ーカリスマ書店員・新井見枝香
いわゆる“年上小悪魔”に翻弄される主人公の少年、その小悪魔をも翻弄する“大人の男”による三つ巴狂想曲。添えるのは同じくロシアの名曲「黒い瞳」。全ての歌詞がこの小説のためにあるよう。
クジラ=AIと対峙せよ――さもなくばヒトの創作は、終わる。AIの下請けとなった元作曲家に自殺した天才作曲家が残した謎は未完の新曲と“指”だった。『虹を待つ彼女』で横溝正史ミステリ大賞を受賞し、ますます活躍の場を広げる逸木 裕による心揺さぶる音楽ミステリー!☆☆☆ヒトはもう、創作らなくていい――人工知能が個人にあわせて作曲をするアプリ「Jing」が普及し、作曲家は絶滅した。「Jing」専属検査員である元作曲家・岡部の元に、残り少ない現役作曲家で親友の名塚が自殺したと知らせが入る。そして、名塚から自らの指をかたどった謎のオブジェと未完の新曲が送られてきたのだ。名塚を慕うピアニスト・梨紗とともにその意図を追ううち、岡部はAI社会の巨大な謎に肉薄していく――。私達はなぜ創作するのか。この衝動はどこから来るのか。横溝正史ミステリ大賞受賞作家による衝撃の近未来ミステリー!
現役大学生、受賞! 第14回小説現代長編新人賞。 早くも応援の声、続々! 読みすすめながら、ふと、この小説はぼくが書いているのかもしれない、とおもった。 読了後、ほんとうにそうだった、とわかり、こころの底が熱くなった。 読んでいるひとと書いているひとが、ただひとつにつながれる。 読書のささやかな奇跡が、すべての読者の上に、くらげのように降りおちる。―いしいしんじ 『その日のまえに』『バッテリー』『重力ピエロ』『四畳半神話大系』『スロウハイツの神様』……学校の図書室にこもって本を読みふけり、「私は孤独だぜ」とものすごく傲慢に思っていたあの頃、ずっと彼らを待っていた。 ―額賀澪 今すぐ自分の好きな本を読み返したくなるような、本への愛を感じる物語でした。本が好きな方、そしてこれから好きになる方に読んで欲しいです。 ―武田綾乃 内容紹介:高校二年生の越前亨(えちぜんとおる)は、感情の起伏が少なく、何に対しても誰に対しても思い入れを持つことがあまりない。父親を病気で亡くしてからはワーカホリックな母と二人で暮らしており、父親が残した本を一冊ずつ読み進めている。亨は、売れなかった作家で、最後まで家族に迷惑をかけながら死んだ父親のある言葉に、ずっと囚われている。 図書委員になった彼は、後輩の小崎優子(こさきゆこ)と出会う。彼女は毎日、屋上でくらげ乞いをしている。雨乞いのように両手を広げて空を仰いで、「くらげよ、降ってこい!」と叫んでいるのだ。いわゆる、不思議ちゃんである。 くらげを呼ぶために奮闘する彼女を冷めた目で見、距離を取りながら亨は日常を適当にこなす。八月のある日、亨は小崎が泣いているところを見かける。そしてその日の真夜中、クラゲが降った。逸る気持ちを抑えられず、亨は小崎のもとへ向かうが、小崎は「何の意味もなかった」と答える。納得できない亨だが、いつの間にか彼は、自分が小崎に対して興味を抱いていることに気づく。
積み重なった本が、記憶を呼び覚ます。取り戻しにゆこう。「少しだけ優しくなれますように。世界は残酷でも、美しいから」
あなたに届かない芝居
愛が欲しい
ただそれだけなのに
巡れど巡れど闇は闇
内容を改変しました。
スタートラインがきっとみえてくるよ♫
「このへんでそろそろ諦めどき?」って
キャリアの転換点って正解はなくて難しいだろうなぁ…。
「アイドル崩れと思われたくない」と
ソムリエの資格取得に励むバーテンダーのエピソードがよかった…!
みんな「元アイドル」の肩書を
振り払う勢いで、
今のキャリアを積み重ねていたのか印象的。
だから、この本に、
アイドルグループの歌を合わせるのは、
なんか違うかねと。
力強い女性歌手が歌う、とりわけストイックな歌を。
(個人的にも、元アイドルというより、
ライターとしての著者に惹かれたしな…)