あなたを、助けたい。

学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――
なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。
生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。一気読み必至の著者最高傑作。

本全体ではなくほんの一部での選曲になりますが、
最終章「閉城」でオオカミさまとある人物のやり取りを読み、本来ラブソングではあるがお互いの遣る瀬無い気持ちがぴったりだと感じ選曲致しました。

ネタバレになるため人名は伏せてます。
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お兄ちゃん、なんで死んじゃったの...!?あたし、月夜は18歳のパープル・アイで「もらわれっ子」。誰よりも大好きなお兄ちゃんの奈落に目の前で死なれてから、あたしの存在は宙に浮いてしまった。そんな中、町で年に一度開かれる「無花果UFOフェスティバル」にやってきたのは、不思議な2人連れ男子の密と約。あたしにはどうしても、密がお兄ちゃんに見えて...。少女のかなしみと妄想が世界を塗り替える傑作長篇!

「あの時は若かったなあ」
そう思える時が来たならば、それは幸せのひとつの形なのでしょう。
生き続けることがだいじ。
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つらい仕事ほど、人を成長させる―日々奮闘する、すべての人に贈る「働くこと」の本質を語った珠玉のメッセージ。

丹羽氏が伝えたかった、”仕事を通じて得られる感情を感じる”ということ。
この喜怒哀楽が表現されていると感じた。
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心の中で「曖昧さを排除しないでくれ」「多様性を受け入れてくれ」と訴える自分は、いったいどこのポジなんだろう。もちろん、言語表現は豊かな方がいいとは思う。
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ぼくりりさんがこの本を参考に曲を作ったって仰っていましたね。ぴったりだと思います。
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@うぐはら ありがとうございます!この組み合わせは直球過ぎて、ずっと投稿するか躊躇っていました。でも、片方、あるいは両方を知らない人がまだ沢山いると思い、ストックを出してみました。
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私も直球で投稿することがあるので、大丈夫だと思いますよ。
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第160回芥川賞受賞!それでも君はまだ、人間でい続けることができるのか。 あらゆるものが情報化する不穏な社会をどう生きるか。仮想通貨をネット空間で「採掘」する僕・中本哲史。中絶と離婚のトラウマを抱えた外資系証券会社勤務の恋人・田久保紀子。小説家への夢に挫折した同僚・ニムロッドこと荷室仁。やがて僕たちは、個であることをやめ、全能になって世界に溶ける。すべては取り換え可能であったという答えを残して。

仮想通貨を通して情報化時代に振り回された人間は結局ロボットでしかなかろうか?
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むかしのことを考えると頭の中が深夜のテレビみたいにノイズだらけになるさっこん、いかがお過ごしでしょうか。これは、ぼくがまだ僕になる前の話だ。家庭内にぎやか事件のあと、ぼくはいろんな人と出会った。恋日先生、じさつ志願者、いじめっ子少女、にもうと、そして、マユちゃん。みんな(とくにマユちゃん)の純粋むくな姿がめじろおしでおとどけなのである。...むかしのぼくは正直ものだったんだよね。うそだけど...今度、じしょでうそって字を調べとこう。

嘘は狂気をつくる凶器です。
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僕とクミコの家から猫が消え、世界は闇にのみ込まれてゆく。―長い年代記の始まり。

気だるさと何かが起こる予感、主人公がゆっくりと異世界へ運び込まれる状況に合わせてみました。
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八年後に小惑星が衝突し、地球は滅亡する。そう予告されてから五年が過ぎた頃。当初は絶望からパニックに陥った世界も、いまや平穏な小康状態にある。仙台北部の団地「ヒルズタウン」の住民たちも同様だった。彼らは余命三年という時間の中で人生を見つめ直す。家族の再生、新しい生命への希望、過去の恩讐。はたして終末を前にした人間にとっての幸福とは?今日を生きることの意味を知る物語。

BurnoutSyndromesの「ラブレター」と迷ったのですが、「ノストラダムスより愛を込めて」のところで、「死んでも死なない」という台詞が蘇ってきて、この選曲にしました。
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家具職人の壱晴は毎年十二月の数日間、声が出なくなる。過去のトラウマによるものだが、原因は隠して生きてきた。制作会社勤務の桜子は困窮する実家を経済的に支えていて、恋と縁遠い。欠けた心を抱えたふたりの出会いの行方とは。

〝傘をさすかどうか迷うほどの雨
思い切りのなさは僕のようだった〟
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男性目線か、女性目線かという違いこそあるものの、小説の怖さを引き立たせる曲であることは間違いない。背筋が凍る...
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1973年、大阪の廃墟ビルで一人の質屋が殺された。容疑者は次々に浮かぶが、結局、事件は迷宮入りする。被害者の息子・桐原亮司と、「容疑者」の娘・西本雪穂―暗い眼をした少年と、並外れて美しい少女は、その後、全く別々の道を歩んで行く。二人の周囲に見え隠れする、幾つもの恐るべき犯罪。だが、何も「証拠」はない。そして十九年...。息詰まる精緻な構成と、叙事詩的スケール。心を失った人間の悲劇を描く、傑作ミステリー長篇。

亮司の想いが歌詞のようであって欲しいと思っています。
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最愛の母静子を自死で亡くした娘、有紀が人を愛する意味を取り戻すまでの物語に胸が痛くなりました。
美しい日本の四季の花と共に穏やかに語られる中で、有紀が少女から女性へと成長する姿はまさに本のタイトルの通り、シズコズ・ドーターだと思います。
静子の娘としての有紀。深い悲しみを癒すものもやはり人間の愛だと感じました。

静子が亡くなってからの有紀の心はどのような感じだったのかと考えながらこの曲を選びました。
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季節外れの転校生の正体は?「映画ドラえもん のび太の月面探査記」の脚本を手がけた辻村深月が、自ら書き下ろし小説化!

