ティーンネイジャーといえばこの本。フォーエバーにこの本をラブれるミーでありたい。
0
0件のコメント

血の繋がらない親の間をリレーされ、四回も名字が変わった森宮優子、十七歳。だが、彼女はいつも愛されていた。身近な人が愛おしくなる、著者会心の感動作。

血の繋がらない親たちとの暮らしを子の目線から描いている話であるが、僕はこの話の本当の主人公は森宮さんをはじめとする親たちだと思っている。

主人公の女の子は方程式の変数xみたいなもので、彼女の目線や心情が存在することで、それに関わる人たちの心情もなぜか伝わりやすくなるという不思議な構造。

まさにバトンの目線から語ることで、リレー走者全員分のドラマが伝わってくる。

親本人の目線でずっと語る以上の感動が生まれている。

一番感動したのは、森宮さんの優子に対する自然体かつ懐の大きな愛の在り方だ。
未来が2つにしてくれた優子の帰る場所を最後まで守り続けてくれた彼が、次にバトンを回すときの晴れやかさと重みは、特に大きな事件も起きない日常のシーンを丁寧に描きつづけたからこそ沁みてくる。

家族というのは、何かが起きたときのヒーローというより、何も起きない日常を守ってくれる存在なのだと気づかされた。

主題歌はさだまさし『奇跡〜大きな愛のように〜』。
森宮さんの心にずっとあった優子への思いはこの曲が歌ってくれている。

"僕は神様でないから 本当の愛は多分知らない
けれどあなたを想う心なら 神様に負けない"

"どんなにせつなくても 必ず明日は来る
ながいながい坂道をのぼるのは あなた独りじゃない"

この小説で、強烈な悲劇や大逆転劇は起こらないかもしれない。
刺激が足りないと思う人もいるかもしれない。
しかし、それこそ、彼女がたくさんの大きな愛に守られてきた一番の証なのだ。
0
0件のコメント

あなたを、助けたい。

学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――
なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。
生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。一気読み必至の著者最高傑作。

BGMeetingの選曲です。
0
0件のコメント

この本のあらすじは準備中です。Amazonで読むこともできます。

ちょっと読みにくいけど、いろいろすごいミステリーでした。このバンドがいいと思いました(*´∀`)
0
0件のコメント

小型飛行船で起こる、連続殺人の驚愕の真相! 21世紀の『そして誰もいなくなった』と好評を博した、第26回鮎川哲也賞受賞作 特殊技術で開発され、航空機の歴史を変えた小型飛行船〈ジェリーフィッシュ〉。その発明者のファイファー教授を中心とした技術開発メンバー6人は、新型ジェリーフィッシュの長距離航行性能の最終確認試験に臨んでいた。ところが航行試験中、閉鎖状況の艇内でメンバーの一人が死体となって発見される。さらに自動航行システムが暴走し、彼らは試験機ごと雪山に閉じ込められてしまう。脱出する術もない中、次々と犠牲者が。21世紀の『そして誰もいなくなった』登場! 第26回鮎川哲也賞受賞作にして精緻に描かれた本格ミステリ。 解説=千街晶之

謎を追い詰める雰囲気を醸し出せる楽曲を探してみました。自分でもこういう小説を聴くときは、アーティストの雰囲気を壊さぬようにと感じた一曲です。
0
0件のコメント

スーパーでアルバイトをしながら、いつかのスポットライトを夢見る売れないバンドマン。ライブをしても客は数名、メンバーの結束もバラバラ。恋をした相手はピンサロ嬢。どうでもいいセックスや些細な暴力。逆走の果てにみつけた物は...。「尾崎祐介」が「尾崎世界観」になるまで。たったひとりのあなたを救う物語。

尾崎世界観さんはYUKI「百日紅」の作曲者であり、クリープハイプのボーカル&ギターです。実は小説家デビューもされている人物です。
単に製作者が「百日紅」と『犬も食わない』同一だからというわけでなくて男女の生々しいリアルな感情が合っていると思い選びました。
0
0件のコメント

