ふみは高校を卒業してから、アルバイトをして過ごす日々。家族は、母、小学校2年生の異父妹の女3人。習字の先生の柳さん、母に紹介されたボーイフレンドの周、二番目の父――。「家族」を軸にした人々とのふれあいのなかで、わずかずつ輪郭を帯びてゆく青春を描いた、第25回野間文芸新人賞受賞作。

主人公のふみは複雑な家族事情を抱えているけど、お話に描かれてる母、異父妹の暮らしやボーイフレンド・周との関わりには光があり、明るさを感じる。ふみが笑顔でいっぱいのときw-inds.の夏空の恋の詩のようなポップでキャッチーな曲が読んでいるうちにBGMで流れているイメージがわきました。 ストーリーもw-inds.の曲もハッピーな気分にさせてくれます。
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八年後に小惑星が衝突し、地球は滅亡する。そう予告されてから五年が過ぎた頃。当初は絶望からパニックに陥った世界も、いまや平穏な小康状態にある。仙台北部の団地「ヒルズタウン」の住民たちも同様だった。彼らは余命三年という時間の中で人生を見つめ直す。家族の再生、新しい生命への希望、過去の恩讐。はたして終末を前にした人間にとっての幸福とは?今日を生きることの意味を知る物語。

BurnoutSyndromesの「ラブレター」と迷ったのですが、「ノストラダムスより愛を込めて」のところで、「死んでも死なない」という台詞が蘇ってきて、この選曲にしました。
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最強の殺し屋は――恐妻家。 殺し屋シリーズ最新作!

わたしの中でAXのイメージは、「愛の挨拶」エルガーのクラシックピアノ曲です。

p304の『その通り』あたりから入って、真っ黒な画面でエンドロールが流れ切った後に、兜(判子)の三宅夫妻の出会いのシーンが流れて終わるイメージがあります。

全体的なストーリーが他の殺し屋シリーズとは違ってゆったりしたスピードなのと、家族に焦点を当てしかも結果的に父と息子で医者を倒すという、読後感に形容し難いかたちの何かを感じた時、この曲が浮かびました。
わたしの中で伊坂作品は、クラシックのイメージが強いです。
魔王あたりからずっとそうなので、無意識のルールなのかもしれません。

この「愛の挨拶」は朝のようなイメージの楽曲ですが、曲全体は兜の平凡な殺し屋としての人生(暗)です。
その中でも中盤ト長調になるところ、本来なら暗く聞こえる箇所が兜にとっての家族の存在(明)なのだろうと、裏返して聞いてみると面白いなあと感じました。

わたしのイメージソングの発想が、読んだ時の感覚と曲調がハマるかどうかなのでもやっとした理由でお恥ずかしいですが、一度聞いてみていただきたいです。
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クラシックだったら読後感はこの曲しかない!ってぐらいぴったりでびっくりです。
次回は是非読書会でも選曲を聴かせてください^_^
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インタビューで朝井リョウさんが歌詞を引用していた曲。

「被害者と加害者の往復」としての生、が可視化されたのが平成かもしれない。

とにもかくにも、画面の中にノンフィクションはない。自分の目で確めなければ。
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25年に及ぶ大巨編完結の前編。読み終えたとき新たな決意と同時に乾いた詩情が傷ついた心を吹き抜ける。
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田舎の県立高校。バレー部の頼れるキャプテン・桐島が、理由も告げずに突然部活をやめた。そこから、周囲の高校生たちの学校生活に小さな波紋が広がっていく。バレー部の補欠・風助、ブラスバンド部・亜矢、映画部・涼也、ソフト部・実果、野球部ユーレイ部員・宏樹。部活も校内での立場も全く違う5人それぞれに起こった変化とは...?瑞々しい筆致で描かれる、17歳のリアルな青春群像。第22回小説すばる新人賞受賞作。

思えばこの小説の書評を見た頃からでしょうか、「スクールカースト」という単語が広く認知され始めたのは。映画も含め何度か見返した話です。
曲を聴いてそれに合う本が思い付いた珍しいパターンでした。
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あなたを、助けたい。

学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――
なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。
生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。一気読み必至の著者最高傑作。

メロは各々に抱える不安や孤独、サビは願いを叶える瞬間に当てはまりました。
人間愛や家族愛、いろんな愛に通じる曲だと思います。誰でも弱いところはある。恥ずかしがらずに頼っていい。歌詞からそんな風に聞こえてきます。
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始まりは、海外留学をかけた論文コンクール。幻の学生、『i』の登場だった。大学受験間近の高校3年生が行方不明になった。家出か事件か。世間が騒ぐ中、木村浅葱だけはその真相を知っていた。「『i』はとてもうまくやった。さあ、次は、俺の番――」。姿の見えない『i』に会うために、ゲームを始める浅葱。孤独の闇に支配された子どもたちが招く事件は、さらなる悲劇を呼んでいく。(講談社文庫)

愛されたかった君へ。
一際大きく輝くものを得ようとして、
失敗した君へ。

言い忘れたことはないかい?
最後の晩餐は決めたかい?

