今日本屋で一目惚れして買いました。
本当はもっとおとなしい曲を選ぶ人もいるのかもしれませんが、この1巻の3話目まで読んで、中高それから社会人になってから感じた絶望感と、それに対する反抗心を思い出しました。
"絶望の平成に〜少女の愛""〜少年の愛""〜こどものうた"というフレーズがまさにこの作品に合っていると思います。
この作品の支えとなる倫理のセンセ(高梨)から発せられる倫理の名言は勉強にもなるし、毎回はじめに繰り返される、倫理の授業のスタンスを説明するカットは回を追うごとに深さを増し、物語に引き込まれていきます。

主人公が絶望の縁を友達と先生に助けられたシーンでは、中高の頃ずっと痴漢のターゲットにされていたこととか社会人になってからの痛い経験が間接的に慰められた気がして、思わず胸にグッときました。
2巻はこれから読みます。おすすめです。
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純粋さゆえに人を殺めてきた美しくも恐ろしい少女・ロザリンド。母恋しさに修道院を抜け出し、罪の意識のないままに更なる殺戮を繰り返していく。殺人鬼と化した最愛の娘の宿命を絶つため、苦悩の末に父・バーナードが下した悲しき決断は…!? 少女漫画界の巨匠・わたなべまさこが描く、作品発表当時に大反響を呼んだ昭和ホラーの衝撃作、ここに完結!

幼い少女は罪の意識がないにも関わらず、欲しいものは手に入るまで諦めない。その善意をわからせるためには暴力をも辞さない。後半、母を探し求め歪んだ正義を勝ち取った先にあるものは…。
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この本のあらすじは準備中です。Amazonで読むこともできます。

このマンガは本当に人に対して優しくなれるマンガなのでこの曲を選びました!
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さぁ、起きらんね! 日本の宝の島を、三人の幼馴染が駆け抜ける。超弩級の才能が放つ青春と革命の一大叙事詩!!

「多数の民間人が繰り返し犠牲となり、人々の哀しみは、島中に波のように広がった。」

「島唄よ、風に乗せて、死者の魂と共に海を渡り、
遥か遠い東の海の彼方にある神界 "ニライカナイ" に戻って行きなさい。」

彼らの魂は、ニライカナイに帰って転生する。
そして、その魂は永遠に消え去ることがないということを、彼らはその命をもって証明するのだ。
失った魂も、今生きている魂も、ここでは等しく生きている。

オンちゃんの、いや、戦果アギヤーたちの、永遠の繁栄を望みながら、私たちは生きるのだ。

この世にいない彼らの、声なき声に耳を傾けながら。
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北原白秋の戦争責任に言及するという、類をみない本。言葉は分かりやすく、戦時中の民衆がいかにして心理的に動員されていっかがわかります。もちろん、批判は可能ですが、ともあれ現代人必読です。

東京音頭もここに出てきます。ただ、普通の東京音頭も面白くないですからね。現代人のネオ・戦時体制にはネオ・東京音頭でひとつ。
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家族も友達もこの国も、みんな演技だろ――元「天才」子役と「炎上系」俳優。高1男子ふたりが、文化祭で演じた本気の舞台は、戦争の惨劇。芥川賞作家による圧巻の最高到達点。 かれはこの場のぜんぶを呪っている。 それを才能といってもいい。 そして演じるちからに変えている。 「最高に読み応えがあり、かつ唯一無二の印象がある。時代のフロンティアに刺さっている。」――古川日出男(朝日新聞文芸時評) 「間違いなく、作家・町屋良平のキーとなる作品」―山﨑修平(週刊読書人文芸時評) 本心を隠した元「天才」子役・生崎(きざき)と、空気の読めない「炎上系」俳優・笹岡(ささおか)。性格は真逆だが、同じように親を憎み、家族を呪い、そして「家族を大事に」というこの国が許せない。互いの本音を演じあうふたりはどこへ向かうのか――? 「今この国の空気」を生きるすべての人へ問う衝撃作! 「デビューから7年のすべてを投じました」――町屋良平

人はただ生活、幸福、家庭という制約の中に生きるエキストラにしか過ぎない。ただ生きるために顔色をうかがう演技をしなければならない若者たちの苦悩と、この国に潜む暴力を炙り出す問題作。
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今の某人民共和国はジョージ・オーウェルの想像の範囲内なんですかね・・・曲はまぁ、まんまですけどネ・・・
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生前の罪により、輪廻のサイクルから外されたぼくの魂。だが天使業界の抽選にあたり、再挑戦のチャンスを得た。自殺を図った少年、真の体にホームステイし、自分の罪を思い出さなければならないのだ。真として過ごすうち、ぼくは人の欠点や美点が見えてくるようになるのだが...。不朽の名作ついに登場。

