最強の殺し屋は――恐妻家。 殺し屋シリーズ最新作!

BGMeetingの選曲です。
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するどい思想、奥ぶかい表現は、短いことばに凝縮されていっそう鮮烈なきらめきを放ちます。岩波文庫の名著群から、そうした心に残ることばの数かずを選りだしました。

この本に刻まれた言葉達が、あなたの心に届きますように。
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戦地において友軍への誤爆という罪を犯した男―ディムズデイル=ボイルド。肉体改造のため軍研究所に収容された彼は、約束の地への墜落のビジョンに苛まれていた。そんなボイルドを救済したのは、知能を持つ万能兵器にして、無垢の良心たるネズミ・ウフコックだった。だが、やがて戦争は終結、彼らを“廃棄”するための部隊が研究所に迫っていた...『マルドゥック・スクランブル』以前を描く、虚無と良心の訣別の物語。

おお、炸裂よ!塵と灰に! 炸裂よ! ...
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CDショップに入りびたり、苗字が町や市の名前であり、受け答えが微妙にずれていて、素手で他人に触ろうとしない―そんな人物が身近に現れたら、死神かもしれません。一週間の調査ののち、対象者の死に可否の判断をくだし、翌八日目に死は実行される。クールでどこか奇妙な死神・千葉が出会う六つの人生。

この曲の冒頭部分が死神千葉の世間知らずさ、人間を客観的に見ているところとリンクするなと思い選曲しました。
伊坂作品特有の話の中で登場人物がつながっていくところがこの曲の命のつながり、縁のつながりと何となく似ているかなと思いました。


ササクレパンダ
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小学生最後の夏休みの前日、ぼく・山村風太(やまむら・ふうた)は未来屋(みらいや)と名乗る不思議な青年に出会った。彼は100円出せば未来を売ってくれる「未来屋」だという。あやしい大人に無視を決め込んだが、彼はぼくの落とし物を届けに家に現れた。そして、いつの間にか、家に居候することになった! 彼との出会いをきっかけに、静かな田舎町だった髪櫛(かみくし)町にミステリーがめぐり出す……。児童文学のヒットメーカー・はやみねかおるの作品を武本糸会がマンガ化!!

はやみね先生の面白いミステリーです。夏休みに町の謎を解いていきます。この曲がいいと思いました(*´∀`)
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来週、地球が滅びるとしたら、あなたはどうやって過ごしますか? 破滅SFの永遠の名作 昨日、女子大生の圭子は最愛の恋人・朗から、突然の別れを告げられた。自分は癌にかかっていて余命いくばくもない、というのだ。茫然自失する彼女の耳に、同時にこんなニュースもとどく。“1週間後、地球に隕石が激突する。人類に逃げ延びる道はない”。――圭子は決意した。もういちどだけ、別れていった朗に会いに行こう。そして練馬の家から、彼の住む鎌倉をめざし、彼女は徒歩で旅をはじめたのだった。道中で圭子が出会う4人の物語を織りこんで紡がれる名作破滅SF。――来週、地球が滅びるとしたら、あなたはどうやって過ごしますか?

「靴ひもも気にせずに 全力で駆け出して 愛しくて切なくて 君の色で濁っている その部分が一番好きな色 僕の色」

ガンにかかったためにと、突然彼氏に別れを告げられた主人公、圭子。
しかし、隕石がふってくる、地球があと7日で終わってしまう…
あと7日!どうしても、大好きな彼に会うんだ!
と、歩いて彼のもとにいく話

「あぁ一瞬でも早く君の待つ場所へ」というフレーズが、最後の最後まで重なった…。

合間合間、極限状態で「愛」がほしくて苦しむひとたち
「愛しくて 苦しくて そして自分を見失って」
という状態だったなぁ。

最後、狂うひとと、狂わずにいられる人の差が深かったなぁ。
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巨大都市の欲望を呑みつくす圧倒的な「水たまり」東京湾。ゴミ、汚物、夢、憎悪...あらゆる残骸が堆積する湾岸の「埋立地」。この不安定な領域に浮かんでは消えていく不可思議な出来事。実は皆が知っているのだ...海が邪悪を胎んでしまったことを。「リング」「らせん」の著者が筆力を尽くし、恐怖と感動を呼ぶカルトホラーの傑作。

