“歩く一人諜報組織”=“クルス機関”の異名をとる神奈川県警外事課の来栖惟臣は、日本に潜入している北朝鮮の工作員が大規模テロを企てているという情報を得る。一方そのころ、北の関係者と目される者たちが口封じに次々と暗殺されていた。暗殺者の名は、呉宗秀。日本社会に溶け込み、冷酷に殺戮を重ねる宗秀であったが、彼のもとに謎の女子高生が現れてから、歯車が狂い始める―。

2人の記憶を所持して生まれたという少女・伊藤杏子
死を促す前世の声に幼い少女は泣いた。
事象を理解するにつれ、一体何者なんだろう、私に終わりは来るのだろうか、浮かぶ疑問に立ち向かう少女の顛末とは…
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自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれた少年。彼らが出会う時、新たな魂の物語が生まれる。

痛みを感じるもの同士が寄り添いあって生きる姿は苦しくも神聖だ。愛情を捧げるパートナーを愛玩動物か人形としか思わない人間もいるのもまた事実で、だからこそ苦しい。

君にも響いてくるだろう。全身に傷を受けた者しか出せない絶唱が。君にも見えるだろう。心に傷を負った者を癒す人の姿が。
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自分の貧しいレパートリーの中で、なんとなく合うかなと感じたので。
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「復讐を横取りされた。嘘?」元教師の鈴木は、妻を殺した男が車に轢かれる瞬間を目撃する。どうやら「押し屋」と呼ばれる殺し屋の仕業らしい。鈴木は正体を探るため、彼の後を追う。一方、自殺専門の殺し屋・鯨、ナイフ使いの若者・蝉も「押し屋」を追い始める。それぞれの思惑のもとに——「鈴木」「鯨」「蝉」、三人の思いが交錯するとき、物語は唸りをあげて動き出す。疾走感溢れる筆致で綴られた、分類不能の「殺し屋」小説!

グラスホッパーの剣呑な雰囲気にマッチしていると感じます。ミンガスといえばサブマリンで登場したアーティストですよね。作中に登場したアルバムではないのですが、数年前にこのシングルを手に入れていたのを思い出し、聞いてみたところグラスホッパーに合っていると感じました。
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友人とのたわいもない会話。思い出の音楽や漫画。
かつて存在したものたちを思い出すことはできても、
現物は何億光年も離れた光のように、とっくの昔に過ぎ去っている。

彼らは後天的に発症した、感傷や『青春』たちだ。
鈍痛を伴って転がって、愛しく痛々しい姿を見せる。
今はもうそこにないものだからこそ、私たちは見よう見まねで付加価値を付け、代償に似合うだけの対価を求めていた。
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高校一年の斉藤くんは、年上の主婦と週に何度かセックスしている。やがて、彼女への気持ちが性欲だけではなくなってきたことに気づくのだが―。姑に不妊治療をせまられる女性。ぼけた祖母と二人で暮らす高校生。助産院を営みながら、女手一つで息子を育てる母親。それぞれが抱える生きることの痛みと喜びを鮮やかに写し取った連作長編。R‐18文学賞大賞、山本周五郎賞W受賞作。

正しい青春、正しい愛ってなんだろう。

絞り出した問いは、雨音にかき消されてしまった。

<やっかいなもの>を抱えながら産まれ、それでも生きていく物語。
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ピース・又吉直樹、すべての東京の屍に捧ぐ。「東京は果てしなく残酷で時折楽しく稀に優しい」いま最も期待される書き手による比類なき文章100編。自伝的エッセイ。

綺麗じゃなくていい。ドブ色だっていい。日常を彩るバラは、手の届く色になる。
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クラブの後輩の女の子を「黒髪の乙女」とよんで、ひそかに片思いしてる「先輩」。なんとかお近づきになろうと今日も「なるべく彼女の目にとまる」ナカメ作戦として乙女が行きそうな場所をウロウロしてみるけど…行く先々でヘンテコな人たちがひきおこす事件にまきこまれ、ぜんぜん前にすすめない! この恋、いったいどうなるの!? 天然すぎる乙女と空まわりしまくりな先輩の予測不能の初恋ファンタジー!【小学上級から ★★★】

