妙なニックネームの5人が、ネット上で殺人推理ゲームの出題をしあう。ただし、ここで語られる殺人はすべて、出題者の手で実行ずみの現実に起きた殺人なのである...。リアル殺人ゲームの行き着く先は!?歌野本格の粋を心して堪能せよ。

4人のさつじんきによる、リアルさつじん推理ゲームの話です。おそろしいことを考える人がいますΣ(-∀-;)
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人の日記というのは、わたしはとても好きだけれど、こわいものだなとも思います。―恋愛小説や朗読にまつわる謎、キャベツやホットケーキとの瑞々しい出会い、妊娠・出産・子育てがもたらした疾風怒涛の日々...いつかは必ず失われてしまう時間を、優しくにぎりしめるように綴った著者唯一の日記的エッセイ三部作、ついに完結。

つっこみどころ満載ですが、どうかそっとしてあげてください。
「味噌汁ちゃんの匂いがして」というところが好きです。
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安達祐実、村山由佳、尾崎世界観、紗倉まな、今泉力哉、長谷川朗、絶賛! 近くて遠い2010年代を青々しく描いた、人気ウェブライターのデビュー小説。 「私と飲んだ方が、楽しいかもよ笑?」 その16文字から始まった、沼のような5年間。 明大前で開かれた退屈な飲み会。そこで出会った彼女に、一瞬で恋をした。本多劇場で観た舞台。「写ルンです」で撮った江ノ島。IKEAで買ったセミダブルベッド。フジロックに対抗するために旅をした7月の終わり。 世界が彼女で満たされる一方で、社会人になった僕は、”こんなハズじゃなかった人生”に打ちのめされていく。息の詰まる満員電車。夢見た未来とは異なる現在。深夜の高円寺の公園と親友だけが、救いだったあの頃。 それでも、振り返れば全てが、美しい。 人生のマジックアワーを描いた、20代の青春譚。 ドキドキする。好きな人を想うときみたいに。 ーー安達祐実(俳優) 痛くて愛おしいのは、これがあなたの物語だからだ。カツセの魔法は長編でも健在。 ーー村山由佳(作家) どうしても下北沢に馴染めなくて、逃げるように乗った井の頭線。通り過ぎた明大前のしみったれたお前。お前にあの頃出会いたかった。 ーー尾崎世界観(クリープハイプ) ひたむきに生きるとは、こういうことなのだと思う。 ーー紗倉まな(AV女優) 人にフラれて絶望するという経験をせずに死んでいくのか、俺は。と絶望したし嫉妬した。 ーー今泉力哉(映画監督) 「こんなはずじゃなかった」未来を生きている大人は共感しかない。甘い恋愛小説と思って読んで後悔した。 ーー長谷川朗(ヴィレッジヴァンガード下北沢 次長)

"鏡よ、鏡よ、教えて
この世で一番あの人を愛しているのは誰なのでしょうか?"
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自分の部屋に見ず知らずの死体を発見した男が、死体を消そうとして逆に死体に追いつめられてゆく『無関係な死』、試合中のボクサーの意識の流れを、映画的手法で作品化した『時の崖』、ほかに『誘惑者』『使者』『透視図法』『なわ』『人魚伝』など。常に前衛的主題と取り組み、未知の小説世界を構築せんとする著者が、長編「砂の女」「他人の顔」と並行して書き上げた野心作10編を収録する。

深海魚のラブカと「ラブか?」を掛けた曲名から人魚を連想した。谷崎の「人魚の嘆き」も連想したが、あちらは純愛過ぎる。
人間側はすっかり魅了されてるのに、人魚の側はこれっぽっちも恋愛感情を持ち合わせてない、それどころか…という公房の人魚。ラブカの容貌がぴったりな本性だった。
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