うぐはら

感想なのか詩なのか分からない文章を書く人。エンタメ小説を中心に純文学、エッセイなどを読みます。
邦楽ロックとJ-POPが好物。

※選曲は非公式です。
公式様とは一切関係がございませんので
予めご了承ください。

「私、100万回生きてるの」読後にわかる“きみ”の意味に涙が止まらない

全部、私のせいなのです。
貴方が永遠に幸せになれないのは。
無意味に傷つけてしまうのが怖かった。
生きものとして共に歩んできました。
本当なら傍に居たかった。
棘や毒が、貴方の邪魔をしてしまった。
時々思い出してください。
小さな命が傍らにいたことを。
最愛の友人より、愛を込めて。

最後にひとつだけ言わせて。
『私』が誰だか分かりますか?
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「私、100万回生きてるの」読後にわかる“きみ”の意味に涙が止まらない

どれだけの夢を観続けたのか。
永い時のなかで逢えるのを
今か今かと心待ちにした。
時間をかけて痕跡を探しだす。
前世で呪われた誇り高き勇者。
旅から目醒められないのは、
最愛のあなたの姿が見当たらないから。

勇者(たびびと)は答えた。
『壊れそうになっても立ち上がり、その都度過去を巻き戻し、何度擦り切れかけたことだろう。』

現実か夢か分からぬ出来事に遭遇することを、
「胡蝶の夢」と呼ぶらしい。
誰かが「夢」のほうが幸せだと言ったのだとしても、
私の想いは変わらない。
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映画化&英訳決定! 恋愛を楽しめないの、僕だけ? 大学生の七森は“男らしさ”“女らしさ”のノリが苦手。こわがらせず、侵害せず、誰かと繋がりたいのに。共感200%、やさしさの意味を問い直す物語

貴方はとても優しい人。だから何度も傷付いてしまう。
柔らかい心を守るため、悲しいニュースを遮断する。
耳に届く心無い罵詈雑言の数々。
ジェンダーやステータス、レッテルを貼ろうとする普通の人。
世の中の大半は、ぬいぐるみのように優しくない。
それでも『消えて居なくなりたい』だなんて、言わないで。誰かに付けられた無数の傷跡を抱えて、吐きそうになりながら生きるしかないんだよ。
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この本のあらすじは準備中です。Amazonで読むこともできます。

猫の美しさは、毛並みにあると思う。
ビロードのきめ細かな質感は、
滑らかな生地のよう。

ふかふかと柔らかく、金色の陽の光を
ふんだんに吸い込んだ極上の手触り。
手のひらで撫でると吸い込まれそうだ。

嬉しそうにゴロゴロと喉を鳴らし、
時折足元に擦り寄ってくる。
寂しい夜も、いつもそばに居る存在。

お利口で気品がある、
密やかで暖かい幻。
幸せを象った優しい生き物が、猫だ。
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雪の朝、ぼくの部屋に、小さな小鳥ちゃんが舞いこんだ。体長10センチ、まっしろで、くちばしときゃしゃな脚が濃いピンク色。「あたしはそのへんのひよわな小鳥とはちがうんだから」ときっぱりいい、一番いいたべものは、ラム酒のかかったアイスクリーム、とゆずらないしっかり者。でもぼくの彼女をちょっと意識しているみたい。小鳥ちゃんとぼくと彼女と。少し切なくて幸福な、冬の日々の物語。

可愛くて愛しくて、ちょっと生意気で、でもなんだか憎めない小鳥ちゃん。新雪のように純白の身体。ほんのり色付いた桃色の脚とくちばしが愛しい。

好物はラム酒のかかったアイスクリーム。しょっちゅう飼い主の僕を困らせては、愛嬌でなかったことにしてしまう。

でもね、そんな君が好きなんだ。君に振り回される日々だけど、僕は幸せなのだから。
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世界に降り注いだ泡〈バブル〉によって重力が壊れた東京で、少年と少女の想いが引かれ合う──。5月公開映画『バブル』ノベライズ。

世界が泡に染まる。
「音」に敏感な僕は、周囲と対立を深めるしかなかった。
無垢な「君」は不思議な歌で魅了し、
空高く舞い、泡の中を泳ぐ。
あの日壊された街と無数の命。
どうか、汚染された地上を救って。
エラーに満ちた世界に、一縷の光を。
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死刑廃止の国際的な趨勢に反し,死刑を存置し続ける日本.支持する声も根強い.しかし,私たちは本当に被害者の複雑な悲しみに向き合っているだろうか.また,加害者への憎悪ばかりが煽られる社会は何かを失っていないだろうか.「生」と「死」をめぐり真摯に創作を続けてきた小説家が自身の体験を交え根源から問う.

