「人生とは和風の朝ごはんみたいなものなのよ」小柳奈ノ花は「人生とは~」が口癖のちょっとおませな女の子。ある日、彼女は草むらで一匹の猫に出会う。そしてその出会いは、とても格好いい“アバズレさん”、手首に傷がある“南さん”といった、様々な過去を持つ女性たちとの不思議な出会いに繋がっていき―。大ベストセラー青春小説『君の膵臓をたべたい』の住野よるが贈る、幸せを探す物語。

''君がいなけりゃ私はないない''
_いいかい、人生とは。
_全て、希望に輝くあなたのものよ
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主人公の「お利口にしていれば、生活を保証されるべき」という妙なプライドの高さには閉口するが、それは自分も、子どもの頃から刷り込まれてきた気がする。
彼の「負けっぷり」を見て、後ろ指をさしたくなる人もいるだろう。憤りを覚える人もいるだろう。しかし、その矢印は、意外とあなた自身にも向かっているとは言えないだろうか?

価値観は違えど、結局は皆「愛されたい」だけなのかも。
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熊本で、老いた父と呑み込む生卵。カリフォルニアで、娘とつつくパンケーキ。東京で、やっと出会えたあの鰻重。更年期、遠距離介護、夫の看取り。女の人生も後半戦。満身創痍で駆け抜けながら、詩人が「ウマし」と叫んだものは―。詩人として、娘として、母として、太平洋を股にかけ、東奔西走するおばさんのエネルギッシュな食エッセイ。

あ!こんなところに鰻屋が。昨日は何もなかったのに。ちょっと入ってみよう、なんか興奮してきたな!
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♪これは夕べのあたしのセリフ 気分次第で
Hな犯人にふさわしい末路のテーマ。
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朝寝坊、チーズ蒸しパン、そして本。好きなものがたくさんあるから毎日はきっと楽しい。図書館勤務の20代女子、麦本三歩のなにげない日常。

韻を踏むユーモラスな三歩の独白が読んでいて心地良い。三歩は自分と全く違うノリで生きててとても新鮮。そうだな、この本はノリがとても楽しい。
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刑務所で作られた椅子に奇妙な文章が彫られていた。家族を惨殺した猟奇殺人犯が残した不可解な単語は哀しい事件の真相を示しており......。(「ケモノ」)同級生のひどい攻撃に怯えて毎日を送る僕は、ある女の人と出会う。彼女が持つ、何でも中に入れられる不思議なキャンバス。僕はその中に恐怖心を取って欲しいと頼むが......。(「悪意の顔」)心の「鬼」に捕らわれた男女が迎える予想外の終局とは。驚愕必至の衝撃作!

どんでん返しがすごい短編集です。しかも怖い。ケモノという話が衝撃的でした。不思議な感じの曲がいいなと思いました( ;∀;)
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魔犬の呪いから逃れるため、パパが遺した別荘で暮らし始めたオパール、琥珀、瑪瑙の三きょうだい。沢山の図鑑やお話、音楽に彩られた日々は、琥珀の瞳の奥に現れる死んだ末妹も交え、幸福に過ぎていく。ところが、ママの禁止事項がこっそり破られるたび、家族だけの隔絶された暮らしは綻びをみせはじめる。

不穏で不均衡な世界で、失われたものへの哀惜が響き合います。
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喜びの花、悲しみの花、励ましの花―。贈り主の言葉にできない想いを、「花束」で表した100の物語。朝日新聞デジタル「&」の人気連載「花のない花屋」待望の書籍化!

完全オーダーメイド制。
なので、『花のない』花屋。

誰かの悲しみも、喜びも、
みんなこの花束に詰まっている。

誰かに贈りたくなる本である。
お金が溜まったら、いつか手に入れたい。
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その時、私の人生が崩れていく爆音が聞こえた―チャイルドモデルだった美しい少女・夕子。彼女は、母の念願通り大手事務所に入り、ついにブレイクするのだが。夕子の栄光と失墜の果てを描く初の長編。

「かいかぶられていつだって 心開ける人はなく気がつけば一人きり」
華やかなようで満たされない、孤独な気持ちと
「チャイドル」が主人公のこの小説を重ねてみた。

特に主人公と母親の関係性にも思うところがあり、
「母の優しき面影を~」のフレーズがひっかかったなぁ。
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パーティー(人生のいちばんいい時)が終わって誰もいない寂しさを表すのにピッタリだと思った。
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就職活動を目前に控えた拓人は、同居人・光太郎の引退ライブに足を運んだ。光太郎と別れた瑞月も来ると知っていたから――。瑞月の留学仲間・理香が拓人たちと同じアパートに住んでいるとわかり、理香と同棲中の隆良を交えた5人は就活対策として集まるようになる。だが、SNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れする、本音や自意識が、彼らの関係を次第に変えて……。直木賞受賞作。

リカ
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この作品を執筆していたときのBGMは、Spotifyにプレイリストを作っているのですが、
https://open.spotify.com/playlist/12AS8YqnaNt9lDg3D6ZxZ2?si=cc0P3T9ZRf-PZ2yR8MgJzA
その中からいくつか。

江利チエミ『ウスクダラ』を、New Order『SUB CULTURE』で再解釈したような、フェアライトCMIのスネアでパッキパキな初期PSY・Sの佳作。
エキゾチックなメロディなのに歌詞は都市生活者の孤独なのが、ひとりぼっちの二人でしかないくせに互いに依存している祀と光鶴に相応しいんじゃないか、と。
というか、表向き『メトロポリス探偵社』は狂騒の物語なんですが、祀ちゃんの内面はこういうひねくれの上に構築されております。

