その日、兄とあたしは、必死に山を登っていた。見つけたくない「あるもの」を見つけてしまうために。あたし=中学生の山田なぎさは、子供という境遇に絶望し、一刻も早く社会に出て、お金という“実弾”を手にするべく、自衛官を志望していた。そんななぎさに、都会からの転校生、海野藻屑は何かと絡んでくる。嘘つきで残酷だが、どこか魅力的な藻屑となぎさは徐々に親しくなっていく。だが、藻屑は日夜、父からの暴力に曝されており、ある日――直木賞作家がおくる、切実な痛みに満ちた青春文学。

ーーーこの砂漠は砂糖で出来ている?ーーー
視界がぐんにゃり曲がる感覚、不思議の国のアリス症候群って言うらしいよ。
うつくしいって、残酷。
壊そうって気持ち、きれい。
最後にはみんな全部なくなって、健康な生活に戻っていく。
かなしいね。ええ、とっても。
0
0件のコメント

高度知的無機生命体・機械兵に支配され、人口の95%が失われてしまった世界。放浪の旅をするエリサとゲイツは、幼き最高司祭者・サヤが統べるアオキ村へと辿り着く。当初は村人たちと距離のあった2人だったが、次第に打ち解け村を挙げての祭りに招待される。そんな折、村の近くで機械兵の残骸が見つかり―。

残酷な世界に生まれ落ちてしまった物語の主人公と、そんな彼らの心情をストレートに語る音楽がマッチしています。
0
0件のコメント

夜になると、僕は化け物になる。化け物になった僕は、夜の学校で、ひとりぼっちの少女と出会う―

人はなぜ、誰かを愛するのだろう。それと同時に、誰かを忌み嫌ったりするのだろうか。

誰しも心の中に悪いものを飼っていて、その事で人は悩み、苦しむ。矛盾する感情を抑えきれずに、吐きだしてしまう。

生きることとは、その矛盾まで愛することなのだろう。極限まで愛して、自分の一部として「飼い慣らす」。

化け物がいることは悪くない。誰にでもいるから。それよりも問題なのは、「飼い主がちゃんとコントロールができない」ということだ。
0
0件のコメント

イギリス南東部の水辺の地に、一人暮らす風変わりな画家ラヤダー。彼が愛するのは、絵と自然、そして水辺にやってくる渡り鳥だけだった。しかし、ある日...。

どの話もきれいで、とても感動しました。何がいいか考えて、好きなバンドのこの曲を選びました。
(*´∀`)
0
0件のコメント

社会が良くなっても性的に幸せになれるわけではない。むしろその逆が起きている。男も女も満たされた人生に必要な知恵とは。

強固な理屈と自我で出来上がった私が、衝撃を受けた本。
自我を破壊した、「理屈の外」(トランス状態)にお二人様の醍醐味があるのか!お二人様って面白そう!と、衝撃を受けた本。
「あるがままの心で生きられぬ弱さを誰かのせいにして」と重なったのは、己が作り上げた強固な自我と理屈の要塞で、自分の本心がわからなくなってきたからかも。
「知らぬ間に築いてた自分らしさの檻の中でもがいてるなら」
一番「こうあるべき」と決めつけて、苦しんでいるのは、自分自身なんだよなぁ…。
0
0件のコメント

自分の指から生まれた妹への感情を綴る『星の恋人』。肩を壊した高校球児と成長を続ける“ヒナ”との交流が胸を打つ『日下兄妹』。飛行機事故で遭難した2人の交流を描く『ヴァイオライト』。そして、衝撃の四季大賞受賞作『虫と歌』。深くてフシギ、珠玉の4編を収録。

人の声のしない、静かで美しい音楽は、人間とそれ以外の間で息づく物語に、よく似合うと思います。
0
0件のコメント

この本のあらすじは準備中です。Amazonで読むこともできます。

へびだったときも貝だったときも豚だったときも、伴侶を深く愛してきた女性。彼女は今、人間の女性となって愛する恋人に寄り添っている。女性の可愛らしさは遥か昔の恋に繋がっていると思わせてくれる一編、「いつか、ずっと昔」おすすめです。「I will follow you あなたに ついてゆきたい」
0
0件のコメント

血の繋がらない親の間をリレーされ、四回も名字が変わった森宮優子、十七歳。だが、彼女はいつも愛されていた。身近な人が愛おしくなる、著者会心の感動作。

この小説に登場します。結婚式で使用される曲ですが、出会えることが幸せなのが、恋人や夫婦だけでないという言葉がまさしく小説全体に言えることだと感じました。
0
0件のコメント

88歳の現役モデルが教える昨日のあなたより、今日のあなたを好きになる方法。

【本の感想】
自分のありのままを受け入れ生きていく。
人の美しさとはなんなのか、
優しくも好奇心あふれる言葉で教えてくれる。
そんな本です。

【選曲理由】
「何度でも花が咲くように私を生きよう」
福山さんの優しくも芯のある言葉が、
この本にぴったりだと感じました。
0
0件のコメント

二十世紀をまるごと描いた、古川日出男による超・世界クロニクル。四頭のイヌから始まる、「戦争の世紀」。

強烈な表紙で、印象的でした。不思議な話でしたが、面白かったです 犬なので、この曲がうかんできました(*´∀`)うぉん
0
0件のコメント
主人公が悪の天才少年。ハイテクな武装の妖精も面白いです。楽しい曲がいいですね
(*´∀`)
0
0件のコメント
犯人があれで有名なミステリーです。知らずに読めてラッキーでした。こういう曲がいいかなと思いました(*´∀`)
0
0件のコメント

