健太郎の家の近くの海に、ずっと前から不気味な塔が建っている。地図にもインターネットにも載っていない、謎の建物。夏休みの最初の午後、憂鬱な気持ちで海岸にいた健太郎は、気が付くとその塔に「さらわれ」ていた。そこには感情がなくなった人々の群、閉じ込められた十数人の大人たち、そして昏い目をした少年、貴希がいた。健太郎と貴希は次第に心を通わせ、塔を出るための「出城料」を共に探し始める...。少年たちのある夏、切なすぎる冒険譚。

作中にも登場する、トランペットで奏でられる美しい音楽です。
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二十歳のフリーター桃田竜がバイトするレンタルビデオ店は、映画マニアの天国。映画には興味薄の竜も、悩殺ボディの同僚ができて桃色な日々。だが、東大進学した元カノがAV女優になって現れたり、店の乗っ取りの危機に遭ったり、さらには仲間の裏切りや失踪まで、まさか尽くし!情熱と衝動が止まらない、世紀末を駆け抜ける僕らの青春物語。

不器用ながらも決して止まらず、自分を奮い立たせながら突き進む姿が主人公である桃田竜の魅力。そんな彼の気持ちになりきれそうな一曲です。
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豊後羽根藩の檀野庄三郎は不始末を犯し、家老により、切腹と引き替えに向山村に幽閉中の元郡奉行戸田秋谷の元へ遣わされる。秋谷は七年前、前藩主の側室との密通の廉で家譜編纂と十年後の切腹を命じられていた。編纂補助と監視、密通事件の真相探求が課された庄三郎。だが、秋谷の清廉さに触るうち、無実を信じるようになり...。凛烈たる覚悟と矜持を描く感涙の時代小説!(平成23年度下半期第146回直木賞受賞作)

蜩ノ記も強き男‥武士の話、スパルタカスもまた然り。時代劇と洋楽ですが、合うと思います。
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宝来家で飼われているネコ兄弟、チマキ、ノリマキ。複雑な関係だが仲がいい家族のために、息子は体によくて美味しい料理を作り続ける

桜川くんのツンデレに翻弄されるカガミさん、そんな彼を生温かい目で観察する猫たちの姿が浮かぶ。

「神様、彼に愛のレシピ、伝えられるでしょうか?」
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団塊の世代からバブル謳歌組、はたまたロスジェネ世代までリストラ請負人・村上真介が、サラリーマンの迷いをぶった斬る!イヤでもヤル気がわいてくる、痛快お仕事小説。

「リブ・フォー・トゥデイ」に対する選曲です。
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実力を魔くよりも、はるかに人生を好転させる「錯覚資産」とは何か?ネット上で何百万人もの感情を揺さぶり続けたモンスター・ブロガー衝撃のデビュー作。

♪理想は常に高く、目の前で届かない だけどSHOWは待ってくれない...
ならばどうする?錯覚資産という魔法を使え!

♪ハッタリOK、カッコつけろ!
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黒田みつ子、もうすぐ33歳。一人で生きていくことに、なんの抵抗もない。だって、私の脳内には、完璧な答えを教えてくれる「A」がいるんだから。私やっぱり、あの人のこと好きなのかな。でも、いつもと違う行動をして、何かが決定的に変わってしまうのがこわいんだ―。感情が揺れ動かないように、「おひとりさま」を満喫する、みつ子の圧倒的な日常に、共感必至!同世代の気持ちを描き続けてきた、綿矢りさの真骨頂。初の新聞連載。

イマジナリー
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トップセールスマンだったエリート課長・坂戸を“パワハラ”で社内委員会に訴えたのは、歳上の万年係長・八角だった―。いったい、坂戸と八角の間に何があったのか?パワハラ委員会での裁定、そして役員会が下した不可解な人事。急転する事態収束のため、役員会が指名したのは、万年二番手に甘んじてきた男、原島であった。どこにでもありそうな中堅メーカー・東京建電とその取引先を舞台に繰り広げられる生きるための戦い。だが、そこには誰も知らない秘密があった。筋書きのない会議がいま、始まる―。“働くこと”の意味に迫る、クライム・ノベル。

