獣もヒトも求愛するときの瞳は、特別な光を放つ。見えますか、僕の瞳。ふたりで海に行っても、もんじゃ焼きを食べても、深く共鳴できる僕たち。歌人でエッセイの名手が贈る、甘美で危険な純愛詩集。

生まれながらの詩人がいる。

顕著な人を二人挙げよう。
谷川俊太郎と穂村弘だ。

彼らの手にかかれば、
ただの会話やメールでさえも、
シュールな詩になる。

本人は至って真面目なのに、
筆を走らせる傍から滑稽な物語に変わってしまうのだ。

『言葉の倒錯』をいかに味わってもらうか。
と考えた結果、PELICAN FANCLUBに思い当たった。

『ベートーヴェンも人間だっけ』。
エンドウアンリは、
普通という常識を疑った。

これは、言葉によって成された
『当たり前』の反逆劇だ。
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『夜は短し歩けよ乙女』『有頂天家族』『きつねのはなし』代表作すべてのエッセンスを昇華させた、森見ワールド最新作!旅先で出会う謎の連作絵画「夜行」。この十年、僕らは誰ひとり彼女を忘れられなかった。

女は自分が一人の絵描きが産み出した想像上の怪物であることを信じられなかった。
波のように電車は揺れて、暗い夜道をガタゴトと進んでゆく。
朝の光と夜の闇は対となり、私たちの世界までも無慈悲に照らしてゆく。なぜそんな現象が起きてしまうのか。それは、世界は常に夜を迎えているからだ。私たちはそこに潜む、一つの白い街灯にすぎない。
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外資系の保険会社に勤める僕・坂木司には、一風変わった親友がいる。自称ひきこもりの鳥井真一だ。複雑な生い立ちの鳥井は外部との接触を極力避け、僕を通じて世界を見ている。そんな鳥井の関心を外の世界に向けるため、彼との食卓に僕が出会った身近な謎を披露していく。大人の視点で推理し、子供の純粋さで真実を語る鳥井は、果たして外の世界へとはばたくことができるのか。《ひきこもり探偵》シリーズ第一弾!

坂木に依存した引きこもりの鳥井をイメージして選曲しました。デビュー三部作の第一部。12年ほど前にこの本と出会い、坂木さんを好きになりました。
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「辺境の人」に置き去られた幼子。この子は村の若夫婦に引き取られ、長じて製鉄業で財を成した旧家赤朽葉家に望まれ輿入れし、赤朽葉家の「千里眼奥様」と呼ばれることになる。これが、わたしの祖母である赤朽葉万葉だ。――千里眼の祖母、漫画家の母、そして何者でもないわたし。高度経済成長、バブル景気を経て平成の世に至る現代史を背景に、鳥取の旧家に生きる三代の女たち、そして彼女らを取り巻く不思議な一族の姿を、比類ない筆致で鮮やかに描き上げた渾身の雄編。第60回日本推理作家協会賞受賞作。ようこそ、ビューティフル・ワールドへ。

戦後の製鉄所、千里眼の祖母からはじまる、女性達三代の物語。なにものでもないわたしが、最後にみつけたものに感動しました。(*´∀`)
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四国の図書館に着いたカフカ少年が出会ったのは、30年前のヒットソング、夏の海辺の少年の絵、15歳の美しい少女―。一方、猫と交流ができる老人ナカタさんも、ホシノ青年に助けられながら旅を続ける。“入り口の石”を見つけだし、世界と世界が結びあわされるはずの場所を探すために。謎のキーワードが二人を導く闇の世界に出口はあるのか?海外でも高い評価を受ける傑作長篇小説。

輪廻転生やメタファー、時空の歪みなどの現象がやや退廃的な世界観でリンクしている。もしかしたら誰もが失った誰かの記憶を潜在的に求め、その人の示した道を辿っているのかもしれない。
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就職活動を目前に控えた拓人は、同居人・光太郎の引退ライブに足を運んだ。光太郎と別れた瑞月も来ると知っていたから――。瑞月の留学仲間・理香が拓人たちと同じアパートに住んでいるとわかり、理香と同棲中の隆良を交えた5人は就活対策として集まるようになる。だが、SNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れする、本音や自意識が、彼らの関係を次第に変えて……。直木賞受賞作。

ミズキ
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最強の殺し屋は――恐妻家。 殺し屋シリーズ最新作!

