あなたを、助けたい。

学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――
なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。
生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。一気読み必至の著者最高傑作。

BGMeetingの選曲です。
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秘密を抱え、彼は彼に会いに行く。あの雑木林の向こう、古書店「無窮堂」まで。新進気鋭の女性作家が描く「罪」と「再生」の青春小説。

真志喜と瀬名垣の関係性そのままの曲
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逃げて、逃げて、逃げのびたら、私はあなたの母になれるだろうか...。東京から名古屋へ、女たちにかくまわれながら、小豆島へ。偽りの母子の先が見えない逃亡生活、そしてその後のふたりに光はきざすのか。心ゆさぶるラストまで息もつがせぬ傑作長編。第二回中央公論文芸賞受賞作。

読み終えたときの絶望にも似たカタルシスに小谷美紗子さんの名曲が相応しいとおもいつけてみました。
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ディックさんのSFでない本です。ラストの絶望感がすごくて忘れられないです。この人がいいかなと思いました( ´∀`)
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メキシコを代表する建築家の邸までやってきたのは、かつてのビジネスパートナーの「目」になるためだった──建築事務所を営むキャリア女性の生き方を描いた『皿の上の孤独』を含む、六つの小さな幸せのストーリー。

周りが変わって、自分も変わったけど、ひとりであることだけは変わらなかった。
だからこそ、あの夜の景色を忘れない。
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「障害者も健常者も同じ人間」。そんな空虚な幻想が健常者の無関心を誘い、障害者の苦悩を呼ぶのなら、ぶちこわすしかない。障害者同士のプロレス、さらには障害者対健常者のマッチメイクで「清く正しい」障害者像をひっくり返し、世間の度肝を抜いた「ドッグレッグス」、汗と涙と笑いの快進撃を描くノンフィクション。ちくま文庫化にあたり、20年後の新たなあとがきを加える。

熱い熱い障がい者プロレス、彼らは肉体ひとつを目一杯使って、どでかい魔法を放ったのだ!
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夏休み、補習中の教室の窓の外を女子生徒が落下していった。自殺として少女の死がひそかに葬られようとしていたとき、目撃者の男子に真相を問い詰めたのは少女と同じ美術部の由良だった。絵を描きかけのまま死ぬはずがない。平凡な高校生たちの日常が非日常に変わる瞬間を鮮烈に描いた、青春ミステリーの傑作。

あの子は今頃どうしているだろう。無数の瑠璃色の蝶とともに、空のキャンパスに絵を描いているのだろうか。

人の命があっけなく奪われるニュースを見ていると、リアリティの有無を考えてしまう。同時に、人間という存在の呆気なさを。

平気で噂を信じていたわたしたち。残酷な言葉で傷つけては、良い気になって笑っていた。同調することを強いることが当たり前の「教室」で、それぐらいの見えない暴力は当たり前に起きた。

ー偶然が重なって人が命を落とすことは、皮肉だが現実にある。

快晴の日。神様が絵筆を取って、青藍を塗ったとしか思えないような空があるのは、彼女が歩いた跡が残っていたからか。
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横浜市郊外のごくふつうの家庭で育ち女子大に進学した神立美咲。渋谷区広尾の申し分のない環境で育ち、東京大学理科1類に進学した竹内つばさ。ふたりが出会い、ひと目で恋に落ちたはずだった。渦巻く人々の妬み、劣等感、格差意識。そして事件は起こった...。これは彼女と彼らの、そして私たちの物語である。

安易に語れない問題作なので2曲構成。2020年には、幸せな美咲の「逆襲」が見られると信じ、こちらを。

地の文のニヒルな語り口に"神の視点"を味わい、溜飲を下げているだけでは、読み手も「二流役者」で終わってしまう。
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就職活動を目前に控えた拓人は、同居人・光太郎の引退ライブに足を運んだ。光太郎と別れた瑞月も来ると知っていたから――。瑞月の留学仲間・理香が拓人たちと同じアパートに住んでいるとわかり、理香と同棲中の隆良を交えた5人は就活対策として集まるようになる。だが、SNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れする、本音や自意識が、彼らの関係を次第に変えて……。直木賞受賞作。

リカ
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武蔵を心の師とする剣道エリートの香織は、中学最後の大会で、無名選手の早苗に負けてしまう。敗北の悔しさを片時も忘れられない香織と、勝利にこだわらず「お気楽不動心」の早苗。相反する二人が、同じ高校に進学し、剣道部で再会を果たすが…。青春を剣道にかける女子二人の傑作エンターテインメント。

オーストラリアの4姉妹バンド、ストーンフィールド。真っ直ぐで力強くてまったく媚びないサウンド。
クールな女子高生剣士の物語にはクールなガールズバンドの曲でどうだ!
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私の選択は、間違っていたのですか。真面目に、正直に、懸命に生きてきたのに...。誰にも言えない苦い思いを抱いて、女たちは、一歩一歩、頂きを目指す。新しい景色が、小さな答えをくれる。感動の連作長篇。

