天才となったチャーリィは、知能を得た代わりに孤独になった。知識だけが、人の幸福だろうか。

お金も地位も名誉も、知識でさえも、適切に使う「心」があってはじめて、うまく成り立つのだ。欠けてしまっては意味がないのだ。

彼が明け渡した「大切なもの」は、最期になって取り返されたものだと信じていたい。
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音楽はもちろん笑、この本も名作ですよね。主人公が吸収した知識=知らぬ間に築いてた自分らしさの檻、かなぁなんて。
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Moecoさん、コメントありがとうございます。おっしゃる通り、どちらも不朽の傑作です。 その解釈いいですね。外野(読者)からすると非情な仕打ちとしか見受けられないことも、彼には大切な経験でしたから。 実はドラマ(ピュア)にもなぞらえています。
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血の繋がらない親の間をリレーされ、四回も名字が変わった森宮優子、十七歳。だが、彼女はいつも愛されていた。身近な人が愛おしくなる、著者会心の感動作。

帯にある「家族よりも大切な家族」
血の繋がりがあるからこその時間を超えた愛
受け入れ側にいてただ見守る愛
旅立つ場所と戻ってくる場所を作る覚悟を決めた愛
それぞれの父親の愛に涙が止まりませんでした
♪ただ幸せが一日でも多く側にありますように♪
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本の作者です。
執筆中は大抵音楽を聴いているのですが、「オーバードライヴ」は例えばこんな曲をBGMに執筆していました。
皆さんは、どんな音楽をイメージして読書をしていましたか?
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血の繋がらない親の間をリレーされ、四回も名字が変わった森宮優子、十七歳。だが、彼女はいつも愛されていた。身近な人が愛おしくなる、著者会心の感動作。

これしかない,と思います。
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少女時代に両親をなくし、伯父宅に引き取られた音禰に、遠縁の玄蔵老人からの遺産、それも百億円相続の話がまい込んできた。しかし、それには見知らぬ謎の男との結婚が条件だという。思いもかけない事態にとまどう音禰の周辺で次々と起きる殺人事件。おびただしい血が流された魔の惨劇の根元は、玄蔵が三人の首を供養するために建てた“三つ首塔”に繋がっていた——。

「俺は貴女の許嫁だ」と迫る謎の男、最初は拒否する女だが、幾多の危機から救ってくれる男に対して徐々に惹かれ始め、二人で真相を追求するラブロマンス。
それは切なくも甘美なメロディーでうっとりさせるこの一曲が相応しいと思う。
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Twitterで45万人が共感!(2018年6月時点) 恋愛童貞のメンヘラホイホイ男子、 ニャンが綴る、初の書き下ろしエッセイ。 電話を待つだけの夜が異常に長かったり、 なかなか自分に自信が持てなかったり、 でも笑顔を見ただけで死ぬほど幸せになったり…。 こんな思い大人になってからしたくない。 ていうか、今しかできない。 恋愛に悩む、全ての女子に贈る、 切なくてツライけど また恋したくなる勇気をもらえる1冊です。 ・好きな人からラインを待つだけの夜って長すぎる。 ・「会いたい」って思う気持ちが、同じ量くらいの人と付き合いたい。 ・「自分の幸せ」を求めすぎる恋愛は上手くいかない。 ・「そこまでして愛されたいの?」って聞くなよ。愛されてえよバカ野郎。

痛快。
自身の恋愛感、人との距離感をフラットな言葉で刺してくる。

その割に辛さはない。
口は悪いけど信じられる友人と話しているときに近い。

真夜中、眠れない日に少しずつ読んでみたい。
最果タヒさんの詩集と似た雰囲気だ。

皆がみんな、どこか辛くて、でも生きているんだよな。

読み終わると共感でいっぱいになって、
生きているのもそう悪くはないのだと思えてくる。
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ひとけのない公園に落ちていた一枚の幻の金貨。それを手にした小学5年生の高坂健輔にオキシジェンと名乗る奇妙な男は語った。「もしも...力が欲しいのなら...それを探してみるといい...面白いところに、糸がつながっている―」と。男の言葉は未来への鍵か、それとも禁断の邪悪な扉か?秘宝を探し求めて、少年は不思議な冒険をはじめる。