1973年、大阪の廃墟ビルで一人の質屋が殺された。容疑者は次々に浮かぶが、結局、事件は迷宮入りする。被害者の息子・桐原亮司と、「容疑者」の娘・西本雪穂―暗い眼をした少年と、並外れて美しい少女は、その後、全く別々の道を歩んで行く。二人の周囲に見え隠れする、幾つもの恐るべき犯罪。だが、何も「証拠」はない。そして十九年...。息詰まる精緻な構成と、叙事詩的スケール。心を失った人間の悲劇を描く、傑作ミステリー長篇。

ドラマ化されたときの組み合わせでありきたりかもしれませんがとっても素敵です!!
0
0件のコメント

悪事を働いた3人が逃げ込んだ古い家。そこはかつて悩み相談を請け負っていた雑貨店だった。廃業しているはずの店内に、突然シャッターの郵便口から悩み相談の手紙が落ちてきた。時空を超えて過去から投函されたのか?3人は戸惑いながらも当時の店主・浪矢雄治に代わって返事を書くが...。次第に明らかになる雑貨店の秘密と、ある児童養護施設との関係。悩める人々を救ってきた雑貨店は、最後に再び奇蹟を起こせるか!?

愛すべき3人へ贈る曲として選びました。
彼らにとってもナミヤ雑貨店が新しいスタート。
そんな気持ちを込めて選びました。
- みーにゃ*॰ ᴹᶦᵒ©は夢の中
0
0件のコメント

「お前は記録世界の住人だ」本好きで内気な男子高校生、直実は、現れた「未来の自分」ナオミから衝撃の事実を知らされる。世界の記録に刻まれていたのは未来の恋人・瑠璃の存在と、彼女が事故死する運命だった。悲劇の記録を書き換えるため、協力する二人。しかし、未来を変える代償は小さくなかった。世界が転回する衝撃。初めての感動があなたを襲う。新時代の到来を告げる青春恋愛SF小説。

僕は、口下手で不器用で本の虫。

SFが好きだけど、無力。ちっぽけな人間。
だけど。
運命を捻じ曲げて自らが消滅しても、この世界が改竄されても。

ーそれでも。

「『あの子を救いたい』と思ったのだろう?」
「想像力があれば、なんでもできるさ。無力だと思うな。」

ー僕はその時を息を止め、待つ。

これは、二人のナオミの物語。
「セカイ系」とひとまとめにするには、あまりある物語だ。
0
0件のコメント

外資系の保険会社に勤める僕・坂木司には、一風変わった親友がいる。自称ひきこもりの鳥井真一だ。複雑な生い立ちの鳥井は外部との接触を極力避け、僕を通じて世界を見ている。そんな鳥井の関心を外の世界に向けるため、彼との食卓に僕が出会った身近な謎を披露していく。大人の視点で推理し、子供の純粋さで真実を語る鳥井は、果たして外の世界へとはばたくことができるのか。《ひきこもり探偵》シリーズ第一弾!

坂木に依存した引きこもりの鳥井をイメージして選曲しました。デビュー三部作の第一部。12年ほど前にこの本と出会い、坂木さんを好きになりました。
0
0件のコメント

あなたに出会ったとき、私はもう恋をしていた。出会ったとき、あなたはすでに幸福な家庭を持っていた―。私は38歳の画家、中庭のある古いマンションに一人で住んでいる。絶望と記憶に親しみながら。恋人といるとき、私はみちたりていた。二人でいるときの私がすべてだと感じるほどに。やがて私は世界からはぐれる。彼の心の中に閉じ込められてしまう。恋することの孤独と絶望を描く傑作。

「愛されるたびに 臆病になるのよ」
「あなたを失くせば 空っぽな世界ね」
愛し愛されるということは、舞い上がるような幸福だけではなく、小さな小さな孤独や絶望(この本のテーマでもある)がつきもので…。
「ウエハースの椅子」「ガラスの林檎」
愛とは甘くて脆いものである。
そういうイメージを抱き、この組み合わせを選びました。
0
0件のコメント