私は死刑制度に賛成だ。世の中には、人の痛みが全く分からない人間がいる。彼らのために幾ら時間を割いても無駄だ。ただ人権を理解するだけではどうにもならないのだ。それを「一方的な暴力」と呼ぶならば構わない。純粋悪は確かにあるのだから。
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死者が視える霊媒・城塚翡翠と、推理作家・香月史郎。心霊と論理を組み合わせ真実を導き出す二人は、世間を騒がす連続死体遺棄事件に立ち向かう。証拠を残さない連続殺人鬼に辿り着けるのはもはや翡翠の持つ超常の力だけ。だがその魔手は彼女へと迫り――。ミステリランキング5冠、最驚かつ最叫の傑作! ★★★★★ ミステリランキング5冠! ★第20回本格ミステリ大賞受賞 ★このミステリーがすごい! 1位 ★本格ミステリ・ベスト10 1位 ★SRの会ミステリベスト10 1位 ★2019年ベストブック さらに2020年本屋大賞ノミネート、第41回吉川英治文学新人賞候補! ★★★★★ 城塚翡翠。 彼女は、なにを視(み)ていたのだろう……? すべてが、伏線。

「貴方は完璧だった。でも一つだけ間違いを犯した。もしここで尻尾を出さなければ、私の負けでした。私には私なりの覚悟があるんです。貴方の犠牲になんてならない。好きなようにはさせない。何故なら仮面を知っているから。これでおあいこですね。○○さん?」
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死者が視える霊媒・城塚翡翠と、推理作家・香月史郎。心霊と論理を組み合わせ真実を導き出す二人は、世間を騒がす連続死体遺棄事件に立ち向かう。証拠を残さない連続殺人鬼に辿り着けるのはもはや翡翠の持つ超常の力だけ。だがその魔手は彼女へと迫り――。ミステリランキング5冠、最驚かつ最叫の傑作! ★★★★★ ミステリランキング5冠! ★第20回本格ミステリ大賞受賞 ★このミステリーがすごい! 1位 ★本格ミステリ・ベスト10 1位 ★SRの会ミステリベスト10 1位 ★2019年ベストブック さらに2020年本屋大賞ノミネート、第41回吉川英治文学新人賞候補! ★★★★★ 城塚翡翠。 彼女は、なにを視(み)ていたのだろう……? すべてが、伏線。

犯人には早めに目星が付いたのですけど、
最終章でまさかこう来るとは。
見落としてる箇所が幾つもあると思います。
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涙が止まらなかった。「ぼく」はどうして命を絶ったのだろう。寂しかったから?現状が苦しかったのか?美しい世界に魅せられて?彼は吸い寄せられるようにして「あちら側」に行ったのだ。宇宙のように静かで、遥か彼方まで光り輝いている場所。どんなに美しくても、そこは彼岸。絶対に踏み込んではいけないのだ。
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小学5年のミレイちゃんが、鎌倉の「さるすべりの館」で過ごすひと夏の物語。赤の部屋には何があるの?なぜ止まっていた時計がとつぜん動き出した?緑の部屋にある肖像画はいったい誰?著者にとってはじめての、小学生から大人まで楽しめる長篇小説。

ぬいぐるみの知能は、人を遥かに凌ぐらしい。
ミレイちゃんが抱いている、熊のぬいぐるみのビーちゃんもそうだった。
豊満で甘い香りの百日紅は、「夏のかけら」を探す旅へと誘う。
この世界は思っているより素敵な色に溢れている。盲目の賢い犬を連れて旅に出よう。争いごとに巻き込まれ、生き別れになったあの人のためにも。
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東下りの国司が襲われ、妻子と山中を逃げる。そこへ、くすの実が落ちて―。いじめに遭う中学生の雅也が巨樹の下で...「萌芽」。園児たちが、木の下にタイムカプセルを埋めようとして見つけたガラス瓶。そこに秘められた戦争の悲劇「瓶詰の約束」。祖母が戦時中に受け取った手紙に孫娘は...「バァバの石段」。など、人間たちの木をめぐるドラマが、時代を超えて交錯し、切なさが胸に迫る連作短編集。

樹海の中で雨に打たれ、種を呑み込もうとした幼子はどう思っているのだろう。幾度ある人の逢瀬も、暴力と隣り合わせの日常も、鬱蒼と茂る「ことりの樹」
大樹と比べれば、取るに足らぬものだ。
樹は亡骸を糧にして枝葉を広げる。葉は青虫を肥えさせ、やがて翡翠の蝶の群れを産み、新たな命を育む。人の手で斃された後も、それは奈落まで続いていた。
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一角獣が向ける愛は、人のそれと異なると言う。
不貞を重ねた者を拒み、蹴り飛ばす。
なんて残酷なのだろうか。それと同時に、純で清らかな者を好み愛す二面性を持つ。
人も幻獣も、慈愛と畏怖を抱かせる生き物だ。恐れが無ければ敬えない。全く妖しく、罪深い。
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「甲子園の神整備」で知られるグラウンド整備の職人集団「阪神園芸」を描く、絶対に泣く青春×お仕事小説!