そのままの意として。劇薬の幻想
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高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために―。学校生活の思い出や卒業後の夢などを語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。本屋大賞を受賞した永遠の青春小説。

未来と過去の境界線であり、一瞬で過ぎ去る危うい時期のことを、青春と呼ぶ。

朝の8時から夜の8時まで歩くというハードすぎる行事の最中、子どもたちはそれぞれの複雑な事情を抱えながら、果てしない道を歩いてゆく。

時には嘆くこともあるだろう。
時には泣き出したくなること、耳を塞ぎたくなることもあるだろう。

そのような「ノイズ」にこそ、生きるための知恵が潜んでいると主人公の友人、忍は言う。

来る時期に出会っておけばよかった「ナルニア国ものがたり」のように、この物語もまた、誰かの運命を変える手助けになるに違いない。
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この本のあらすじは準備中です。Amazonで読むこともできます。

いやな話を読んでふひひ。バッドエンドの話がたくさんの短編集です。このグループがいいと思いました(^○^)
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人類初の火星探査に成功し、一躍英雄となった宇宙飛行士・佐野明日人。しかし、闇に葬られたはずの火星での“出来事”がアメリカ大統領選挙を揺るがすスキャンダルに。さまざまな矛盾をかかえて突き進む世界に「分人」という概念を提唱し、人間の真の希望を問う感動長編。Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞。

未来観を演出するという趣旨で今回はスーパーカーの名曲を択んでみました。「交響詩篇エウレカセブン」を知っている人にはイメージがつながるテーマだと察します。
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新宿の地下迷路に迷い込んだら。あるいは、渋谷のスクランブルで目眩がしたら・・・この組み合わせで心を落ち着かせましょう(←逆効果w)
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とても切ない曲です。
初恋。
映画化とかしたらぜひエンドロールで流してほしいくらいです。
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娘を殺された山野辺夫妻は、逮捕されながら無罪判決を受けた犯人の本城への復讐を計画していた。そこへ人間の死の可否を判定する“死神”の千葉がやってきた。千葉は夫妻と共に本城を追うが―。展開の読めないエンターテインメントでありながら、死に対峙した人間の弱さと強さを浮き彫りにする傑作長編。

そのままだと思います。

そのまま。

そのまま。

どうかそのままのあなたでいてください。
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目の前に潜むもう一つの景色、影。歳を重ねることは影の深淵さを見つめること。日常が別の世界に見えてくる珠玉の短編集。

あちこちで「そう君じゃなきゃ 君じゃなきゃ」がつたわる、やさしい話。
【ネタバレ含む】
夫は子どもがほしいけど、自分はほしくない...
「違う人と結婚したほうが幸せじゃない?」と切り出したら、
「ばか」
「子どもがいなくても僕は知佳ちゃんとずっと暮らしていきたいと思ってるんだから」という台詞が決め手。
時に僕が窮屈そうに囚われてる考えことに なんてことのない一言で この心を自由にしてしまう...♪

子どもがきらいな女性が、
かわいくないこともない、と思える瞬間。
「この赤ん坊が今、笑いかけているのは、この世界で自分だけだと思うと」
と。

養子として迎えられた生育歴のある女性が、この両親のもとでよかった、とか。

「ふとした瞬間に同じこと考えてたりして」は、パン屋夫婦がうかんで微笑ましい。

君と僕が重ねてきた~♪は、
血がつながらない親子だったり、
夫婦だったり。
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彼氏がいるのに、別の人にも好意を寄せられている汐梨。バイトを次々と替える翔多。絵を描きながら母を想う新。美人の姉が大嫌いな双子の妹・梢。才能に限界を感じながらもダンスを続ける遙。みんな、恥ずかしいプライドやこみ上げる焦りを抱えながら、一歩踏み出そうとしている。若者だけが感受できる世界の輝きに満ちた、爽快な青春小説。