この本のあらすじは準備中です。Amazonで読むこともできます。

大切なものは目に見えない。何かに擬態したものばかり。
0
0件のコメント

無類の不思議話好きの山岡百介は、殺しても殺しても生き返るという極悪人の噂を聞く。その男は、斬首される度に蘇り、今、三度目のお仕置きを受けたというのだ。ふとした好奇心から、男の生首が晒されている刑場へ出かけた百介は、山猫廻しのおぎんと出会う。おぎんは、生首を見つめ、「まだ生きるつもりかえ」とつぶやくのだが...。狐者異、野鉄砲、飛縁魔―闇にびっしり蔓延る愚かで哀しい人間の悪業は、奴らの妖怪からくりで裁くほかない―。小悪党・御行の又市一味の仕掛けがますます冴え渡る、奇想と哀切のあやかし絵巻、第二弾。

厚いから大変でしたが、又市達の活躍が面白いです。最後はさびしいですね。この曲がうかびました。
( ;∀;)
0
0件のコメント

あなたを、助けたい。

学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――
なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。
生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。一気読み必至の著者最高傑作。

かいじゅうのマーチはとにかく優しい曲。「あなたに出会うため生まれてきた」「人を疑えない馬鹿じゃない信じ合える心があるだけ」そんな優しい歌詞で描かれています。この本はある種ミステリーな要素を含んではいるけど、友情が大きく関わってくる話。米津さんの優しい歌声と曲がベストマッチです!
0
0件のコメント

伊原直人は、妻の美雪と息子の春翔と共に幸せな生活を送っていた。しかし、念願のマイホームを購入した矢先、美雪が交通事故に遭い、死亡してしまう。絶望する直人に対し、春翔は「ママを生き返らせる」と美雪の死体の指を庭に埋め、毎日熱心に祈りを捧げる。同じころ、フリーのビデオ記者、倉沢比呂子のまわりで奇怪な出来事が起こり始める...。第4回本のサナギ賞大賞作品。

呪術的でテンポがいいこの曲がけっこう合うのではないかと。特に後半のクライマックス辺り。
0
0件のコメント

最強の殺し屋は――恐妻家。 殺し屋シリーズ最新作!

殺し屋というキーワードから
0
0件のコメント

「あと二日で四人死ぬ」 閉ざされた“匣”の中で告げられた死の予言は成就するのか。 『屍人荘の殺人』待望のシリーズ第2弾! その日、“魔眼の匣”を九人が訪れた。人里離れた施設の孤独な主は、予言者と恐れられる老女だ。彼女は葉村譲と剣崎比留子をはじめとする来訪者に「あと二日のうちに、この地で四人死ぬ」と告げた。外界と唯一繋がる橋が燃え落ちた後、予言が成就するがごとく一人に死が訪れ、閉じ込められた葉村たちを混乱と恐怖が襲う。さらに、客の一人である女子高生も予知能力を持つと告白し――。残り四十八時間。二人の予言に支配された匣のなかで、生き残り謎を解き明かせるか?! 二十一世紀最高の大型新人による、待望のシリーズ第2弾。

4人死ぬと予言された中で、事件がおきるという話です。屍人荘のシリーズで面白いですよ。(*´∀`)
0
0件のコメント

この本のあらすじは準備中です。Amazonで読むこともできます。

【ドラえもん×Mr.Children】
「さようならドラえもん」
のび太が「僕ひとりでジャイアンに勝ったんだ!」と、ドラえもんを安心させる話。

真の敵見つけそいつとたたかわなくちゃ♪

は、
ジャイアンじゃなくて、
ドラえもんに頼るのび太の心か?

共に今を生き抜こうかmy friend♪
は、
のび太の今=20世紀
ドラえもんにとっての今=22世紀
で、それぞれやっていこうよ、みたいな……
0
0件のコメント

あなたを、助けたい。

学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――
なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。
生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。一気読み必至の著者最高傑作。

ほんとっーにピッタリの曲です
是非 曲の最初から最後まで歌詞を聞いてほしい
アテ書きしたのかなっていうくらいのマッチ感
映画化したら主題歌はこれだな…
0
0件のコメント
数学の話が色々でてくる、ちょっと変わった話です。日本のミステリーに影響をうけてるそうで麻耶先生の解説もついてますよ。この人の曲がいいと思いました(*^^*)
0
0件のコメント