海中で光の柱のあいだを揺蕩う藻屑の気持ち

「ただ見る、見つめる」ことは攻撃だと言っていたのは外れたみんなの頭のネジだった気がする
この小説も文字を通して読者をじっと見つめているような、いないような、見透かされているような
小説の中の登場人物は死んだり死ななかったりするけど、どこにも人間的なおぞましい悪意はなくて
物語が終わるまで、ずっと海の底だった
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探偵が三人のミステリー。いろんな面白さがてんこ盛りで、楽しかったです。この曲がいいと思いましたよ(*´ω`*)
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天才数学者でありながら不遇な日日を送っていた高校教師の石神は、一人娘と暮らす隣人の靖子に秘かな想いを寄せていた。彼女たちが前夫を殺害したことを知った彼は、二人を救うため完全犯罪を企てる。だが皮肉にも、石神のかつての親友である物理学者の湯川学が、その謎に挑むことになる。ガリレオシリーズ初の長篇、直木賞受賞作。

『るろうに剣心』の主題歌であるこの曲を他の作品に合わせるなんて邪道、と思われるかもしれないので番外編という形でお送りします。
「けんしん」繋がりということでご愛敬。 私は、テンションを上げたいときにこの曲を爆音で車の中で聴きます。英語の歌詞が多いので雰囲気だけでも十分に楽しめるのだけど、和訳を知るとさらに良い。
君のためならどんな危険でもおかすよ、諦めないよ、という熱い思いがギュッと詰まっている。「容疑者Xの献身」は正にそういうお話。君を守るという目的があるから、主人公は戦えるんです。
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最強の殺し屋は――恐妻家。 殺し屋シリーズ最新作!

BGMeetingの選曲です。
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就職活動を目前に控えた拓人は、同居人・光太郎の引退ライブに足を運んだ。光太郎と別れた瑞月も来ると知っていたから――。瑞月の留学仲間・理香が拓人たちと同じアパートに住んでいるとわかり、理香と同棲中の隆良を交えた5人は就活対策として集まるようになる。だが、SNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れする、本音や自意識が、彼らの関係を次第に変えて……。直木賞受賞作。

タクト
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この本のあらすじは準備中です。Amazonで読むこともできます。

繰り返されるリズミカルな音と心が軽くなる雰囲気的が、優しく時に力強く語る石田衣良さんにピッタリだと思い選びました。
― みーにゃ୨୧©居眠り姫
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貧しく孤独な少年ジョバンニが、親友カムパネルラと銀河鉄道に乗って美しく悲しい夜空の旅をする、永遠の未完成の傑作である表題作や、「よだかの星」「オツベルと象」「セロ弾きのゴーシュ」など、イーハトーヴォの切なく多彩な世界に、「北守将軍と三人兄弟の医者」「饑餓陣営」「ビジテリアン大祭」を加えた14編を収録。賢治童話の豊饒な味わいをあますところなく披露する。

ジョバンニと友人カムパネルラは銀河鉄道に乗る。

道中の窓から眺める景色がとにかく幻想的で美しい。まるで光の河を漕いでいく舟に乗る気分。僕にとって、死ぬまでに行ってみたい場所No.1はウユニ塩湖ではなく、この銀河だ。

ジョバンニとカムパネルラの関係性が好き。家が貧しく友だちとの付き合いも上手くいかないジョバンニにとって、機知に富み優しいカムパネルラは憧れの存在。そのカムパネルラと2人きりで最後の旅をする。憧れ、尊さ、少年。

主題歌はGalileo Galilei『鳥と鳥』。

2人の少年を籠の中の鳥と、外の世界を飛ぶ憧れの鳥に見立てた歌。
友情が生まれるが、刹那、憧れの少年はやめになってしまうところが、ジョバンニとカムパネルラのよう。
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隣に座った女性は、よく行く図書館で見かけるあの人だった...。片道わずか15分のローカル線で起きる小さな奇跡の数々。乗り合わせただけの乗客の人生が少しずつ交差し、やがて希望の物語が紡がれる。恋の始まり、別れの兆し、途中下車―人数分のドラマを乗せた電車はどこまでもは続かない線路を走っていく。ほっこり胸キュンの傑作長篇小説。

スピッツの優しいメロディと、「阪急電車」の人と人の繋がりを描いた温かい物語がすごく合うと思いました。
辛いこと、苦しいことがあっても、みんな日常に戻らなければいけない。阪急電車に揺られながらチェリーを口ずさむと、少しだけ明日頑張ろうって気になるんじゃないかな。
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元OLが営業の仕事で鍛えた話術を活かし、ルイーズ吉田という名前の占い師に転身。ショッピングセンターの片隅で、悩みを抱える人の背中を押す。父と母のどちらを選ぶべき?という小学生男子や、占いが何度外れても訪れる女子高生、物事のおしまいが見えるという青年...。じんわり優しく温かい著者の世界が詰まった一冊。

