私は体調の悪いときに美しいものを見る贅沢をしたくなる。しかし最近は馴染みの丸善に行くのも気が重い。ある日檸檬を買った私は、その香りや色に刺激され、丸善の棚に檸檬一つを置いてくる。現実に傷つき病魔と闘いながら、繊細な感受性を表した表題作ほか、「城のある町にて」「雪後」などを収録。

気怠い曲調。ツインボーカルの低音の男性パートが檸檬の主人公なら、YUKIの愛嬌が弾ける高音パートは檸檬そのものだと思う。
檸檬とサイダー。どうしようもない倦怠にスパークをもたらす2つのモチーフの描き方に近いものを感じました。
古典文学に現代の曲をつけると、また違った側面が顔を出すのが面白い。
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「お前は記録世界の住人だ」本好きで内気な男子高校生、直実は、現れた「未来の自分」ナオミから衝撃の事実を知らされる。世界の記録に刻まれていたのは未来の恋人・瑠璃の存在と、彼女が事故死する運命だった。悲劇の記録を書き換えるため、協力する二人。しかし、未来を変える代償は小さくなかった。世界が転回する衝撃。初めての感動があなたを襲う。新時代の到来を告げる青春恋愛SF小説。

世界観の大きさもありますが、野﨑まどさんが新たに世界に向けて発信したコトバを伝えたいとおもったからです。
名曲なので聴いて、そして本を読んでいただきたい。
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この本のあらすじは準備中です。Amazonで読むこともできます。

マニアックだけど、あおいが順正との思い出を回想しているシーン。
彼女が唯一、順正に心を開いていたなーと。
「あらわに心をさらしてよ ずっと二人でいられたらいい」って思ってたのにねぇ。
「表通りには花もないくせにトゲが多いから油断していると刺さるや」
七人の敵、じゃ足りないくらい外はいろんな敵がいるけれど、
「君を抱いたら不安は姿を消すんだ」
ふたりでいて、心にATフィールドがはられるかのような安心感があったのかなーっと。
「くすぐったいような乱暴に君の本能が応じてるとき~日常が押し殺してきた剥き出しの自分を感じる」
「壊れるほどの抱擁とキスで」
あー、若いな...。若い。
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ある出版社の社長の遺言によって、あらゆる種類の創作活動に励む芸術家に仕事場を提供している“創作者の家”。その家の世話をする僕の元にブラフマンはやってきた―。サンスクリット語で「謎」を意味する名前を与えられた、愛すべき生き物と触れ合い、見守りつづけたひと夏の物語。第32回泉鏡花賞受賞作。

藍二乗は、i(虚数)の二乗、-1です。何かが足りず、虚ろな感じがします。ブラフマン(謎の生物)が主人公の子供っぽい人格(エス)を象徴していて、それを捨てるように要求されるお話にも思えるため、夢を零して唯一残った愛の対象を歌うこの歌がぴったりに思いました。
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故郷で知った伝説の修験者「役行者」との因縁に導かれ、いまに息づく神秘の世界・山伏修行に身を投じた著者。東京、吉野~熊野、八海山、羅臼岳、そして富士山―時空を超えて日本の山を駈けた渾身のルポルタージュ。

コンビニの部品になることで普通を模索する世間とだいぶズレた主人公倉田さん、そして現代の人間模様の闇をダイレクトに伝えるこの曲。一見するとアンバラスでミスマッチかも?ただ、コンビニエンスストアは音で満ちている。本書の冒頭の表現にどこかに共通するような、機械的にも見える人間の心理が見えたので…
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急に物語が現れ出てきたのが、ちょっと幻想的だったので。
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女子中学校の頃から仲良し四人組の友情は、アラサーの現在も進行中。ピアノ講師の咲子、編集者の薫子、美容部員の満里子、料理上手な由香子は、それぞれ容姿も性格も違うけれど、恋に仕事に悩みは尽きず...稲荷寿司、甘食、ハイボール、ラー油、おせちなど美味しいものを手がかりに、無事に難題解決なるか!?