SEKAI NO OWARIの曲はファンタジー性が強く、中二病と言われているが、歌詞を見ると、七つの会議に出てくる保身に走る大人たちも、結局正義と悪が区別つかなくなっているのではないかと思い、この曲を選曲する。
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一九四五年八月十五日、ポツダム宣言を受諾しなかった日本はその後、東西に分断された。そして七十数年後の今。「バイトする気ない?」学校の屋上で出会った不思議な少女・沙希の誘いに応え契約を結んだ彰人は、少女の仕組んだ壮大なテロ計画に巻き込まれていく!鮮やかな展開、待ち受ける衝撃と感動のラスト。世界をひっくり返す、超傑作エンターテインメント!

命を捨てようとする少年と、彼を振り回す謎の少女。シンデレラは、果たしてどっち?
戦争や国家の問題が絡むシリアスな設定ですが、「最後の最後に笑いの神が降りる」章もあります。
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オカルト雑誌でアルバイトとして働く藤間は、校了間際に音信不通になったライターの湯水を探すために同僚の岩田とともに自宅を訪れる。そこで2人が発見したのは、顔中に“糸”のような引っかき傷をつけ、目を自ら抉り出した状態で死んでいる湯水の姿だった。1週間後、葬儀を終えた藤間は岩田からある原稿のコピーを押し付けられる。それは、亡くなった湯水の部屋に遺されていた手書きの原稿だった。湯水の死の原因はこれにあるはずだと言われた藤間は半信半疑でその原稿を読み始める。原稿に出てくる「ずうのめ人形」という不気味な都市伝説、それと対応するように藤間の周辺に現れる顔中を“糸”で覆われた喪服の人形。迫り来る怪異をふせぐため、藤間は湯水の後任ライターである野崎と彼の婚約者であり霊能力者の真琴に原稿のことを相談するが……。はたしてこの物語は、「ホンモノ」なのか。迫りくる恐怖を描くノンストップエンタテインメント!【電子書籍には、澤村伊智書き下ろしの短編を特別収録!】

話をきいたら呪われる、ずうのめ人形の話です。ミステリー要素もあり、後半はビックリしましたよ。ぼぎわんが、来る、のシリーズです(*´∀`)
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少女時代に両親をなくし、伯父宅に引き取られた音禰に、遠縁の玄蔵老人からの遺産、それも百億円相続の話がまい込んできた。しかし、それには見知らぬ謎の男との結婚が条件だという。思いもかけない事態にとまどう音禰の周辺で次々と起きる殺人事件。おびただしい血が流された魔の惨劇の根元は、玄蔵が三人の首を供養するために建てた“三つ首塔”に繋がっていた——。

「俺は貴女の許嫁だ」と迫る謎の男、最初は拒否する女だが、幾多の危機から救ってくれる男に対して徐々に惹かれ始め、二人で真相を追求するラブロマンス。
それは切なくも甘美なメロディーでうっとりさせるこの一曲が相応しいと思う。
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ある夜、怪物が少年とその母親の住む家に現われた―それはイチイの木の姿をしていた。「わたしが三つの物語を語り終えたら、今度はおまえが四つめの物語をわたしに話すのだ。おまえはかならず話す...そのためにこのわたしを呼んだのだから」嘘と真実を同時に信じた少年は、なぜ怪物に物語を話さなければならなかったのか...。

あるときはイチイの木であり、
あるときは狩人ハーンであり、
樹木神ケルヌンノスである。

そんな怪物の話は、不条理と理不尽に満ちている。

まるで、底なしの悪夢に溺れてゆくかのように、
物語の爪がゆっくりと肩に食い込んでゆくのが分かる。

しかし、ただの不条理で片づけられるならば、
これほどまでにこの物語が支持されることもないだろう。

事実から逃れることは難しくても、
事実を話すことは誰にだってできるのだ。

痛みを伴い、理不尽と向き合いつつも、
いかに生きるかという知恵を与えてくれたこの本に感謝を込めて。

神らしき存在に「魂」を売ろうとする一人の人間について歌った、テッセラクトの「Perfection」で、この残酷で甘美な悪夢を終わらせることとしよう。
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本当に大切なものはあなたのすぐそばにあります。勇気を失うな。心に太陽を持て。1935年に出版されてから66年。世代を超えて読み継がれてきた青春の1冊。21世紀も、大切な誰かに伝えたい。勇気がでる。喜びがわく。19篇の小さな話。

