私は体調の悪いときに美しいものを見る贅沢をしたくなる。しかし最近は馴染みの丸善に行くのも気が重い。ある日檸檬を買った私は、その香りや色に刺激され、丸善の棚に檸檬一つを置いてくる。現実に傷つき病魔と闘いながら、繊細な感受性を表した表題作ほか、「城のある町にて」「雪後」などを収録。

気怠い曲調。ツインボーカルの低音の男性パートが檸檬の主人公なら、YUKIの愛嬌が弾ける高音パートは檸檬そのものだと思う。
檸檬とサイダー。どうしようもない倦怠にスパークをもたらす2つのモチーフの描き方に近いものを感じました。
古典文学に現代の曲をつけると、また違った側面が顔を出すのが面白い。
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深い闇の奥
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『僕を守る宝石がなくなったって 守り続けたいものがある』

変わり果てた姿に成り果てても、彼の魂は変わらなかった。炎に炙られてもなお、融けずに残っていた鉛の心臓。崇高な者である証。

二人の物言わぬ勇者のために、
今一度、最大の賛辞の言葉をかけたい。
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仕事にも恋にも疲れ、都会を離れた美容師の明里。引っ越し先の、子供の頃に少しだけ過ごした思い出の商店街で奇妙なプレートを飾った店を見つける。実は時計店だったそこを営む青年と知り合い、商店街で起こるちょっぴり不思議な事件に巻き込まれるうち、彼に惹かれてゆくが、明里は、ある秘密を抱えていて...。どこか懐かしい商店街が舞台の、心を癒やす連作短編集。

チクタク、時計の針は進む…。
想い合っているのにすれ違うそんな恋の曲です。
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秀司と明里はすれ違わずに・・・・。でも各エピソードでの主要人物達をすれ違いを修復した物語とも読み取れますね。
またしてもナイスチョイス。
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酒浸りの元殺し屋「木村」。狡猾な中学生「王子」。腕利きの二人組「蜜柑」「檸檬」。運の悪い殺し屋「七尾」。物騒な奴らを乗せた東北新幹線は疾走する! 『グラスホッパー』に続く、殺し屋たちの狂想曲。

檸檬と蜜柑が目を離した隙に、トランクは忽然と消え、金持ちの息子は息を引き取っていた。復讐と強奪、支配欲。それぞれの殺し屋たちの思惑が重なった時、物語は急行列車のように、怒涛の展開を見せる。聖母マリアの使いである七星天道。一体誰の肩に止まるのか。不穏と揺さぶりを同時に掛けるならば、この曲しかない。
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映画化されたら主題歌絶対これじゃないですかw
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@ひかる その時は絶対見に行くんですよね?王子と果物コンビのキャストが気になります。
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@うぐはら もちろんです👍マリアビートル伊坂作品の中でも好きなので。王子はあえての神木隆之介とか。善良な少年ぽいサイコパスな笑顔が似合いそう笑
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あってはならない感情なんて、この世にない。それはつまり、いてはいけない人間なんて、この世にいないということだ――共感を呼ぶ傑作か? 目を背けたくなる問題作か? 絶望から始まる痛快。あなたの想像力の外側を行く、作家生活10周年記念、気迫の書下ろし長篇小説。

「地球に留学してるみたいな気分」×「生まれ落ちた日からよそ者」
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昭和36年。小学校用務員の大島吾郎は、勉強を教えていた児童の母親、赤坂千明に誘われ、ともに学習塾を立ち上げる。女手ひとつで娘を育てる千明と結婚し、家族になった吾郎。ベビーブームと経済成長を背景に、塾も順調に成長してゆくが、予期せぬ波瀾がふたりを襲い―。山あり谷あり涙あり。昭和~平成の塾業界を舞台に、三世代にわたって奮闘を続ける家族の感動巨編!