藍の花束を渡そう。
羽ばたくことも叶わず、
哀を焦がして奪われた君へ、
愛の言葉を託そうか。

『愛』『哀』『藍』『i』『eye』
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僕とクミコの家から猫が消え、世界は闇にのみ込まれてゆく。―長い年代記の始まり。

少し歪でいて、それでいて読んでいるひとの心に不思議な共感を呼び起こす。自分自身の本に魂を入れてゆき、作者と心を分かち合うというイメージで択んだ楽曲です。中村一義の「魂の本」が合うかなと。
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「四人ゲーム」。まっくらな部屋の四隅に四人の人間が立ち、肩を順番に叩きながら部屋をぐるぐる回るゲームだ。とうぜん四人では成立しないはずのゲームを始めたところ、忽然と五人目が出現した!でもみんな最初からいたとしか思えない顔ぶればかり。―行者に祟られ座敷童子に守られているという古い豪壮な屋敷に、後継者選びのため親族一同が呼び集められたのだが、後継ぎの資格をもつ者の食事にのみ毒が入れられる事件や、さまざまな怪異が続出。謎を解くべく急遽、少年探偵団が結成された。もちろんメンバーの中には座敷童子も紛れこんでいるのだが...。

座敷わらしも混じってくる少年探偵団みたいな話で面白かったです。こういう曲がいいかな、と思いました(*´∀`)
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「地獄への道は善意で舗装されている」のだと誰が言ったのだろうか。
彼らは幸福な死を与える救世主か。
身勝手な殺人鬼か。

人には死ぬ権利と生きる権利がある。
一般的にはQ.O.Lと呼ばれる。

命を差し出した人のなかには、
まだ「生きていたい」と望んだ人もいたのだ。

甘言を吹き込み、身勝手に剥奪するのは許されない。家族や患者の優しさを踏みにじり、悪意を注ぎ込む悪魔に餌を与えるな。
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俺のたったひとりの妹は三人いる。女の子らしく可愛らしい藍里。明るく活発で走ることが大好きな茜。ロックを愛好し、確かな自分の世界を持つ蘭香。これは一つの身体を持つ三人の妹との日々、その最後の記憶の物語。

歌詞のワードと物語がところどころリンクしているように思えました。
最後のシーンを読みながら聴くと一層。
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ビジネス書なのに泣けると評判の本書は、芸人の歌なのに泣ける『チキンライス』と例えることができます。
どちらにも目には見えない優しさがにじみ出ています。
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高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために―。学校生活の思い出や卒業後の夢などを語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。本屋大賞を受賞した永遠の青春小説。

歌詞がまるで主人公貴子のようだからです!
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作家の日々は、真剣かつ貪欲。最新エッセイ集!

良くも悪くも「子供」の部分を忘れていない辻村さんは、歌詞のとおり、“「ときめく」だけで いつでも子供になれる”人だと感じました。
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命懸けのショーをお楽しみあれ! 究極のサバイバル・ミステリ、開幕!

選曲に後悔はしてない。
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11月19日午前6時42分、僕は彼女に再会した。誰よりも真っ直ぐで、正しく、凛々しい少女、真辺由宇。あるはずのない出会いは、安定していた僕の高校生活を一変させる。奇妙な島。連続落書き事件。そこに秘められた謎...。僕はどうして、ここにいるのか。彼女はなぜ、ここに来たのか。やがて明かされる真相は、僕らの青春に残酷な現実を突きつける。「階段島」シリーズ、開幕。

だからもう、離れない。
二度ともう、迷わない。
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恋に落ちそうだよ
君はかわいい my sweet heart♪

突然浮かぶ、「雀の子を犬君が逃がしつる」というシーン。笑

少女をこっそり覗き見て、「可愛い」と囲ってしまう、
※ただし光源氏に限る
とつきそうなほど、普通に考えたら気持ち悪い行為だわw

恋に落ちそうだよ
少女のままでいい
おとなにならなくていい♪

光源氏が好きなのは、奔放な紫の上だったのでしょう。
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頭の中身フードプロセッサでひととおりガシャンガシャンやった後に食紅全色ぶち込んで鶏ひき肉と一緒に手で混ぜた感じです。こだわりシェフ。

仮に何かキモチワルイと思ったら、そのキモチワルイと思った感性を今後の人生で大事にしていけばいいと思うよ、うん。
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平安時代「童」と呼ばれる者たちがいた。彼らは鬼、土蜘蛛、滝夜叉、山姥...などの恐ろしげな名で呼ばれ、京人から蔑まれていた。一方、安倍晴明が空前絶後の凶事と断じた日食の最中に、越後で生まれた桜暁丸は、父と故郷を奪った京人に復讐を誓っていた。様々な出逢いを経て桜暁丸は、童たちと共に朝廷軍に決死の戦いを挑むが―。皆が手をたずさえて生きられる世を熱望し、散っていった者たちへの、祈りの詩。第10回角川春樹小説賞受賞作。

物語が持つ悲哀が、曲の持つ切なさと合致しているように感じます。
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