大好きなMr.Childrenのラララを主題歌にしました。①山登りの爽やかなイメージに繋がるように曲調が明るいこと、②普段の何気ない幸せに気づくというメッセージがあることの2つを基準に選びました。
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この本のあらすじは準備中です。Amazonで読むこともできます。

なぜ知り合った日から半年過ぎても
あなたって手も握らない♪

冬子の視点から、藤城へのもどかしさ。
江ノ島での海のワンシーン。

甘酸っぱくて悶えて、エモい気分になる小説と歌。
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さぁ旅立ちのときは今♪
始まりに意味がある、って思える爽やかな話に。
何か意味づけができて、執着を手放せれば。
「ボクはボクさと主張したってボクもボクをよく知らなくて」はじめることで、発見があれば。

「ちゃっかりした大人になって」
中学時代の同級生と再会してそこから自分の心の動きに気づくような話だったから。

思ったような結末にならないのが怖くてなかなか物事を始められないので ちょっと元気をもらった小説。
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鈴木一、47歳。いたって平凡なサラリーマン。ただし家族を守るためならスーパーマンになれるはずだった。そう信じていた。あの日が訪れるまでは──。一人娘を不良高校生に傷つけられ、刃物を手に復讐に向かった先で鈴木さんが出会ったのは──ザ・ゾンビーズの面々だった! 脆くも崩れてしまった世界の中ではたして鈴木さんは大切なものを取り戻せるのか。ひと夏の冒険譚がいま始まりを告げる!

【主題歌から本へ】この歌が主題歌としてつかわれた映画の、原作小説。

なら息たえるまでかけてみよう
恥を撒き散らして♪
と、愛する家族への復讐のため、一介のオジサンがひたすら体を鍛える話。

冒頭に「光の射す方へ」の歌詞も引用され、金城さんとミスチルの関係にも興味津々w
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私たちは足が炎上している男の噂話ばかりしていた。ある日、銭湯にその男が現れて...。何かにとらわれ動けなくなってしまった私たちに訪れる、小さいけれど大きな変化。奔放な想像力がつむぎだす不穏で愛らしい物語。

人々が風に運ばれるMVと、『ある風船の落下』が重なる。西さんの小説を読む時と、この曲を聴く時の浮遊感も、どこか似たものを感じる。
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盗聴専門の探偵、それが俺の職業だ。目下の仕事は産業スパイを洗い出すこと。楽器メーカーからの依頼でライバル社の調査を続けるうちに、冬絵の存在を知った。同業者だった彼女をスカウトし、チームプレイで核心に迫ろうとしていた矢先に殺人事件が起きる。俺たちは否応なしに、その渦中に巻き込まれていった。謎、そして...。ソウルと技巧が絶妙なハーモニーを奏でる長編ミステリ。

この曲と本のじめじめした感じが好きです。
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昔ばなしが、まさかのミステリに! 「浦島太郎」や「鶴の恩返し」といった皆さまご存じの〈日本昔ばなし〉を、密室やアリバイ、ダイイングメッセージといったミステリのテーマで読み解いたまったく新しいミステリ。「え! なんでこうなるの?」「なんと、この人が……」と驚き連続の5編を収録。数々の年間ミステリにランクイン&本屋大賞ノミネートを果たした話題作、待望の文庫化。

昔話やおとぎ話の世界にさらにミステリー要素を加えた青柳さんのこのシリーズ。
表紙からは一見あっけらかんと明るいミステリかと思いきや、深く練り込まれた事件や謎の連続にぐいぐいと引っ張られて読みました。
違う角度から昔話やおとぎ話を読めるとてもおもしろい小説でした。
短編なので読みやすかったです。
ミステリ好きな方にはとてもおすすめ!
ということで水曜日のカンパネラのこのおもしろい曲を。
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ちょっと読みにくいけど、いろいろすごいミステリーでした。このバンドがいいと思いました(*´∀`)
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「お前は記録世界の住人だ」本好きで内気な男子高校生、直実は、現れた「未来の自分」ナオミから衝撃の事実を知らされる。世界の記録に刻まれていたのは未来の恋人・瑠璃の存在と、彼女が事故死する運命だった。悲劇の記録を書き換えるため、協力する二人。しかし、未来を変える代償は小さくなかった。世界が転回する衝撃。初めての感動があなたを襲う。新時代の到来を告げる青春恋愛SF小説。

僕は、口下手で不器用で本の虫。

SFが好きだけど、無力。ちっぽけな人間。
だけど。
運命を捻じ曲げて自らが消滅しても、この世界が改竄されても。

ーそれでも。

「『あの子を救いたい』と思ったのだろう?」
「想像力があれば、なんでもできるさ。無力だと思うな。」

ー僕はその時を息を止め、待つ。

これは、二人のナオミの物語。
「セカイ系」とひとまとめにするには、あまりある物語だ。
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浅田文学の新たなる傑作、誕生―。定年の日に倒れた男の“幸福”とは。心揺さぶる、愛と真実の物語。

ひとつの時代と共に、一人の男の命も終わろうとしていた。彼は、栄光の男になれたのだろうか。いや、そもそも彼は生涯で、何を掴もうとしていたのだろう。
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