まだ「塾」という呼び名が無かった頃、教育者の千明は、後に夫となる小学校の用務員の吾郎をスカウトして塾を立ち上げ、親子3世代の教育との向き合いを時代背景と一緒にしっかり綴られた作品です。読了後の充実感と、結果きれいにまとまった内容に美しく壮大なこの曲がぴったり!
Superflyが合唱コンクールで歌ってほしいという願いも込められてるこの曲。ちょうど小中学生が勉強と向き合う題材でもあるのでそこもリンクしました✨
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氷室大造、75歳。妻に先立たれてから、楽しみといえば近所の公園で老人仲間と会うことくらい。このまま静かに人生の幕は閉じていくように思われたが、晩春のある夜、とんでもない「まさか」が起きる――。騙されることへの不思議な感覚、亡き妻への思い、罠を逆手にとる知恵。独居三老人が繰り広げる「詐欺」の物語は、ユーモアと切なさを漂わせつつ、ついに唖然とする結末を迎える。人生の味がする熟成エンタテインメント小説。

「”永遠のさよなら”をしても(略)別の姿で 同じ微笑みで あなたはきっとまた会いに来てくれる」

老人三人が、餌をやっていた野良タヌキ、タヌ公。実は人間に化けられるタヌキだった。
主人公は、タヌキに、もう会えない大切な人に化けてくれと頼み…?

亡くなった人を想う歌も物語も数あれど
「別の姿(タヌキが化けた姿)で同じ微笑みで」会いに来てくれる物語は、そうないだろう…と。
「ありがとう」「さよなら」を届けられないはずの人に、届けられたら、素敵だなぁ。
たとえ、タヌキだとしても。


「人の心にあるあたたかな奇跡を信じたい」
珍しく「完全な悪役」がいなくて。
誰も傷つかず、だれも傷つけず、優しい物語だなぁと。

物語のラストと、最後のフレーズがかさなって、切ない。
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犬森祥子の職業は「見守り屋」だ。営業時間は夜から朝まで。ワケありの客から依頼が入ると、人やペットなど、とにかく頼まれたものを寝ずの番で見守る。そんな祥子の唯一の贅沢は、仕事を終えた後の晩酌ならぬ「ランチ酒」。孤独を抱えて生きる客に思いを馳せ、離れて暮らす娘の幸せを願いながら、つかの間、最高のランチと酒に癒される。すれ違いのステーキとサングリア、怒りのから揚げ丼とハイボール、懐かしのオムライスと日本酒、別れの予感のアジフライと生ビール...今日も昼どき、最高のランチと至福の一杯!心を癒し、胃袋を刺激する絶品小説。

まず、Red wineという時点でぴったりだと思うのですが、和訳をすると歌詞に
"でも記憶は消えてくれない もう忘れらないんだ"
"でも間違いだったよ。そして見つけたんだよ。たったひとつ忘れさせてくれるものを"というフレーズがあります。
これは、ワインに向けて言っておりワインのことなのです。甘い声と甘いメロディー。お酒にはもちろんまさにこの作品に合っていると思います。
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完全に女性向きです。
男性は女性の本音を知って
ゲロを吐きたくなるかもしれないので
読まないほうが身の為です。
が、もし
"彼女/奥様が急に
滅茶苦茶素っ気なくなった理由"
を知りたかったら、
トイレに籠城して読むことを
オススメします。


さて、女性陣。
これを読むおすすめのタイミング。
例えば
"そういえば自分の彼氏が
聞いてもいないのに(これ重要)
元カノまじで愛してました話を
酒にのまれて(これ重要)
バーバー言い出したことを
突然思い出して
無性に腹が立って来た"
みたいなそんな時です。

曲は少女S(SCANDAL)や
跪いて脚をお舐め(ALIPROJECT)
と迷いましたが
やっぱりcoccoのコレが
一番パンチがあって
この本のパンチ強さに合ってると。

(ていうか、切実に
誰か投稿しようよ、連続とか怖いよ)
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白骨が出てきた、これが事件の発端だった。小林一茶と良寛がキーワードとなる。この歌は白骨が早く存在を認め、身元を明かしてくれ!と訴えてくる信濃のコロンボシリーズ。
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せっかくの善意を、わたしは捨てていく。 そんなものでは、わたしはかけらも救われない。 愛ではない。けれどそばにいたい。 実力派作家が放つ、息をのむ傑作。 あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。わたしを心配するからこそ、誰もがわたしの話に耳を傾けないだろう。それでも文、わたしはあなたのそばにいたい――。再会すべきではなかったかもしれない男女がもう一度出会ったとき、運命は周囲の人を巻き込みながら疾走を始める。新しい人間関係への旅立ちを描き、実力派作家が遺憾なく本領を発揮した、息をのむ傑作小説。

はんぶんこしよう 泣きたくなったとき
きみとわたし
ここにいるよって 道を照らしていて
どうか どうか
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義しくあることの潔さを描いた「続泥流地帯」。作家としての感性を予感させる幼少期の自伝「草のうた」。

