島原の乱が鎮圧されて間もないころ、キリシタン禁制の厳しい日本に潜入したポルトガル人司祭ロドリゴは、日本人信徒たちに加えられる残忍な拷問と悲惨な殉教のうめき声に接して苦悩し、ついに背教の淵に立たされる……。神の存在、背教の心理、西洋と日本の思想的断絶など、キリスト信仰の根源的な問題を衝き、〈神の沈黙〉という永遠の主題に切実な問いを投げかける長編。

弱き者、農民が重い十字架を背負わされる。「神よ!あなたはそれでも沈黙なさるのですか?」の一行に泣いた。故にキリエ。
0
0件のコメント

日高拓也と北原紗月は同じ剣道部に籍をおく中学生。互いにひかれあい恋人同士に。が、拓也には普通の恋愛では満たされない密かな思いがあった...。紗月の脚への執着、紗月の怜悧な視線が刺さるときの快感。自らを「俺は紗月の犬や」と告白する拓也。そんな拓也に嫌悪する紗月だが、いつしか自分も尋常ではない自身の性向に気づかされてゆく...。妖しい月の光のような耽美な描写と谷崎潤一郎文学を髣髴とさせるストーリー展開。今の時代も読み継がれる名作コミック第一巻。

「月光の囁き」を読み終えたときに竹善さんの「十三夜の月」でお互いに満たされない世界観を稠密に描いているのではないか、と感じました。シンクロしていましたね。
0
0件のコメント
「みんなが近くにいる。怖い。それで保たれている。」この歌詞が物語の核心を突く。不穏で不気味、煽るような曲調と後半に鳴るホーンの混沌具合が、正体不明の三体人の存在や地球人の絶望感にマッチしている。
人類は史上最大の敵に打ち勝つことができるのか?これほど面白い作品には中々出会えないので、ぜひ読んでもらいたい。
0
0件のコメント

この本のあらすじは準備中です。Amazonで読むこともできます。

影島の暴言には、今の時代の言論に対する危惧も含まれている。(理解できない人間にあだ名を貼りつけ、ここぞとばかりに差別するスタンスのことだ)。誰かが自分より上の立場に立てば非難する。痛いのに、目をそむけられない。

どうか不憫なカスミを救ってあげてほしい。彼女こそがこの小説の、唯一の光だから。
1
1件のコメント
みんな寂しいのに、お互いを冷笑している。そんな時代の空気を切り取った組み合わせですね。それでも希望が持てるところがいいと思います!
1
返信する

この本のあらすじは準備中です。Amazonで読むこともできます。

歌詞を反面教師にしたメッセージが、主人公Kと重なる。
疾走感のあるメロディも雰囲気が合ってると思う。
0
0件のコメント

精神科医というフィールドを超え、多くのメディアで幅広く活躍する著者が、現代の恋愛における様々な問題を独自の視点で分析した、目からうろこの恋愛論。

きっとウルトラマンのそれのように
君の背中にもファスナーがついていて♪

自己肯定感が低いと、他人に対する基本的信頼感がうすい、という話で浮かんだフレーズ……。

男も女も、ファスナーの下にあるのは、欲望?さみしさ?
0
0件のコメント

あなたを、助けたい。

学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――
なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。
生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。一気読み必至の著者最高傑作。

 直感的に、選んでしまいました! (笑) 
0
0件のコメント

郵便配達員として働く三十歳の僕。ちょっと映画オタク。猫とふたり暮らし。そんな僕がある日突然、脳腫瘍で余命わずかであることを宣告される。絶望的な気分で家に帰ってくると、自分とまったく同じ姿をした男が待っていた。その男は自分が悪魔だと言い、「この世界から何かを消す。その代わりにあなたは一日だけ命を得る」という奇妙な取引を持ちかけてきた。僕は生きるために、消すことを決めた。電話、映画、時計…僕の命と引き換えに、世界からモノが消えていく。僕と猫と陽気な悪魔の七日間が始まった。二〇一三年本屋大賞ノミネートの感動作が、待望の文庫化!

