この本のあらすじは準備中です。Amazonで読むこともできます。

新即物主義、真実主義に数えられるオットー・ディクスにも触れられている本書。
写真が写し取れない人の内面を残そうとした彼が辿り着いた技法は、後期ゴシック・ドイツルネサンスへの古典回帰をキーとした。
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『スモールワールズ』を超える、感動の最高傑作 たった1人の、運命に出会った 古びた団地の片隅で、彼女と出会った。彼女と私は、なにもかもが違った。着るものも食べるものも住む世界も。でもなぜか、彼女が笑うと、私も笑顔になれた。彼女が泣くと、私も悲しくなった。 彼女に惹かれたその日から、残酷な現実も平気だと思えた。ずっと一緒にはいられないと分かっていながら、一瞬の幸せが、永遠となることを祈った。 どうして彼女しかダメなんだろう。どうして彼女とじゃないと、私は幸せじゃないんだろう……。 運命に導かれ、運命に引き裂かれる ひとつの愛に惑う二人の、四半世紀の物語

「消えない悲しみも綻びもあなたといれば 
 それでよかったねと笑えるのがどんなに
 嬉しいか」
という歌詞が、結珠と果遠が互いに向ける感情をこれ以上ないくらい表していると思う
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お兄ちゃん、なんで死んじゃったの...!?あたし、月夜は18歳のパープル・アイで「もらわれっ子」。誰よりも大好きなお兄ちゃんの奈落に目の前で死なれてから、あたしの存在は宙に浮いてしまった。そんな中、町で年に一度開かれる「無花果UFOフェスティバル」にやってきたのは、不思議な2人連れ男子の密と約。あたしにはどうしても、密がお兄ちゃんに見えて...。少女のかなしみと妄想が世界を塗り替える傑作長篇!

亡くなったお兄さんへ向けた歌。
ぴったりだと思います。
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血の繋がらない親の間をリレーされ、四回も名字が変わった森宮優子、十七歳。だが、彼女はいつも愛されていた。身近な人が愛おしくなる、著者会心の感動作。

この曲を聞きながら森宮さんが「優子ちゃんの故郷はここだよ」と言うシーンがすごく素敵でした。血が繋がっていなくても互いに互いを想っていれば家族なんだろうなぁと思います。
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偶然、僕が拾った1冊の文庫本。それはクラスメイトである山内桜良が綴った、秘密の日記帳だった―圧倒的デビュー作!

出会った時には別れは始まっていた
- 読書好き
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あなたを、助けたい。

学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――
なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。
生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。一気読み必至の著者最高傑作。

登場人物が中学生なので、10代に支持されているアーティストって誰だろうと考えてみました。
若いアーティストで勢いがあるように見える欅坂46。
欅坂46の歌を調べると秋元康プロデュースのアイドルとは思えないほどだいぶ強烈なメッセージ性のある曲が多かったです。
なかでも「アンビバレント」は人間関係についてだったのと、すこしダークなサウンドだったので選びました♫
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欅坂46の曲はメッセージ性が強いですよね!ぴったりだと思います🎵
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1969年、東京大学は入試を中止した。人々はビートルズに熱狂し、世論はベトナム戦争に揺れていた。僕は長崎県佐世保市、基地のある町に暮らす高校三年生。なにか面白いことをしたい、みんなを驚かせたい、女の子にモテたい!ただそんな気持ちから、僕は仲間たちと一緒に学校をバリケード封鎖した―。爆発しそうな衝動と真っ直ぐな心をあわせ持った高校生たちを描く、青春小説の金字塔。

今の時代こそ読まれるべき小説である。特に、高校生から大学生、若い社会人の人に是非とも読んでほしい。
「退屈」を吹き飛ばせるのは、笑い続けることだけなのだ。そのために何か行動を起こすこと。
動機なんてなんだっていい。女の子にモテたい、何か仲間たちと悪ふざけがしたい。
大いに結構。
「大人」になって退屈な日々を送ることに抗いたい大人たち、そんな大人になりたくない子供たち。
そんな人たちに読まれることを願う。