『悲しみも全部味方にして貴方の一生を照らしたい』
災害や貧困、家庭環境など悲しい事を乗越えて成長していく物語にぴったりの曲かなぁと思います。
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隣に座った女性は、よく行く図書館で見かけるあの人だった...。片道わずか15分のローカル線で起きる小さな奇跡の数々。乗り合わせただけの乗客の人生が少しずつ交差し、やがて希望の物語が紡がれる。恋の始まり、別れの兆し、途中下車―人数分のドラマを乗せた電車はどこまでもは続かない線路を走っていく。ほっこり胸キュンの傑作長篇小説。

最後のハッピーな2人の気持ちを歌った曲。
物語全体を包むワクワクするような身近な幸せという感じがして良い。
恋がしたくなる曲。
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仮想リゾート“数値海岸”の一区画“夏の区界”。南欧の港町を模したそこでは、ゲストである人間の訪問が途絶えてから1000年、取り残されたAIたちが永遠に続く夏を過ごしていた。だが、それは突如として終焉のときを迎える。謎の存在“蜘蛛”の大群が、街のすべてを無化しはじめたのだ。わずかに生き残ったAIたちの、絶望にみちた一夜の攻防戦が幕を開ける―仮想と現実の闘争を描く『廃園の天使』シリーズ第1作。

小説を読み進めるにつれて、強くなる不安感がこの曲と合っていると思いました。
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ショートコミックバージョンを一挙11本収録。4コマじゃない「スケッチブック」がぎっしりの「出張版」をお楽しみください。

どちらも哲学的なストーリーラインに通じるものがあり、曲はエンディングにぴったり。
最終話のエピソードが、そのまま曲の冒頭「ぼくはきみの翻訳機になって 世界を飛び回ってみたい」という歌詞にリンクします。
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「もしかしたらぼくはハリよりも多い<迷い>をもっているのかもしれない」

別れ際につい愚痴っぽくなってしまうのは、孤独がノックする音が聞こえるからか。
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僕に近づいてはいけない。 あなたを殺してしまうから。

『闘争心を持って生まれたあの日のモンスターも 背中のファスナーが覗こうと
哀しくはないさ 多分
(中略)また眠れなくて 眠れなくて
眠らないのは左 その身勝手 許さない右
左右不対称にもう疲れたみたい

両方の声が
「この身体で生まれて良かったのかい?」
云われた気がして焦っていないかな
好んで抱いた どちらかを本性だって呼ぶ
お望み通り終えたけど
もう片方の僕 見当たらない』
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地球に向けて、巨大小惑星ダイスが接近中。人類は、あと5日で終わりを迎える。人々はその瞬間、『裁きの刻』をどう迎えるのか―高校生の漆原亮の姉、圭子が殺された。コスモスの咲き乱れる花壇で、全裸で胸にナイフを突き刺された姿で発見された姉は、亮にとって唯一の家族、“世界そのもの”だった。恋人のこともそっちのけで、亮はとにかく犯人を見つけ出し、自分の手で復讐したいと暴走。そして“あるもの”を手に入れるため、クラスの“禁忌”と呼ばれる異端児・四元美咲に接触する。優しく、美しかった圭子を殺したのは、圭子の恋人だったのでは?しかしそれが誰なのかわからない。犯人を追い求めて、亮は圭子が入っていた天文学同好会、そしてダイスを崇拝するカルト集団『賽の目』に踏み込んでいく...。人類滅亡まであと幾日もない中で、なぜ圭子は殺されなければならなかったのか―

「世界の終わり」と「空っぽ」というワードが、美咲や亮の状況を連想させる。

この曲を聴けば、「共感できない」という読者の気持ちも多少なりとも動くのでは。
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酒浸りの元殺し屋「木村」。狡猾な中学生「王子」。腕利きの二人組「蜜柑」「檸檬」。運の悪い殺し屋「七尾」。物騒な奴らを乗せた東北新幹線は疾走する! 『グラスホッパー』に続く、殺し屋たちの狂想曲。

木村は怒り、王子は愉悦に浸りながら、蜜柑と檸檬は油断なく、七尾は不安げに。Aメロではそれぞれの登場人物達が新幹線に乗り込む際の情景が目に浮かびます。
さて、伊坂先生の小説でこの曲と同じタイトルの作品があるわけですが、この重厚感と軽快さはマリアビートルに合わせて味わいたい。
そんな一品です。
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すごい!情景が目に浮かびました!
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@ひかる コメントありがとうございます。ひかるさんに情景が伝わって私もハッピーです。
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