恋にウジウジするのは男も女も一緒。
意中の人のことになると、途端にぎこちなくなりますよね?
これに関しては、人間みな平等です笑
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隣に座った女性は、よく行く図書館で見かけるあの人だった...。片道わずか15分のローカル線で起きる小さな奇跡の数々。乗り合わせただけの乗客の人生が少しずつ交差し、やがて希望の物語が紡がれる。恋の始まり、別れの兆し、途中下車―人数分のドラマを乗せた電車はどこまでもは続かない線路を走っていく。ほっこり胸キュンの傑作長篇小説。

「正しい行きずりの関係」の中で人から人へ、優しい気持ちのバトンが渡されていく様子が歌詞と小説でマッチしていると思います。
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急に物語が現れ出てきたのが、ちょっと幻想的だったので。
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この本を最初に読んでいたときに静寂の中で流れていてほしい楽曲を択んでみました。物悲しい雰囲気もあって、好きですね。
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毎夜、午前一時にバーに現われる男。投函されなかった手紙をたったひとり受け留め続ける郵便局員。植物になって生き直したいと願う青年―狂おしいほどに愛を求めながら、満たされず生きてきた彼らの人生に、ふいに奇跡が訪れる。抗えないはずの運命に光が射すその一瞬を捉えた、著者史上もっともやさしい作品集。魔性の50 Stories。

鬱蒼と生い茂る、木々の香りに圧倒されながら、私は森の中にいる。虚像と実像が合わせ鏡のようになった世界だ。

教団x、銃、そして何もかも憂鬱な夜に。
それらの鍵となったモチーフたちがちりばめられているのは偶然ではない。

絶えず不穏と暴力的な愛情が垣間見えては消える。
まるで、昔読んだおとぎ話みたいだ。

最後には私も、プラスマイナスゼロになって、ガラスみたいに透明になって消えるのだろう。

人がいなくなったあとに夢だけが取り残されたような世界が、ここには存在する。
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1995年1月、地震はすべてを一瞬のうちに壊滅させた。そして2月、流木が燃える冬の海岸で、あるいは、小箱を携えた男が向かった釧路で、かえるくんが地底でみみずくんと闘う東京で、世界はしずかに共振をはじめる...。大地は裂けた。神は、いないのかもしれない。でも、おそらく、あの震災のずっと前から、ぼくたちは内なる廃墟を抱えていた―。深い闇の中に光を放つ6つの黙示録。

リスト『愛の夢 第3番』。感想を言葉にするのが惜しく、あるいは難しいのでクラシックのピアノ曲。6篇いずれも美しく静かな文章の中で、一人一人の人生の劇的な変化が阪神淡路大震災と共にもたらされる様子が描かれる。
哀しさとロマンチックさが優雅に溶け合う物語にはこの曲が合う。
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もし、明日が来ないとしたら、わたしは今日、どんなにあなたを愛しているか伝えたい。9.11同時多発テロのあと話題となり、世界中が涙した感動の詩の邦訳。子どもを、恋人を、兄弟を、親を...、大切な人を想いながら、この詩を読んでください。

【本の感想】
当たり前が、当たり前じゃないことに気づける本です。
いつでも会えるから大丈夫。
それとは裏腹に伝えれなかった言葉たち、
想い。
愛情に満ちた言葉の数々。
変わらぬ日常が、かけがえのない瞬間って事に
気づける本です。