初期PSY・Sの寂寥感はすごく好きだったんだけど、だんだんバブルの波に乗って宗教がかった大仰な感じになってしまったのが残念。本質的にニューエイジの教祖様タイプと、叩き上げなカルト信者のコンビだったから、そうなるのは必然だったし、袂を分かつのも当然だったんだけどさ。
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「退屈の穴が埋まらない、仕事に穴は開けられない」
その理由が、ここに。
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雨の夜、1件の事故によって殺人の疑いをかけられ婚約破棄された若い女。幻の乗客を探せ!
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隣に座った女性は、よく行く図書館で見かけるあの人だった...。片道わずか15分のローカル線で起きる小さな奇跡の数々。乗り合わせただけの乗客の人生が少しずつ交差し、やがて希望の物語が紡がれる。恋の始まり、別れの兆し、途中下車―人数分のドラマを乗せた電車はどこまでもは続かない線路を走っていく。ほっこり胸キュンの傑作長篇小説。

スピッツの優しいメロディと、「阪急電車」の人と人の繋がりを描いた温かい物語がすごく合うと思いました。
辛いこと、苦しいことがあっても、みんな日常に戻らなければいけない。阪急電車に揺られながらチェリーを口ずさむと、少しだけ明日頑張ろうって気になるんじゃないかな。
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36歳未婚女性、古倉恵子。大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。これまで彼氏なし。日々食べるのはコンビニ食、夢の中でもコンビニのレジを打ち、清潔なコンビニの風景と「いらっしゃいませ!」の掛け声が、毎日の安らかな眠りをもたらしてくれる。ある日、婚活目的の新入り男性、白羽がやってきて、そんなコンビニ的生き方は恥ずかしいと突きつけられるが...。「普通」とは何か?現代の実存を軽やかに問う衝撃作。第155回芥川賞受賞。

🎶お前はおまえがやりたいことをやれ
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「安全地区」に指定された仙台を取り締まる「平和警察」。その管理下、住人の監視と密告によって「危険人物」と認められた者は、衆人環視の中で刑に処されてしまう。不条理渦巻く世界で窮地に陥った人々を救うのは、全身黒ずくめの「正義の味方」、ただ一人。ディストピアに迸るユーモアとアイロニー。伊坂ワールドの醍醐味が余すところなく詰め込まれたジャンルの枠を超越する傑作!

「正義の味方」のテーマ曲だと思います。
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36歳未婚女性、古倉恵子。大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。これまで彼氏なし。日々食べるのはコンビニ食、夢の中でもコンビニのレジを打ち、清潔なコンビニの風景と「いらっしゃいませ!」の掛け声が、毎日の安らかな眠りをもたらしてくれる。ある日、婚活目的の新入り男性、白羽がやってきて、そんなコンビニ的生き方は恥ずかしいと突きつけられるが...。「普通」とは何か?現代の実存を軽やかに問う衝撃作。第155回芥川賞受賞。

『人生は苦痛ですか? 成功が全てですか?』

自分の天職を見つけた主人公を 私は立派だと思いました。
成功って他人が決めること?「普通」の基準って何なんでしょうね…。
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親友を裏切って恋人を得たが、親友が自殺したために罪悪感に苦しみ、自らも死を選ぶ孤独な明治の知識人の内面を描いた作品。鎌倉の海岸で出会った“先生”という主人公の不思議な魅力にとりつかれた学生の眼から間接的に主人公が描かれる前半と、後半の主人公の告白体との対照が効果的で、“我執”の主題を抑制された透明な文体で展開した後期三部作の終局をなす秀作である。

国を越え
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第15回小説現代長編新人賞受賞作。私立小中一貫校に通う小学三年生の私は、数字に色が見えたりする「共感覚」を持っていた。普通の人と同じように絵画や音楽を楽しむことができず、クラスメイトから蔑まされていた。自称芸術家の父親は世界中を旅して回り、一方の母親は風俗店で働くまでして生活費を稼いでいる。困窮した節約生活の中、唯一心安らげる場所は放課後の誰もいない音楽室だった。ある日、その音楽室で中学三年生の少女と出会う。彼女は檸檬色の瞳をもつ孤独な共感覚者であった。 本作品では、冒頭の試し読みに加えて、「受賞のことば」や選評(抜粋)などを収録。

【頭に花が咲いた。檸檬色のカラーボールを投げつけられたせいだ。額から果汁が滴っている。駄目だ。あっという間に飲み込まれてしまった。モノクロームの日常から突如、極彩色の世界に投げ込まれ、浮上した暁には酸っぱくてほろ苦い檸檬の色と香りが漂う。鮮やかなレモンイエローに彩られた世界も束の間。明かされた現実は、見ていた世界を一瞬でセピアに塗り替えてしまうものだった。】

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米津玄師さんのlemonでしめくくる選択肢もありました。檸檬先生が(不安定な言葉遣いとはいえ)女の子であり、共感覚を駆使した鮮やかなレモンイエローの世界観を尊重しこちらにします。彼女が起こした行動に動揺を隠しきれず、何度も読み返しました。ほろ苦く古風でありながら新しさが受け取れる文体。デビュー作で世界を一瞬で塗り替えてしまう強度を持ち合わせる才能に並々ならぬ恐怖を覚えます。まさしく現代に投下された檸檬爆弾と言えましょう。
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