この先の未来が、甘かろうが、辛かろうが、私達は無敵だ。4人なら。どちらも、怖いもの知らずのカルテット。
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真面目なだけが取り柄の会社員・倉田太一は、ある夏の日、駅のホームで割り込み男を注意した。すると、その日から倉田家に対する嫌がらせが相次ぐようになる。花壇は踏み荒らされ、郵便ポストには瀕死のネコが投げ込まれた。さらに、車は傷つけられ、部屋からは盗聴器まで見つかった。執拗に続く攻撃から穏やかな日常を取り戻すべく、一家はストーカーとの対決を決意する。一方、出向先のナカノ電子部品でも、倉田は営業部長に不正の疑惑を抱いたことから窮地へと追い込まれていく。直木賞作家が“身近に潜む恐怖”を描く文庫オリジナル長編。

無数の歯車が噛み合うおかげで、私達の一日は無事に終わる。しかし、そこに悪意のオイルが一滴垂らされただけで、日常はいとも簡単に狂い始める。
個人的にはドラマ版の主題歌(嵐)が大好きなのですが、原作のダークな側面を際立たせる為に、小説用の主題歌を設定してみました。
物語の鍵を握る会社が「相模ネジ」という部品メーカーなので、イメージの近い曲を選べたのもよかったです(←自画自賛かよw)
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平凡なOL・貴浦志鶴子は、幼少の一時期の記憶に空白がある。それを埋めようとして彼女が得た唯一の手掛かりとなる父母と同じ訛りの男が殺害される...。自らのルーツと幻の故郷を求めて旅立った彼女が、つきとめた禍々しい過去とは!?著者会心の長編サスペンス。

主人公の出生の秘密に疑惑を抱き、自分探しの旅に出た。しかしたどり着いた結末は???
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その時、私の人生が崩れていく爆音が聞こえた―チャイルドモデルだった美しい少女・夕子。彼女は、母の念願通り大手事務所に入り、ついにブレイクするのだが。夕子の栄光と失墜の果てを描く初の長編。

「かいかぶられていつだって 心開ける人はなく気がつけば一人きり」
華やかなようで満たされない、孤独な気持ちと
「チャイドル」が主人公のこの小説を重ねてみた。

特に主人公と母親の関係性にも思うところがあり、
「母の優しき面影を~」のフレーズがひっかかったなぁ。
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就職活動を目前に控えた拓人は、同居人・光太郎の引退ライブに足を運んだ。光太郎と別れた瑞月も来ると知っていたから――。瑞月の留学仲間・理香が拓人たちと同じアパートに住んでいるとわかり、理香と同棲中の隆良を交えた5人は就活対策として集まるようになる。だが、SNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れする、本音や自意識が、彼らの関係を次第に変えて……。直木賞受賞作。

「商品に適さぬと はじき落とされて ベルトコンベヤーからのスカイダイブ」

就活をテーマにした本、ベルトコンベヤーにのりたくて、何者かになりたくて、虚勢をはっている学生と重なった...笑
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「小国ナスミ、享年43。」宿り、去って、やがてまたやって来る―感動と祝福の物語。

言(こと)ノ葉(は)は 月のしずくの恋文(しらべ)
哀しみは 泡沫(うたかた)の夢幻
匂艶(にじいろ)は 愛をささやく吐息
戦 災う声は 蝉時雨の風
時間の果てで 冷めゆく愛の温度(ぬくもり)
過ぎし儚き 思い出を照らしてゆく
「逢いたい…」と思う気持ちは
そっと 今、願いになる
哀しみを月のしずくが 今日もまた濡らしてゆく

歌詞がそのままこの本の内容をあらわしているようで、曲を聴きながら泣いてしまいました。
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観測台から見下ろしていた見学者たちを、突然の災厄が襲った。陽子ビーム加速器が暴走し、60億ヴォルトの陽子ビームが無秩序に放射され、一瞬で観測台を焼き尽くしたのだ!たまたまその場にいた8人は、台が消滅したためにチェンバーの床へと投げ出された。やがて見学者のひとり、ジャック・ハミルトンは、病院で意識を取り戻す。だがその世界は、彼の知る現実世界とは、ほんの少し違っていた...鬼才の幻の名品登場!