殺し屋というキーワードから
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「人間レベル2」の僕は、教室の中でまるで薄暗い電球のような存在だった。野良猫のような目つきの美少女・百瀬陽が、僕の彼女になるまでは―。しかしその裏には、僕にとって残酷すぎる仕掛けがあった。「こんなに苦しい気持ちは、最初から知らなければよかった...!」恋愛の持つ切なさすべてが込められた、みずみずしい恋愛小説集。

恋愛短編集。恋が実るのか、実らないのかという結果ではなくて、好きという気持ちが溢れるような、走り出すような感じが描かれていて、この曲のサビが頭に浮かびました。
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終始鬱屈した感じの曲ですが、ラストに一瞬変化があるところが、似てる。かもしれない。
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封印されてきたソ連の従軍女性たちの声を聞けば、現代史のなかにひそむ悪魔の顔が見えてくる。衝撃のインタビュー集。

戦時下で起きることを生々しく淡々と綴った戦争文学だからこそ、せめて今はあの橋の向こうで彼女達に救いと安らぎがあることを願いこの曲を。
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もう何も失いたくない。でも私は、また人と関わりたいと思った。心の揺らぎが輝きを放つ短編集、著者の真骨頂五編。

意味がないな 君が居ないと
そんな夏だけが残っていく
キリがねぇな
悲しみは叩き割るたび増えていく
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ある日、高校生の僕は病院で一冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。それは、クラスメイトである山内桜良が密かに綴っていた日記帳だった。そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていて——。読後、きっとこのタイトルに涙する。デビュー作にして2016年本屋大賞・堂々の第2位、75万部突破のベストセラー待望の文庫化!

直感。
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貧しく孤独な少年ジョバンニが、親友カムパネルラと銀河鉄道に乗って美しく悲しい夜空の旅をする、永遠の未完成の傑作である表題作や、「よだかの星」「オツベルと象」「セロ弾きのゴーシュ」など、イーハトーヴォの切なく多彩な世界に、「北守将軍と三人兄弟の医者」「饑餓陣営」「ビジテリアン大祭」を加えた14編を収録。賢治童話の豊饒な味わいをあますところなく披露する。

「銀河鉄道の夜」という物語は、幻想的な美しさ故に、その世界に存在する底知れぬ哀しみや淋しさが際立つ作品だと私は思っています。溝口肇氏のINFINITY~夢の引力~はまさに「銀河鉄道の夜」の世界を再現しているようです。夢を見ているようなふわふわとした感覚の中にある、手の届かない淋しさや哀しさが、この曲を聴き終えた後、そして「銀河鉄道の夜」を読み終えた後に、全ての人を取り巻くでしょう。私はこの曲を、もういない、カムパネルラという名の少年に捧げます。
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砂漠に飛行機で不時着した「僕」が出会った男の子。それは、小さな小さな自分の星を後にして、いくつもの星をめぐってから七番目の星・地球にたどり着いた王子さまだった…。一度読んだら必ず宝物にしたくなる、この宝石のような物語は、刊行後六十年以上たった今も、世界中でみんなの心をつかんで離さない。最も愛らしく毅然とした王子さまを、優しい日本語でよみがえらせた、新訳。

知人に勧められて読んでみました。読む前は年少者向けの物語と思っていましたが、これは大人こそ読むべき物語です。
子どもでも読みやすいシンプルな言葉で、古今東西、老若男女問わずこれほど多くの人に感銘を与えるような普遍性を持つ物語を紡いだことは驚きに値します。