選曲は、強烈な郷愁、「大人的現実」と「子供の時の無限の楽しさ」の対比、楽しさをもたらす様々な人との出会いと邂逅などをテーマとしたエド・シーランの『Castle on the hill』。
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ホームレスの視点から見る世界。当然だが一人一人に人生があり、そうなってしまった理由があるのだ。上野へは美術館のために行くことが多いが、光を放つ美術品の陰にあるそのような世界に意識を向けようともしていなかったことに気づかされる。天皇制もまた光に照らされ、その陰に目を向けられていない制度の一つなのだろう。主人公は天皇に対し畏敬の念を示すことしかできず自身の不幸な境遇への憎しみを何に対してもぶつけられない。それ故世界から押し出され切ってしまったのだ。猫エミールが待つ愛嬌は終始仄暗い物語の中で唯一の救いだった。
不思議な透明感と浮遊感のある文体に、下降していく人生の海に飲まれる主人公を表現した一曲。
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玄武書房に勤める馬締光也。営業部では変人として持て余されていたが、人とは違う視点で言葉を捉える馬締は、辞書編集部に迎えられる。新しい辞書『大渡海』を編む仲間として。定年間近のベテラン編集者、日本語研究に人生を捧げる老学者、徐々に辞書に愛情を持ち始めるチャラ男、そして出会った運命の女性。個性的な面々の中で、馬締は辞書の世界に没頭する。言葉という絆を得て、彼らの人生が優しく編み上げられていく―。しかし、問題が山積みの辞書編集部。果たして『大渡海』は完成するのか―。

すべての歌詞がこの本に合っているなと思い選曲しました!

特にサビの歌詞の
「いくつもの日々を越えて 辿り着いた今がある だからもう迷わずに進めばいい 栄光の架橋へと…」
が苦労して完成させた大渡海を描いたこの作品にピッタリです!
辞書は言葉と人をつなぐ架橋であると気づきました。

個人的にも思い入れがある曲なので素晴らしいこの作品の主題歌として迷わず選びました!
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震災からひと月、作家は福島浜通りをめざす。失語する景色、不可視の放射線、傷ついた馬たち。極限の現実の果て、ついに小説は導かれる。そして「彼」、被災地に現れた「彼」、『聖家族』の狗塚牛一郎は作家に語りはじめた―。祈る。想像する。光を求めて言葉を刻む文学の軌跡。

我々の歴史は、血なまぐさい暴力に侵されている。英雄であると言い伝えられた武将や偉人には、冷酷非道な独裁者という一面を持つ者も、一定数存在する。

それでも祈らねばならない。
プロメテウスの罪を被った人類は、馬たちのように無垢な瞳で、飼い慣らされた未来を見続けなければならぬのだ。

あの日、『聖家族』は著者と一体化し命を得た。
登場人物のひとりである狗塚牛一郎は、我々に耳元で語り続ける。
『私たちは誰も憎めない。歩みを止めてはならない』と。
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ある日、高校生の僕は病院で一冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。それは、クラスメイトである山内桜良が密かに綴っていた日記帳だった。そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていて——。読後、きっとこのタイトルに涙する。デビュー作にして2016年本屋大賞・堂々の第2位、75万部突破のベストセラー待望の文庫化!

アニメ版の映画主題歌です。映画と同様に読み終わった後に聴いてほしい曲です。
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一九三九年十一月二日、ワシントンDCの森で、娼婦の死体が発見された。被害者は木の枝に吊るされ、女性器の周辺をえぐられたため、股間から内臓が垂れ下がっていた。時をおかず第二の事件も発生。凄惨な猟奇殺人に世間も騒然となる中、意外な男が逮捕され、サンフランシスコ沖に浮かぶ孤島の刑務所、アルカトラズに収監される。やがて心ならずも脱獄した男は、奇妙な地下世界に迷い込む―。