こんなにも感覚的に無意識にフッと笑ってしまう本は初めて出会いました!ほっこりするストーリーがかなりお気に入りです。選曲理由は雰囲気でなんとなくなのですが、「君と出会った奇跡」「ずっとそばで笑っていてほしい」という歌詞がマッチしているのかな…と笑
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魔物のはびこる夜の森に、一人の少女が訪れる。額には「332」の焼き印、両手両足には外されることのない鎖、自らをミミズクと名乗る少女は、美しき魔物の王にその身を差し出す。願いはたった、一つだけ。「あたしのこと、食べてくれませんかぁ」死にたがりやのミミズクと、人間嫌いの夜の王。全ての始まりは、美しい月夜だった。―それは、絶望の果てからはじまる小さな少女の崩壊と再生の物語。第13回電撃小説大賞「大賞」受賞作、登場。

大切な人の子どもが産まれる。
たぶん今日、産まれる。
見たことない奥さんの子ども。
私にとって大切な人の子ども。
今日、私がゼミで発表してる間にたぶん産まれる。
とっても嬉しくて。
でも不思議で。
どうして私は知らない人の子どもが産まれることで、こんなに泣いてるんだろう。
嬉しくて嬉しくて仕方がなくて。
私にとってまったく関係ない命が、この先ずっと幸せであるようにとただただ祈ることをしたいと思いました。
なるだけ笑ってて、なるだけ喜んで、なるだけ幸せであって欲しいと思いました。
とっても可笑しい。
知らない人なのに。
でも、今の気持ちをこの先いつかまたきっと、いや絶対に、思い出したくて、ここにしるします。
よく知ってる夜の王様と、見たことないミミズクさんのお話。
きっとこの先も私と交わらない物語。
それが少しでもハッピーな色で彩られた日々でありますように。
桶の中の花の絵だけを愛でる日々が終わったとしても、
春が来たらまた花が咲くんだよ、ねえ、先生。
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四国の図書館に着いたカフカ少年が出会ったのは、30年前のヒットソング、夏の海辺の少年の絵、15歳の美しい少女―。一方、猫と交流ができる老人ナカタさんも、ホシノ青年に助けられながら旅を続ける。“入り口の石”を見つけだし、世界と世界が結びあわされるはずの場所を探すために。謎のキーワードが二人を導く闇の世界に出口はあるのか?海外でも高い評価を受ける傑作長篇小説。

海辺のカフカは不思議な魅力のある本です。謎解きの要素もあり、一気に読めてしまいます。
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これを完全に読み終えたとき、本当に朝は迎えただろうか?白夜の如くまだ夜の儘か。現実と幻想の間に。
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国立署の新米刑事、宝生麗子は世界的に有名な『宝生グループ』のお嬢様。『風祭モータース』の御曹司である風祭警部の下で、数々の事件に奮闘中だ。大豪邸に帰ると、地味なパンツスーツからドレスに着替えてディナーを楽しむ麗子だが、難解な事件にぶちあたるたびに、その一部始終を相談する相手は“執事兼運転手”の影山。「お嬢様の目は節穴でございますか?」―暴言すれすれの毒舌で麗子の推理力のなさを指摘しつつも、影山は鮮やかに事件の謎を解き明かしていく。二〇一一年ベストセラー一位のミステリ、待望の文庫化。書き下ろしショートショート『宝生家の異常な愛情』収録。

ドラマも小説も楽しかったです。ノリがいいからこの曲が似合うと思いました(*´∀`)
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7年余りを雌兎として生きた前世の記憶を持ち、常に交尾を欲し、数々の奇行に走る女。かつてつがいだった男と再会した女が遭遇した、恐ろしい出来事とは―(前世は兎)。36歳、休職中の独身女が日々「ヌッセン総合カタログ」を詳細に書き写す訳は、「スティレス」を解消する為だった。同僚が次々と部屋を訪れ、職場復帰を促すのだが―(宗教)。破滅を迎えた世界で、国が開催するマラソン競技大会の選手に選ばれた姉。労働力として認められない者が手にできる唯一の栄誉だったが、選手村への出発を翌朝に控えた夜、姉がとった行動は...(ランナー)ほか、全7話。

めちゃくちゃの世界観に見えても、私たちの現実だって皮一枚剥がせばこんな感じ?

本当はスガシカオの『トマトとウソと戦闘機』を探していたけど、見つからなかったのでこちらを選択。
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