天使が差しだした傘から、太陽を束にしたような強烈な光が溢れだす。

彼は無機質な青い瞳をこちらに向けながら、への字にしていた口を開く。

「全ての世界に光が射しますように。
そして、いつの日か、犯してしまった過ちごとこの世界を愛せますように。

自分自身の過ちを、罪を、全て償える日が来ますように。」

そして最後に、「この光があなたの胸に響き、新たな物語を紡げるような未来がやって来ますように。」と。
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「スタヴローギンの告白」として知られる『悪霊』第2巻「チーホンのもとで」には、3つの異稿が残されている。本書ではそのすべてを訳出した。さらに近年のドストエフスキー研究のいちじるしい進化=深化をふまえ、精密で画期的な解説を加えた。テクストのちがいが示すものは何か。

ニコライ・スタヴローギンの掴み難い、不安定さ、憂鬱にピッタリな曲だな、と思いました。
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過去の毒殺事件を探る話で、じわじわと緊張感がすごくて面白かったです。このバンドがいいなと思いましたよ(*´∀`)
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現役大学生、受賞! 第14回小説現代長編新人賞。 早くも応援の声、続々! 読みすすめながら、ふと、この小説はぼくが書いているのかもしれない、とおもった。 読了後、ほんとうにそうだった、とわかり、こころの底が熱くなった。 読んでいるひとと書いているひとが、ただひとつにつながれる。 読書のささやかな奇跡が、すべての読者の上に、くらげのように降りおちる。―いしいしんじ 『その日のまえに』『バッテリー』『重力ピエロ』『四畳半神話大系』『スロウハイツの神様』……学校の図書室にこもって本を読みふけり、「私は孤独だぜ」とものすごく傲慢に思っていたあの頃、ずっと彼らを待っていた。 ―額賀澪 今すぐ自分の好きな本を読み返したくなるような、本への愛を感じる物語でした。本が好きな方、そしてこれから好きになる方に読んで欲しいです。 ―武田綾乃 内容紹介:高校二年生の越前亨(えちぜんとおる)は、感情の起伏が少なく、何に対しても誰に対しても思い入れを持つことがあまりない。父親を病気で亡くしてからはワーカホリックな母と二人で暮らしており、父親が残した本を一冊ずつ読み進めている。亨は、売れなかった作家で、最後まで家族に迷惑をかけながら死んだ父親のある言葉に、ずっと囚われている。 図書委員になった彼は、後輩の小崎優子(こさきゆこ)と出会う。彼女は毎日、屋上でくらげ乞いをしている。雨乞いのように両手を広げて空を仰いで、「くらげよ、降ってこい!」と叫んでいるのだ。いわゆる、不思議ちゃんである。 くらげを呼ぶために奮闘する彼女を冷めた目で見、距離を取りながら亨は日常を適当にこなす。八月のある日、亨は小崎が泣いているところを見かける。そしてその日の真夜中、クラゲが降った。逸る気持ちを抑えられず、亨は小崎のもとへ向かうが、小崎は「何の意味もなかった」と答える。納得できない亨だが、いつの間にか彼は、自分が小崎に対して興味を抱いていることに気づく。

くらげが降るなんて法螺話だ。僕は笑う。彼女は乞うのを止めない。「理不尽に対抗する手段さえ理不尽」だと、先輩は言った。


積み重なった本が、記憶を呼び覚ます。取り戻しにゆこう。「少しだけ優しくなれますように。世界は残酷でも、美しいから」
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大人の凝り固まった常識を、子どもたちは軽く飛び越えていく。世界の縮図のような「元・底辺中学校」での日常を描く、落涙必至のノンフィクション。

So what's the matter with you?
それで、君の問題って何なの?
Sing me something new
それより何か新しい曲でも歌ってよ
Don't you know the cold and wind and rain don't know
寒さも風も雨も、分かってはくれない
They only seem to come and go away
ああいうのはただ通り過ぎて行くだけ

ということで、oasisのスタンド・バイ・ミーをお送りしました。西加奈子さんのiと並んで、シリアで過ごしていた某ロックバンドのボーカルさんに読ませたいですね。本気で思っています。まる。
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最近全く本読めてないのでこれ読んでみようかなと思いました!!
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地球征服を目論みながら、死闘の末に光の国のウルトラ戦士たちの手で野望を打ち砕かれたヴェンダリスタ星人。しかし、辛うじて生き残ったキップ・ラト・メイスは、超常の力で全人類に屈服を強いていた―。一方で、彼ら同様に唯一生き残ったウルトラの聖女ティアは、なおも抗戦を続けるために、心ある人間たちを光の国の“飛び地”でウルトラ化する。二柳日々輝は、ウルトラマンデュアルとして地球を救う戦いに身を投じる!