元カノの要素、もしも携帯電話がなかったらと考えること、しかし携帯電話があるからこその便利さを思うこと…
世界から電話が消えたなら、の章と私の中で結びついたのはこの曲。

ちなみに携帯電話にはCat.Verもあります。斎藤ネコさんのバイオリン演奏が加わってるのが違いだとか。
0
0件のコメント

4月、はじめて付き合った彼女から手紙が届いた。そのとき僕は結婚を決めていた。愛しているのかわからない人と―。天空の鏡・ウユニ塩湖で書かれたそれには、恋の瑞々しいはじまりとともに、二人が付き合っていた頃の記憶が綴られていた。ある事件をきっかけに別れてしまった彼女は、なぜ今になって手紙を書いてきたのか。時を同じくして、1年後に結婚をひかえている婚約者、彼女の妹、職場の同僚の恋模様にも、劇的な変化がおとずれる。愛している、愛されている。そのことを確認したいと切実に願う。けれどなぜ、恋も愛も、やがては過ぎ去っていってしまうのか―。失った恋に翻弄される、12カ月がはじまる。

私の届かぬあなたへ 愛のある日々を
栄光の結末を どうか あなたに あなたに

もう二度と会うことのないハルからの、
最後の愛の手紙(Last Lave Letter)。
この歌の一番好きなフレーズに、私史上最も合う物語です。
0
0件のコメント

なぜ少年はテロリストになったのか――衝撃と感動が迫りくる慟哭ミステリー

"君の運命の人は僕じゃない"
「その溝は埋まらない」
0
0件のコメント

好きな小説、好きなアニメ、好きな映画、好きな人。辻村深月は「コレ」で出来ている!愛するすべての「物語」たちへ。初エッセイ集。

たくさんの『好き』で満たされた世界。ドラえもんを愛してやまなかった少女は大人になる。映画の脚本を書いて、小説も出した。
今日も彼女の『テキオー灯』が、名もなき誰かを照らす。カルチャーの境界も、時代を越えて。
0
0件のコメント

キスをして抱きしめられ、初めて普通の状態になれたあの頃。今の私は年下の彼に、昔の自分を重ねてしまう(「試着室」)。私の性を抑圧し続けてきた、私に対して1ミリも動かなくなった彼の性器に、今、私は復讐をした(「ポラロイド」)。他の男と寝て、気づく。私はただ唯一夫と愛し合いたかった(「献身」)。―幸福も不幸も与え、男と女を変え得る愛と結婚の、後先を巡る六つの短篇。

「間抜けな神様が僕らを つがいで飼おうとして
狭い鳥かごに入れたなら今頃 絵にかいたような幸せが
訪れていたのかなぁ?」
と、一番好きな2番のサビが、一番すきな短編「婚前」のその後に通じる。
完璧にクリーンに見えた婚約者の、これまでに見たことがない顔を見て…

育児ノイローゼ、セックスレス…。
子どもという第三者が入らなけば、
比較しなければ、外の世界を知らなければ
→つがいだけ狭い鳥かごに入れたらなら
結婚後も「幸せ」と思えたのだろうか。

話し合ったって何一つ分かり合えないけど
終わりにするって答えだけは同じ♪

遅かれ早かれ、いつかは終わるだろう…という印象が共通していたので、この歌を。
0
0件のコメント

毒親、マウンティング、意識高い系バトル......都会で女子的生活を楽しむみきが日々のモヤモヤを痛快にぶっとばす、超デトックス小説!

「キラキラキラキラ魔法のように」
そう、おしゃれはどんな人も魔法のように輝かせてくれる。
それは男女問わず。アパレル業界でひたむきに頑張る主人公を思い選曲しました。
0
0件のコメント

社会が良くなっても性的に幸せになれるわけではない。むしろその逆が起きている。男も女も満たされた人生に必要な知恵とは。

強固な理屈と自我で出来上がった私が、衝撃を受けた本。
自我を破壊した、「理屈の外」(トランス状態)にお二人様の醍醐味があるのか!お二人様って面白そう!と、衝撃を受けた本。
「あるがままの心で生きられぬ弱さを誰かのせいにして」と重なったのは、己が作り上げた強固な自我と理屈の要塞で、自分の本心がわからなくなってきたからかも。
「知らぬ間に築いてた自分らしさの檻の中でもがいてるなら」
一番「こうあるべき」と決めつけて、苦しんでいるのは、自分自身なんだよなぁ…。
0
0件のコメント

「それじゃあキミを死神として採用するね」ある日、高校生の佐倉真司は同級生の花森雪希から「死神」のアルバイトに誘われる。曰く「死神」の仕事とは、成仏できずにこの世に残る「死者」の未練を晴らし、あの世へと見送ることらしい。あまりに現実離れした話に、不審を抱く佐倉。しかし、「半年間勤め上げれば、どんな願いも叶えてもらえる」という話などを聞き、疑いながらも死神のアルバイトを始めることとなり―。死者たちが抱える、切なすぎる未練、願いに涙が止まらない、感動の物語。