松山中学在任当時の体験を背景とした初期の代表作。物理学校を卒業後ただちに四国の中学に数学教師として赴任した直情径行の青年“坊っちゃん"が、周囲の愚劣、無気力などに反撥し、職をなげうって東京に帰る。主人公の反俗精神に貫かれた奔放な行動は、滑稽と人情の巧みな交錯となって、漱石の作品中最も広く愛読されている。近代小説に勧善懲悪の主題を復活させた快作である。

僕は伊坂幸太郎の著作が好きですが、あちらは「複雑な悪」で、一方「坊ちゃん」はシンプルな善悪の物語。
キャラクターがユーモラスで悪役が魅力的なところは似ているかと思います。
物語がシンプルな分、読後感の爽快!
漱石のクラシカルさ、ユーモラスな筆致、聴き終えた時の爽快感などからこの曲が主題歌だと面白いかなと思いました。
0
0件のコメント

高校生の時、偶然ピアノ調律師の板鳥と出会って以来、調律に魅せられた外村は、念願の調律師として働き始める。ひたすら音と向き合い、人と向き合う外村。個性豊かな先輩たちや双子の姉妹に囲まれながら、調律の森へと深く分け入っていく―。一人の青年が成長する姿を温かく静謐な筆致で描いた感動作。

静かな森の風景を想起させられます。
0
0件のコメント

北から南へ、そして南から北へ。突然高度な文明を失った代償として、人びとが超能力を獲得しだした「この世界」で、ひたすら旅を続ける男ラゴス。集団転移、壁抜けなどの体験を繰り返し、二度も奴隷の身に落とされながら、生涯をかけて旅をするラゴスの目的は何か?異空間と異時間がクロスする不思議な物語世界に人間の一生と文明の消長をかっちりと構築した爽快な連作長編。

曲の世界観が本とあっているかなと思いました
0
0件のコメント

人生の99%はあなたに必要がないことだ。心がすっきりラクになる36のヒント。

「失敗しない 雨も降らない 人生なんてない」
0
0件のコメント

瀬戸内海にほど近い町、今治の高校に通う良史のクラスにある日、本物の天使が転校してきた。正体を知った良史は彼女、優花が再び天国に帰れるよう協力することに。幼なじみの成美と健吾も加わり、四人は絆を深めていく...。これは恋と奇跡と、天使の嘘の物語。「私を天国に帰して」彼女の嘘を知ったとき、真実の物語が始まる。

僕の中で君を思うことが明日の生きる力に変わってく
もし向き合えたなら同じ歩幅で信じ合える道を歩いて行こう
こんなにも君を思うだけで苦しくて愛しさ募る気持ち
会いたくて君の好きなうたを繰り返し口ずさんだ帰り道
1
1件のコメント
はい!
1
返信する

ライターの「僕」は、ある猟奇殺人事件の被告に面会に行く。彼は、二人の女性を殺した容疑で逮捕され、死刑判決を受けていた。調べを進めるほど、事件の異様さにのみ込まれていく「僕」。そもそも、彼はなぜ事件を起こしたのか?それは本当に殺人だったのか?何かを隠し続ける被告、男の人生を破滅に導いてしまう被告の姉、大切な誰かを失くした人たちが群がる人形師。それぞれの狂気が暴走し、真相は迷宮入りするかに思われた。だが―。日本と世界を震撼させた著者が紡ぐ、戦慄のミステリー!

クライマックスで<僕>は「小説家にはなれないとわかりました」と語る。裏を返せば、彼が遭遇してきた人物は皆、カリスマ的な小説家になれる<領域>にいるのかもしれない。
0
0件のコメント

放火殺人で死刑を宣告された田中幸乃。彼女が抱え続けた、あまりにも哀しい真実――極限の孤独を描き抜いた慟哭の長篇ミステリー。

生と死を歌ったこの曲は、死刑宣告を受けることから始まる本著にピッタリです。
0
0件のコメント

恋のライバルは草でした(マジ)。洋食屋の見習い・藤丸陽太は、植物学研究者をめざす本村紗英に恋をした。しかし本村は、三度の飯よりシロイヌナズナ(葉っぱ)の研究が好き。見た目が殺し屋のような教授、イモに惚れ込む老教授、サボテンを巨大化させる後輩男子など、愛おしい変わり者たちに支えられ、地道な研究に情熱を燃やす日々...人生のすべてを植物に捧げる本村に、藤丸は恋の光合成を起こせるのか!?道端の草も人間も、必死に生きている。世界の隅っこが輝きだす傑作長篇。

植物は、細胞の中に宇宙を隠し持っている。

普段はその姿を見せることはないが、顕微鏡で観察した時、隠し持っていた世界を見せる。

なぜ、研究者がここまで情熱を注ぐのかという問いに、ふさわしい答えを見つけた。
皆、自分だけの神秘を見たいからだ。

自分だけが対象の良さを知っている。魅力を知っている。その優越感に勝るものはない。

研究者じゃなくても、経験することは多いだろう。

落ち着いたトーンで終始流れる、この温かみのある音に乗せて、身近なのにあまり知らない、彼らの本当の世界を知ったような気がした。
0
0件のコメント