【選曲の理由】
「その柔らかな笑顔に触れて僕の憂鬱が吹き飛ぶ」
「巡り合えたことでこんなに世界が美しく見えるなんて」
「逢いたくなった時の分まで、
 寂しくなった時の分まで、もう一回」
今を大切にしようと思える曲です。
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少子化対策のため「抽選見合い結婚法」が施行されることになった。相手が気に入らない場合は断ることができるが、三回パスしたらテロ撲滅隊送りになる。だが、この強制的な見合いに、モテないオタク青年は万々歳、田舎で母親と地味に暮らす看護師は、チャンスとばかりに単身東京へ。慌てて恋人に結婚を迫るも、あっさりかわされてしまう女性もいて...。それぞれのお見合い事情をコミカルかつ、ハートウォーミングに描いた長編小説。

"どう思う?これから2人でやっていけると思う?"
"んんどうかなとりあえずは一緒にいたいと思ってる"
恋愛の始まりは"一緒にいたい"って気持ちから生まれるもの。
それはどんな形の恋愛でも当てはまると思う。
たとえ結婚相手が抽選で決められていても
この小説の登場人物達にも"一緒にいたい"と思える人と出会って欲しい、そんな願いも込めて選びました☺︎
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行助は美味しいたいやき屋を一人で経営するこよみと出会い、親しくなる。ある朝こよみは交通事故の巻き添えになり、三ヵ月後意識を取り戻すと新しい記憶を留めておけなくなっていた。忘れても忘れても、二人の中には何かが育ち、二つの世界は少しずつ重なりゆく。文學界新人賞佳作に選ばれた瑞々しいデビュー作。

上に積めないのだから、それを抱えたまま前を向くしかない。進むべき道は見えている。
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テリー・レノックスとの最初の出会いは、“ダンサーズ”のテラスの外だった。ロールズロイス・シルバー・レイスの車中で、彼は酔いつぶれていた...。私立探偵フィリップ・マーロウは、億万長者の娘シルヴィアの夫テリー・レノックスと知り合う。あり余る富に囲まれていながら、男はどこか暗い蔭を宿していた。何度か会って杯を重ねるうち、互いに友情を覚えはじめた二人。しかし、やがてレノックスは妻殺しの容疑をかけられ自殺を遂げてしまう。が、その裏には哀しくも奥深い真相が隠されていた...村上春樹の新訳で読書界の話題をさらった永遠の名作が、読みやすい軽装版で登場。

コール・ポーター作曲「Everytime We say GoodBye」 「さよならを言うことは、少しだけ死ぬことだ」
「村上ソング」にも詳しいです。
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東京・新井薬師に実在する「しょぼい喫茶店」(という名前の喫茶店)が、出来るまでと出来てからのエモすぎる実話。就活に失敗した学生が人生に行き詰まる→「しょぼい喫茶店」(という名前の喫茶店)をやりたいとブログに綴る→ブログがSNSで話題になる→見ず知らずの人から100万円もらう→ここまでの展開に感動した女性が「手伝いたい」と鹿児島から上京→ふたりで「しょぼい喫茶店」をオープン→紆余曲折ありつつ、そしてふたりは結婚。という超絶ウソっぽいですが実話、のお話です。

なんてことのない作業が
回り回り回り回って
今僕の目の前の人の笑い顔をつくってゆく♪

「自分は、『個人』である前に、社会の一員だ。だから社会に自分の力を使わなければ」
という主張にぴったり。

個をおさえて、誰かの笑顔をつくる、
地味で些細な生き甲斐...

自我ムンムンの対極にある自己啓発本につけたかった笑
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紅葉伝説に準えた怨念。時の権力者が次々と消えたとき真実の愛を得られるのか?信濃のコロンボ2作目
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つきあっていた男性からの婚約指輪、一目惚れした女がくれた一冊の本、憧れていた先生にもらった赤いボールペン。大切な人に贈られた物を巡るかけがえのない思い出を綴った、いとしくて泣きたくなるほど切ない七つの恋の物語。

主人公たちはみんな、どこかで諦めている。

大切だった人との思い出、
あの人が自分に残していったもの。

[忘れちゃったら私じゃなくなる]
そんな思いを抱えながら、
ときに思いを馳せながら、

彼らは生きていくんだ。
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