この曲を初めて聴いたとき「ちょっとドラえもんっぽいな…?」って思ってたらちょうどいい小説が出版されて歓喜しました
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伝えなきゃいけない想いと、 どうしても聞きたい言葉がある。 心に閉じ込めた思い出を もう一度輝かせるために、 不思議な喫茶店で過去に戻る4人の物語――。 ・・・・ とある街の、とある喫茶店の とある座席には不思議な都市伝説があった その席に座ると、望んだとおりの時間に戻れるという ただし、そこにはめんどくさい…… 非常にめんどくさいルールがあった 1.過去に戻っても、この喫茶店を訪れた事のない者には会う事はできない 2.過去に戻って、どんな努力をしても、現実は変わらない 3.過去に戻れる席には先客がいる その席に座れるのは、その先客が席を立った時だけ 4.過去に戻っても、席を立って移動する事はできない 5.過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから、 そのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけ めんどくさいルールはこれだけではない それにもかかわらず、今日も都市伝説の噂を聞いた客がこの喫茶店を訪れる あなたなら、これだけのルールを聞かされて それでも過去に戻りたいと思いますか? この物語は、そんな不思議な喫茶店で起こった、心温まる四つの奇跡 第1話「ばかやろう」が言えなかった娘の話 第2話「幸せか?」と聞けなかった芸人の話 第3話「ごめん」が言えなかった妹の話 第4話「好きだ」と言えなかった青年の話 あの日に戻れたら、あなたは誰に会いに行きますか?

もし、明日、世界が終わるとしたら?
なるようになれ、ではなくて、伝えたかった想いと聞きたかった言葉に素直になって一日を終えたい。流れる涙の種類が似ています。
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森二が刑務所を出た日、塀の外で二人の「兄」が待っていた―。自らの犯した深い罪ゆえに、自分を責め、他者を拒み、頑なに孤独でいようとする森二。うらぶれたアパートの隣室には、バンドネオンの息苦しく哀しげな旋律を奏でる美少女・沙羅がすんでいた。森二の部屋を突然訪れた『娘』冬香の言葉が突き刺さる―。森二の「奇跡」と「罪」が事件を、憎しみを、欲望を呼び寄せ、人々と森二を結び、縛りつける。更に暴走する憎悪と欲望が、冬香と沙羅を巻き込む!森二は苦しみを越えて「奇跡」を起こせるのか!?

Oblivionとは、英語で「忘却」を意味する。
はじめから語るのはあんまりかもしれないが、この物語は悲劇的だ。

過去の暗い事件のせいで、男が絶望に浸食される様を描いているが、楽曲は対照的にある男が成長し、大人になるまでを描いた叙事詩となっている。
本当は、アルケミストや指輪物語などのファンタジーに提供した方が、様になっているのかもしれない。

「誰の為でも無くて 他でも無い自分自身の為にあるこの命をいかにして」

生きることは誰の為でもない。

小説に出てくる男も、楽曲に出てくる男も状況は違うが、過去に向き合い未来へ歩き出そうとしている点では同じだ。
生きることを諦めていない以上、その行為が無謀とは誰にも言えないのだ。

この音楽が文字通り「忘却」されてしまうのは、あまりにも惜し過ぎる。
絶望の淵から見える光を求めて、私たちは生きているのだから。
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あなたを、助けたい。

学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――
なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。
生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。一気読み必至の著者最高傑作。

物語に登場する子供たちの気持ちに歌詞が重なる感じがしました。
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あらゆる物事を深刻に考えすぎないようにすること、あらゆる物事と自分の間にしかるべき距離を置くこと―。あたらしい僕の大学生活はこうしてはじまった。自殺した親友キズキ、その恋人の直子、同じ学部の緑。等身大の人物を登場させ、心の震えや感動、そして哀しみを淡々とせつないまでに描いた作品。

作者の意図通りに。

村上春樹作品でいて一切ファンタジーのない超有名リアリズム恋愛小説。
僕にとってこの小説で印象に残るのは重要なシーンで降る静かな雨、そして緑の「私のことどれくらい好き?」という質問に対する主人公ワタナベの答えだ。

春の熊くらい好きだよ。
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昔ばなしが、まさかのミステリに! 「浦島太郎」や「鶴の恩返し」といった皆さまご存じの〈日本昔ばなし〉を、密室やアリバイ、ダイイングメッセージといったミステリのテーマで読み解いたまったく新しいミステリ。「え! なんでこうなるの?」「なんと、この人が……」と驚き連続の5編を収録。数々の年間ミステリにランクイン&本屋大賞ノミネートを果たした話題作、待望の文庫化。

昔話やおとぎ話の世界にさらにミステリー要素を加えた青柳さんのこのシリーズ。
表紙からは一見あっけらかんと明るいミステリかと思いきや、深く練り込まれた事件や謎の連続にぐいぐいと引っ張られて読みました。
違う角度から昔話やおとぎ話を読めるとてもおもしろい小説でした。
短編なので読みやすかったです。
ミステリ好きな方にはとてもおすすめ!
ということで水曜日のカンパネラのこのおもしろい曲を。
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この本のあらすじは準備中です。Amazonで読むこともできます。

革命はお祭りだ
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朝寝坊、チーズ蒸しパン、そして本。好きなものがたくさんあるから毎日はきっと楽しい。図書館勤務の20代女子、麦本三歩のなにげない日常。

三歩が我が道を行く場面では、この曲の冒頭が鳴った。MVも図書館!

途中で言い訳したとしても、最後は前向きである。
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