本の雰囲気に合わせて、ジャズバージョンにしてみました。

一番心に残っているのは「好きこそ物の上手なれ。ということわざもありますが、ただ好きなだけでは、大きく伸びません。」という言葉です。

子供はもちろんのこと、大人の方が何倍も胸に染みる言葉ではないのでしょうか。
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人生にもがく男性たちの、それぞれの抱える孤独の温度を浮かび上がらせる、リアルで切ない愛すべき19の物語。

地方の同調圧力と、「誰かの猿真似」、没個性で満足ですか?と揶揄するような厭世的な雰囲気と重なった。
同調圧力のバトンが印象的だったなぁ。
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ギャグかホラーか、不条理で面白い漫画の短編集です。こういう曲がいいと思いました(*´∀`)
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この本のあらすじは準備中です。Amazonで読むこともできます。

できそこないの主人公たちの必死の努力で活路を見出すというテーマであれば、amazarashiの楽曲だなという発想から択んでみました。名曲なので聴いていただきたいです。
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第15回小説現代長編新人賞受賞作。私立小中一貫校に通う小学三年生の私は、数字に色が見えたりする「共感覚」を持っていた。普通の人と同じように絵画や音楽を楽しむことができず、クラスメイトから蔑まされていた。自称芸術家の父親は世界中を旅して回り、一方の母親は風俗店で働くまでして生活費を稼いでいる。困窮した節約生活の中、唯一心安らげる場所は放課後の誰もいない音楽室だった。ある日、その音楽室で中学三年生の少女と出会う。彼女は檸檬色の瞳をもつ孤独な共感覚者であった。 本作品では、冒頭の試し読みに加えて、「受賞のことば」や選評(抜粋)などを収録。

【頭に花が咲いた。檸檬色のカラーボールを投げつけられたせいだ。額から果汁が滴っている。駄目だ。あっという間に飲み込まれてしまった。モノクロームの日常から突如、極彩色の世界に投げ込まれ、浮上した暁には酸っぱくてほろ苦い檸檬の色と香りが漂う。鮮やかなレモンイエローに彩られた世界も束の間。明かされた現実は、見ていた世界を一瞬でセピアに塗り替えてしまうものだった。】

***
米津玄師さんのlemonでしめくくる選択肢もありました。檸檬先生が(不安定な言葉遣いとはいえ)女の子であり、共感覚を駆使した鮮やかなレモンイエローの世界観を尊重しこちらにします。彼女が起こした行動に動揺を隠しきれず、何度も読み返しました。ほろ苦く古風でありながら新しさが受け取れる文体。デビュー作で世界を一瞬で塗り替えてしまう強度を持ち合わせる才能に並々ならぬ恐怖を覚えます。まさしく現代に投下された檸檬爆弾と言えましょう。
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メキシコを代表する建築家の邸までやってきたのは、かつてのビジネスパートナーの「目」になるためだった──建築事務所を営むキャリア女性の生き方を描いた『皿の上の孤独』を含む、六つの小さな幸せのストーリー。

周りが変わって、自分も変わったけど、ひとりであることだけは変わらなかった。
だからこそ、あの夜の景色を忘れない。
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この本のあらすじは準備中です。Amazonで読むこともできます。

パーティー(人生のいちばんいい時)が終わって誰もいない寂しさを表すのにピッタリだと思った。
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「ちゃんと生きて!」死ぬと分かっている者にできるのは残された者への思いやりだった。

「もし僕がこの世から巣立っていっても 君のなかで僕は生き続けるだろう」

タイトルから物語の内容はお察しを。
なんとなくこのフレーズが似合いそうな歌だなーと。
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