ラストシーンにぴったりでした
間違えて消しちゃったので再投稿😅
0
0件のコメント

恋人と、妻と、兄弟と、家族と、あるいはひとりで...さあ、ドライブに出かけよう。かつてあった愛を探しに、いまここにある愛を確かめに。ここではない、どこかへ。あなたと、ふたりで。8人の短篇の名手が描く、8つの愛の情景。“クルマで出かける場面を用意すること”だけを約束事に8人8様の個性豊かな短篇アンソロジー。

どこまでも行ってしまいたいときがある。
今の場所を抜け出して、どこか遠いところまで、逃げ出してしまいたい。

しかし、そんな余裕もお金もない。

そんな時、本は便利だ。こんなときに、ページをめくりさえすれば、一瞬で旅へ行けるのだから。

一瞬目を閉じれば、そこには今まで見えてこなかった世界が開けてくる。

旅のお供には、ニューミュージック。今までの価値観を覆してしまった、革命ともいうべき音楽。その雄とも言えるこの曲を添えることとしよう。

この小旅行が、あなたにとって最高の旅になることを心から願っている。
0
0件のコメント

生前の罪により、輪廻のサイクルから外されたぼくの魂。だが天使業界の抽選にあたり、再挑戦のチャンスを得た。自殺を図った少年、真の体にホームステイし、自分の罪を思い出さなければならないのだ。真として過ごすうち、ぼくは人の欠点や美点が見えてくるようになるのだが...。不朽の名作ついに登場。

天使が差しだした傘から、太陽を束にしたような強烈な光が溢れだす。

彼は無機質な青い瞳をこちらに向けながら、への字にしていた口を開く。

「全ての世界に光が射しますように。
そして、いつの日か、犯してしまった過ちごとこの世界を愛せますように。

自分自身の過ちを、罪を、全て償える日が来ますように。」

そして最後に、「この光があなたの胸に響き、新たな物語を紡げるような未来がやって来ますように。」と。
0
0件のコメント

夜になると、僕は化け物になる。化け物になった僕は、夜の学校で、ひとりぼっちの少女と出会う―

人になりすまし、人を嘲笑う愚かな生き物。
しかし、誰にだってこの魑魅魍魎になりうるのだ。
自分に嘘をつき続け、人にも嘘を貫き通した時、人は人ではなくなるのだろう。


また、同じ夢を見ていたの元ネタは10-FEETの蜃気楼、そしてこの本の元ネタはこの曲であることをここに添えたい。
0
0件のコメント

ビジネス書1位といわれてきた本書、ついに文庫化!新宿駅東口改札から15秒、日本一の立地にある個人商店カフェ「ベルク」。チェーン店にはない創意工夫、ユニークな経営術が全てわかる。「新宿」らしさを残しつつ、生き残ってきた店の歴史と、個人店がどのように生き残るかのヒント満載!文庫化にあたり、その後の動きを追記。

「人は大切なものを守る為には、時には戦わないといけない事もある」と教えてくれた本。
戦うけれど、ずっと敵ではない。

著書では、巨大な企業と戦い、ベルクを守った経緯が描かれておりますが、決してその企業の担当者を恨んでいるわけではない。

イーグルスのディスペラードについても、直訳すれば、「ならずもの」
ですが、歌詞をよく噛み砕いて聴いてみると、大切な友人を思いやる歌だとわかります。
0
0件のコメント

貧しく孤独な少年ジョバンニが、親友カムパネルラと銀河鉄道に乗って美しく悲しい夜空の旅をする、永遠の未完成の傑作である表題作や、「よだかの星」「オツベルと象」「セロ弾きのゴーシュ」など、イーハトーヴォの切なく多彩な世界に、「北守将軍と三人兄弟の医者」「饑餓陣営」「ビジテリアン大祭」を加えた14編を収録。賢治童話の豊饒な味わいをあますところなく披露する。

「銀河鉄道の夜」という物語は、幻想的な美しさ故に、その世界に存在する底知れぬ哀しみや淋しさが際立つ作品だと私は思っています。溝口肇氏のINFINITY~夢の引力~はまさに「銀河鉄道の夜」の世界を再現しているようです。夢を見ているようなふわふわとした感覚の中にある、手の届かない淋しさや哀しさが、この曲を聴き終えた後、そして「銀河鉄道の夜」を読み終えた後に、全ての人を取り巻くでしょう。私はこの曲を、もういない、カムパネルラという名の少年に捧げます。
0
0件のコメント