ストーリーの中で星の王子さまは色々な星を旅していくのですが、その星にいる者たちが、僕自身が世界に対して感じていた違和感を過不足ないメタファーとなってくれていました。滑稽なキャラクターで世界の皮肉が(「大人」という存在の歪な側面が)表現されていると救われます。
歳を重ねても「蛇に飲み込まれた象」と言える感性でありたいです。

選曲は、絢香のバラード。
恋愛の歌詞ですが、主人公から見た王子さまの存在はこんな感じなのかもしれません。物語後半のシーンに合います。
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ほんの出来心から携帯闇サイトのバイトに手を出したオオバカナコは、凄惨な拷問に遭遇したあげく、会員制のダイナーに使い捨てのウェイトレスとして売られてしまう。そこは、プロの殺し屋たちが束の間の憩いを求めて集う食堂だった―ある日突然落ちた、奈落でのお話。

LOSERの集う店。常識は皆無。命と飯の等価交換。

サイケデリックなイメージとテンポの良さがぴったり。
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DAOKO「千客万来」には負けるけど
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震災からひと月、作家は福島浜通りをめざす。失語する景色、不可視の放射線、傷ついた馬たち。極限の現実の果て、ついに小説は導かれる。そして「彼」、被災地に現れた「彼」、『聖家族』の狗塚牛一郎は作家に語りはじめた―。祈る。想像する。光を求めて言葉を刻む文学の軌跡。

我々の歴史は、血なまぐさい暴力に侵されている。英雄であると言い伝えられた武将や偉人には、冷酷非道な独裁者という一面を持つ者も、一定数存在する。

それでも祈らねばならない。
プロメテウスの罪を被った人類は、馬たちのように無垢な瞳で、飼い慣らされた未来を見続けなければならぬのだ。

あの日、『聖家族』は著者と一体化し命を得た。
登場人物のひとりである狗塚牛一郎は、我々に耳元で語り続ける。
『私たちは誰も憎めない。歩みを止めてはならない』と。
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『今日の芸術』に続いて1956年に刊行された『日本の伝統』もたちまちベストセラーとなった。法隆寺壁画焼失のわずか数年後「法隆寺は焼けてけっこう」「自分が法隆寺になればよいのです」と言い放った太郎に対し、巷は賛否の渦で騒然となる。西洋への追従の裏返しとしての「伝統主義」を真っ向から否定し、縄文の美を発見し、雪舟の絵に挑みかかった50年代から60年代、岡本太郎は一画家から完全に脱皮し、独自の思想を背景にもつスケールの大きな芸術家へと変貌を遂げる。本巻ではその軌跡を追い、彼がこの時期集中的に「対決」した「日本の伝統」とは何だったのかに迫る。

芸術は、いやったらしく、きれいでなく、うまくないもの。
既存の枠組みを飛び越え、現状の感性を脅かす気持ち悪さを持っているアーティストが崎山蒼志だ。
誰の真似でもない自由で新しい歌い方。
この本でひたすら旧態依然で窮屈な「古い芸術界」を腐す岡本太郎も彼の演奏を聴けばきっと笑顔になるはずだ。
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AIの先駆けとなった、80年代の世相を取り上げたユーモラスな探偵譚。笑い死注意!
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この本のあらすじは準備中です。Amazonで読むこともできます。

ちょっと気だるげで空気の冷たい朝の雰囲気にぴったりです。
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家具職人の壱晴は毎年十二月の数日間、声が出なくなる。過去のトラウマによるものだが、原因は隠して生きてきた。制作会社勤務の桜子は困窮する実家を経済的に支えていて、恋と縁遠い。欠けた心を抱えたふたりの出会いの行方とは。

大きなもの揺るぎないもの 
そう疑いもしないで過ごした♪
家族の愛にいつも守られて♪

守ってくれる家族のもとで育ったことは、
当たり前に思うようで、当たり前じゃない。
と、家庭環境が難しい女の子に惹かれた男性が気づく。

互いに、自分の世界に閉じこもった冴えない気分から抜け出せている、と信じて。
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