SFや幻想小説を題材にしたコンセプトアルバムを制作してきたAPP。この曲は関連は無いと思われますがイメージがピッタリです。
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29歳のイラストレーター神名葵は関係の冷めた恋人・彰人と同棲をしながらも、身勝手な愛人・真司との逢瀬を重ねていた。仕事は順調だが、ほんとうに描きたかったことを見失っているところに、大学の先輩だったハセオから電話がかかる。七年ぶりの彼との再会で、停滞していた神名の生活に変化が訪れる―。直木賞候補作。

学生時代の男の先輩ハセオ。この人の前なら汚い言葉遣いもワガママも言えちゃうんだけど、例え2人きりで泊まったとしても確実にお互い手は出さない。絵本作家の神奈は彼氏いるけど不倫もしてるだいぶマイペースな女性。付かず離れずの距離にいる神奈とハセオの緩い雰囲気にぴったり。
サビは煙草を吸う男性描写があるので、ヘビースモーカーなハセオを連想させてくれます。
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故郷で知った伝説の修験者「役行者」との因縁に導かれ、いまに息づく神秘の世界・山伏修行に身を投じた著者。東京、吉野~熊野、八海山、羅臼岳、そして富士山―時空を超えて日本の山を駈けた渾身のルポルタージュ。

コンビニ人間の雰囲気から何となくビートルズが合うような…そして単調=普通でいて、単調でない=普通でない曲で思いついたTaxman♩
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この物語、ほんとうは、子どもたちに聞かせるような話ではないのです...「ハンメルンの笛吹き」「ピノッキオ」「にんじん」―笑いとざわめきと官能にみちた物語の国を、夢み、旅する、長野まゆみの残酷童話集。

「心が身体を見落とすまで 明日のない世界へ行くまで 失うひとつを数えること」という歌詞がイーイーの心情を表しているようで、聞くたびにどうしようもなく悲しくなります。愛なのかな、彼らはそれを愛と呼ぶのかな…
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クラスで上位の「リア充」女子グループに属する中学二年生の小林アン。死や猟奇的なものに惹かれる心を隠し、些細なことで激変する友達との関係に悩んでいる。家や教室に苛立ちと絶望を感じるアンは、冴えない「昆虫系」だが自分と似た美意識を感じる同級生の男子・徳川に、自分自身の殺害を依頼する。二人が「作る」事件の結末は―。少年少女の痛切な心理を直木賞作家が丹念に描く、青春小説。

「死」というものに対する肯定感が、2つに共通しているように感じました。
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せっかくの善意を、わたしは捨てていく。 そんなものでは、わたしはかけらも救われない。 愛ではない。けれどそばにいたい。 実力派作家が放つ、息をのむ傑作。 あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。わたしを心配するからこそ、誰もがわたしの話に耳を傾けないだろう。それでも文、わたしはあなたのそばにいたい――。再会すべきではなかったかもしれない男女がもう一度出会ったとき、運命は周囲の人を巻き込みながら疾走を始める。新しい人間関係への旅立ちを描き、実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。

「幸せになりたい 感じるまま喜びの叫びをあげて
ふたりの想いが つながったなら
雲の隙間から 光が溢れて 奇跡がおこるの」
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ハーフの美男子なのに内気で、いまだチェリーボーイの大学生、克夫。憧れの先輩、舞子にデートに誘われたが、連れていかれたのはなんと短歌の会!?しかも舞子のそばには、メガネの似合うプレイボーイ、天才歌人の伊賀がいた。そして、彼らの騒々しい日々が始まった―。カフェの街、吉祥寺を舞台に、克夫と伊賀、2つの視点で描かれる青春ストーリー。人気歌人による初の長編小説。

プレイボーイ側の曲です。
最初は気にも留めてなかったのにライバルができてだんだん追い詰められていく感じが合っていると思いました!
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クラブの後輩の女の子を「黒髪の乙女」とよんで、ひそかに片思いしてる「先輩」。なんとかお近づきになろうと今日も「なるべく彼女の目にとまる」ナカメ作戦として乙女が行きそうな場所をウロウロしてみるけど…行く先々でヘンテコな人たちがひきおこす事件にまきこまれ、ぜんぜん前にすすめない! この恋、いったいどうなるの!? 天然すぎる乙女と空まわりしまくりな先輩の予測不能の初恋ファンタジー!【小学上級から ★★★】

恋にウジウジするのは男も女も一緒。
意中の人のことになると、途端にぎこちなくなりますよね?
これに関しては、人間みな平等です笑
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