読んでる時の、なにこれ、どうなってるの?な感じが強烈で、忘れられない本です。ジャズが似合うと思い、この曲がうかびました(*´∀`)
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朝寝坊、チーズ蒸しパン、そして本。好きなものがたくさんあるから毎日はきっと楽しい。図書館勤務の20代女子、麦本三歩のなにげない日常。

可愛らしさ全開の等身大のニューヒロインに非日常のスパイスを
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「はぁ私たちはなんだか私たちって」いつも何かが欲しくって。中2女子・ちーちゃんとナツの日々日常。「空が灰色だから」の阿部共実、初の長編新作。

この人の漫画、とてもすごい。でも音楽考えると、なかなかむつかしいです。この曲の雰囲気があってる気がしました(*´∀`)
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上海大学のユアンは国家科学技術局からの呼び出しを受ける。彼の論文の内容について確認したいというのだ。その論文のテーマとは、イギリスの作家ロナルド・ノックスが発表した探偵小説のルール、「ノックスの十戒」だった。科学技術局に出頭したユアンは、想像を絶する任務を投げかけられる...。発表直後からSF&ミステリ界で絶賛された表題作「ノックス・マシン」、空前絶後の脱獄小説「バベルの牢獄」を含む、珠玉の中篇集。

すごい真面目に冗談いう、みたいな話でした。読者への挑戦の理屈が面白かったです。この曲がいいと思いました(*´∀`)
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笑い、涙、驚き、感動がギュウギュウにつまった対談&エッセイ。8人の男たちと親交のある著者にしか、聞けない、描けない、知られざる話の数々!

酒井若菜さんが、敬愛する男性共演者の方々と、心を開いて嬉しそうに対談しているから。
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甲虫の羽音とチョウの舞う、花咲く野原へ出かけよう。生物たちが独自の知覚と行動でつくりだす“環世界”の多様さ。この本は動物の感覚から知覚へ、行動への作用を探り、生き物の世界像を知る旅にいざなう。行動は刺激に対する物理反応ではなく、環世界あってのものだと唱えた最初の人ユクスキュルの、今なお新鮮な科学の古典。

まあ、ユクスキュルはダニなんですけど、そこはご愛嬌ということで
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ベロニカは全てを手にしていた。若さと美しさ、素敵なボーイフレンドたち、堅実な仕事、そして愛情溢れる家族。でも彼女は幸せではなかった。何かが欠けていた。ある朝、ベロニカは死ぬことに決め、睡眠薬を大量に飲んだ。だが目覚めると、そこは精神病院の中だった。自殺未遂の後遺症で残り数日となった人生を、狂人たちと過ごすことになってしまったベロニカ。しかし、そんな彼女の中で何かが変わり、人生の秘密が姿を現そうとしていた―。全世界四五ヵ国、五〇〇万人以上が感動した大ベストセラー。

一昔前
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36歳未婚女性、古倉恵子。大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。これまで彼氏なし。日々食べるのはコンビニ食、夢の中でもコンビニのレジを打ち、清潔なコンビニの風景と「いらっしゃいませ!」の掛け声が、毎日の安らかな眠りをもたらしてくれる。ある日、婚活目的の新入り男性、白羽がやってきて、そんなコンビニ的生き方は恥ずかしいと突きつけられるが...。「普通」とは何か?現代の実存を軽やかに問う衝撃作。第155回芥川賞受賞。

コンビニが人間?コンビニの人間?コンビニで人間?…まぁ、いずれでもよし。暗闇の中で灯りが灯っていたら安心するコンビニで、冬のようにひんやりとした空気をまといながら繰り広げられる人間ドラマ。背筋がぞくっとくるような、迫り来る自分だけにわかればよい世界観をこの唄と共に
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作曲も小説も書いてしまう未映子さん、
エッセイと来ればまたひと味違います。
発行地帯、魔法飛行、安心毛布、世界クッキー。世界なんてわたしとあなたでやめればいい。また新たに作り直せばいい。底無しのミエコ・ワールドでございます。
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「世界なんてわたしとあなたでやめればいい。」この台詞いいですね。読みたくなりました。
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