いつだって彼らの目の前にあったのは、「光」だった。

胸のあたりを掻きむしりながら、夢をあきらめられずに挑み続ける精神。

『目の前にいる、才能に秀でた人間を抜けない自分』と比較する自分のあさましさ。じわりと滲む嫉妬。
胸の底に沈む黒い靄。
そのふたつが押し寄せてきて、行き場がなくなった。
それでも、人は夢を求めて生きるのだ。

「一瞬だって、光を見ていたい」

「君は僕にはなれなくて
僕はきみにはなれなくて
そんな陳腐な言葉じゃ頷けないんだ」

線香花火の光を得て輝いていたのは、
本当はひーちゃんじゃなくて、
汐梨だったのではなかろうか。
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あなたを、助けたい。

学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――
なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。
生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。一気読み必至の著者最高傑作。

🎵この瞬間、きっと夢じゃない🎵
いつだって君は1人じゃない…離れていても側にいるから…という歌詞がストーリーに合っていると思いました。
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読書界の話題をさらった芥川賞候補作「あひる」を含む、著者の第二作品集。

今村夏子にはビリー・アイリッシュがよく似合う。
淡々と書かれる文体とストーリーからのぞく不気味さと狂気。
あひるとは一体なんだったのだろう?
血の通った命なのか、孤独を紛らわすためのシステムの要素なのか。
であれば人は? 弟夫婦に生まれた赤ちゃんは?
現代版グリム童話がここにある。
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豪雨の夜の不動産業者殺し。強引な取調べで自白した青年は死刑判決を受け、自殺を遂げた。だが5年後、刑事・渡瀬は真犯人がいたことを知る。隠蔽を図る警察組織の妨害の中、渡瀬はひとり事件を追うが、最後に待ち受ける真相は予想を超えるものだった!どんでん返しの帝王が司法の闇に挑む渾身の驚愕ミステリ。

冤罪に関わった刑事が、取り返しがつかない過去に苦しみながら事件を解決します。このグループがいいかなと思いました(*´∀`)
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善と悪、愛と憎しみ、生と死が交錯する直木賞受賞作! 著者が切望した、「いま世界に一番いて欲しい人」とは? 不慮の死を遂げた人々を“悼む”ため、全国を放浪する若者・坂築静人。静人の行動に戸惑いと疑念を覚え、その身辺を調べ始める雑誌記者・蒔野。末期がんに冒され、家族とともに最後の時間を過ごしながら、静人を案じる母・巡子。そして、自らが手にかけた夫の亡霊に取りつかれた女・奈義倖世。 静人の姿が3つの視線から描かれ、その3つのドラマが、やがて1つの大きな物語の奔流となる。「この方は生前、誰を愛し、誰に愛され、どんなことで人から感謝されてでしょう?」静人の問いかけは、彼を巡る人々の心を、少しずつ動かしていく。 家族との確執、死別の悲しみ、自らを縛りつける呪縛との対決。そして避けられぬ死の傍らで、新たな命が——。静かな感動が心に満ちる感動の巨編!

自分もいつかは死ぬってことを現実だと思うのは難しいです。この曲がいいと思いました(*´∀`)
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大学二年の春。清水あやめには自信があった。世界を見るには感性という武器がいる。自分にはそれがある。最初の課題で描いた燃えるような桜並木も自分以上に表現できる学生はいないと思っていた。彼の作品を見るまでは(「しあわせのこみち」)。文庫書下ろし一編を含む扉の開く瞬間を描いた、五編の短編集。

とても気持ちがいい短編集で、他の本も読みたくなりました。大好きなこの曲がいいなと思いました。
(*´∀`)
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