ずっと孤独だと思っていたんだ。雨降って地固まる。魔物が住む甲子園に加わる無数の手。心にある葛藤を、上手に仕事ができないもどかしさを、見て見ぬふりをしていた。今まで迷いながら生きてきたけれど、この景色は絶対に忘れない。夕日を背負ったあの人の背中を、金属音が鳴り響くあの夏の熱狂を。
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江戸末期に土佐に生まれ、幼少より絵の才能を発揮し、狩野派の技法を信じがたい短期間で習得した天才絵師―通称“絵金”。免許皆伝を得て帰郷し、土佐藩家老のお抱え絵師となるも、とある事件により追放される...。市川團十郎や武市半平太、前村洞和など、その絵に人生を左右された男たちの生きざまから、絵金の恐るべき芸術の魔力と底知れぬ人物像が浮かび上がる、傑作時代小説。

丸々と肥えた鶏を屠る。鮮やかな桃色の断面は、まだ瑞々しく温かい。滴る鮮血は天竺牡丹の形に拡がった。人は何故祭の熱に浮かされるのか。蛇のように睦み合い、本能のままに貪る。もっと熱を。血湧き肉躍る筆遣いを。誰からも忌み嫌われ、追放された男は怨恨と陶酔を込めて絵筆を握った。
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幼馴染みの「俺」と「ルー」は千二百年生きるという神馬を探しに、神社の奥ノ院に潜入。長い廊下を歩くうち、いつの間にか見たこともない景色が広がっていて―「千二百年生きる馬」。海辺の街でアンティーク・ボタンの店を営むジェリー。ある夜悪夢で目覚めた彼は、青いワンピースを着た半透明の少女と出会う―「四歳のピーコートのボタン」。おはなし好きの父親と子どもが、伸び縮みする“時間”を旅する。27編から成る、ひとつの物語。

あたたかい虹のリボンのようだ。あなたのことばは、ゆるやかに世界を駆け巡って、みんなを虜にしてしまう。日常が特別になる魔法。身を粉にして幸福な記憶を呼び覚ます香りちゃん。書かれるのをじっと待っている革のノート。物語を望んでいる3歳のピッピも、忽然と消えた六十過ぎの画家も、砂となって消えた女も、ふくふくのパン種でさえ、物語のなかで息づいている。
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「なかなかキュートな足跡なのよ」。恋人が教えてくれた、妖精の足跡の捕まえかた。ぼくが試してみると、本当に歩いた跡が残っていた。そこで、妖精の映像を撮影しようとするが...(「ラブ1からラブ3」)。水没したお台場にできた新国家、廃墟で死を待つ少女、校舎の屋上にある秘密の楽園―。日常の隣りにある小さな奇蹟を、鮮烈に描いた掌編集。単行本未収録の作品を加えて待望の文庫化。

悲しいことが溢れる世界で、少しずつ壊れてゆく夢をぼんやりと眺めている。即席の魔法で修復された物語たちを、神さまはじっと見ていた。ハロー。グッドバイ。この世は報われないことばかりで腹立たしいけれど、そんなに悪いものじゃないぜ。だから、愛し続けるんだ。
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自由は弱者から順に奪われる。甘言で惑わし口車に乗せて騙す。彼らが一冊でも読書する習慣をもっていたならば。精神的に追い詰められていなければ。臓器をお金で買い取ろうと思わないだろう。何も蔓延っているのは目に見える病だけとは限らない。正義の暴走と貧困は根深く、どの国にも潜むものだからだ。
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誰も詩羽のような人生は真似できない。下手をすれば親切心は犯罪になってしまうし、生まれ持った愛嬌があってはじめて成り立つからだ。「普通」は現金無しで日常生活を行えないだろう。しかし彼女は簡単に成し遂げてしまう。才能だから?それは違う。なぜなら彼女は一人一人の個性を促進させる触媒なのだ。心を読み取り、励まし、情熱を呼び覚まし、孤独を癒す。失ったものを取り戻させる天才だ。今は本作の鍵となる劇中作の「戦場の魔法少女」が読みたくて堪らない。
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「いま、ここにいない人やモノの声を聴く」―都会のへりのガケ下の町。鯨塚があるその町で、僕は“流星新聞”を発行しているアルフレッドの手伝いをしている。深夜営業の“オキナワ・ステーキ”を営むゴー君、「ねむりうた」の歌い手にしてピアノ弾きのバジ君。“ひともしどき”という名の詩集屋を営むカナさん、メアリー・ポピンズをこよなく愛するミユキさん―個性的で魅力的な住人が織りなす、静かで滋味深い長編小説。

塚の中から鯨の骨が見付かった。私達の傍で息を潜めていたのだ。基盤の中に組み込まれた巨大な生物の亡骸は、見えない所で生活と結び付き、透明な音を奏でる。ある人は開眼し「シ」を垣間見た。今宵私達は、悠々と夜の底で泳ぐ生物に抱かれて懐かしい夢を見ることだろう。
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