「光の戦士は涙を流さない代わりに苦しむ」
「正義は悪に育まれることを知れ」
「愛に甘えた人類が悪のようにも思えてくる」

Life of planet.この航海はどこに向かっている?
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連続テレビドラマ4月放送スタート! (日本テレビ系毎週日曜よる10:30~放送) 主演 広瀬すず 櫻井翔 『屍人荘の殺人』の今村昌弘を筆頭に、ミステリ界気鋭の作家たちが脚本協力した本格ミステリドラマシリーズ始動! 横浜に事務所を構える探偵事務所ネメシスのメンバーは、お人好し探偵の風真、自由奔放な助手アンナ、そしてダンディな社長 の栗田の三人。そんなネメシスに大富豪の邸宅に届いた脅迫状の調査依頼が舞い込む。現地を訪れた風真とアンナが目にしたのは、謎の暗号と密室殺人、そして無駄に長いダイイングメッセージ!? 連続ドラマ化で話題の大型本格ミステリシリーズ、ここに開幕! 【シリーズ続々刊行!】 シリーズ第二弾:藤石波矢 シリーズ第三弾:周木 律 シリーズ第四弾:降田 天 シリーズ第五弾:藤石波矢 シリーズ第六弾:青崎有吾/松澤くれは

軽く読めるミステリーです。いろんな人がかいてるシリーズで、屍人荘の今村先生は気になります。神話だからこの曲にしました(^.^)
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ある朝目ざめると青年ザムザは自分が1匹のばかでかい毒虫に変っていることに気づいた。以下、虫けらに変身したザムザの生活過程がきわめて即物的に描かれる。カフカ(1883‐1924)は異様な設定をもつこの物語で、自己疎外に苦しむ現代の人間の孤独な姿を形象化したといえよう。20世紀の実存主義文学の先がけとなった作品である。

言わずと知れたカフカの有名な短編。岩波文庫の翻訳は親子で行われているところもエモいですね。変身は翻訳によって印象が色々と異なりますが、そもそもカフカには常にマックス・ブロートの影がちらつくので、なんとなく永遠に本体の見えない不気味さがあります。

ザ・ピンボールズの「毒蛇のロックンロール」は気持ちのいいメロディにねっとりとした歌詞がからみついてムズムズする一曲。

みんなでムズムズしましょう。
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互いに男の恋人がいるのに、止めようもなく惹かれあう逢衣と彩夏。女性同士、心と身体のおもむくままに求めあい、二人は一緒に暮らし始めた。芸能活動をしていた彩夏の人気に火がつき、仕事も恋も順調に回り始めた矢先、思わぬ試練に襲われる。切ない決断を迫られ、二人が選んだ道は―。

恋人と引き裂かれた主人公が、何年も恋人を想う様子。

「柔肌の上に浮かぶ 血の管にくちづけた あの夜を想い出す」

...官能シーンがセクシーだったから。

引き裂かれても何年も相手を想う様子が、さすが綿矢ワールドの主人公、思い込みが強いぜと印象的だった笑
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もっとも禍々しく貧しい主人公。
自分をブスだと勝手に思い込んだ推理劇
- 嶋根 涼
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四人の少女がカルチャーセンターで遭遇する謎。 気鋭の著者が贈る、校外活動青春ミステリ。 内気な中学二年生・千鶴は、母親の言いつけで四谷のカルチャーセンターの講座を受けることになる。退屈な日常が変わることを期待して料理教室に向かうと、明るく子供っぽい桃、ちゃっかりして現金な真紀、堅物な優等生の公子と出会う。四人は偶然にも同じ班となり、性格の違いからぎくしゃくしつつも、調理を進めていく。ところが、教室内で盗難事件が発生。顛末に納得がいかなかった四人は、真相を推理することに。性格も学校もばらばらな四人が、カルチャーセンターで遭遇する様々な事件の謎に挑む!

カルチャーセンターが舞台のちょっとめずらしい連作短編集です。4人ともみんな個性がバラバラで楽しいですね。最後の話が好きでした(^.^)
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「最後の選択」出世と出産、あなたならどちらを優先させますか? 予想外の妊娠に揺れる、四十歳の選択とは/「ポトフと焼きそば」血の繋がらない息子と実の娘との距離感。ステップ・ファミリーという新しい家族の形/「次男坊の育児日記」増えているとはいうものの、男性の育児休暇はまだまだ少数派。いざ申請すると、どんな毎日が待っているのだろうか/他5編を収録した珠玉の短編集。

忘れないで君に宿った光
いつまでも消えぬように見守りたい♪

子どもがほしいほしくない、がパートナー間で一致しているかも大事なんだけど。

授かっても、途中で産まれてくることができないかもしれない。

タイトルどおり、いろいろな決意をした女性たちの短編集。

産む?産まない?産めない?
パートナーと選択肢が一致するかどうかより、
どう転んでも一緒に乗り越えようねっていえるほうが、いいなぁ。
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ビジネス書なのに泣けると評判の本書は、芸人の歌なのに泣ける『チキンライス』と例えることができます。
どちらにも目には見えない優しさがにじみ出ています。
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