獣もヒトも求愛するときの瞳は、特別な光を放つ。見えますか、僕の瞳。ふたりで海に行っても、もんじゃ焼きを食べても、深く共鳴できる僕たち。歌人でエッセイの名手が贈る、甘美で危険な純愛詩集。

生まれながらの詩人がいる。

顕著な人を二人挙げよう。
谷川俊太郎と穂村弘だ。

彼らの手にかかれば、
ただの会話やメールでさえも、
シュールな詩になる。

本人は至って真面目なのに、
筆を走らせる傍から滑稽な物語に変わってしまうのだ。

『言葉の倒錯』をいかに味わってもらうか。
と考えた結果、PELICAN FANCLUBに思い当たった。

『ベートーヴェンも人間だっけ』。
エンドウアンリは、
普通という常識を疑った。

これは、言葉によって成された
『当たり前』の反逆劇だ。
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『スモールワールズ』を超える、感動の最高傑作 たった1人の、運命に出会った 古びた団地の片隅で、彼女と出会った。彼女と私は、なにもかもが違った。着るものも食べるものも住む世界も。でもなぜか、彼女が笑うと、私も笑顔になれた。彼女が泣くと、私も悲しくなった。 彼女に惹かれたその日から、残酷な現実も平気だと思えた。ずっと一緒にはいられないと分かっていながら、一瞬の幸せが、永遠となることを祈った。 どうして彼女しかダメなんだろう。どうして彼女とじゃないと、私は幸せじゃないんだろう……。 運命に導かれ、運命に引き裂かれる ひとつの愛に惑う二人の、四半世紀の物語

「消えない悲しみも綻びもあなたといれば 
 それでよかったねと笑えるのがどんなに
 嬉しいか」
という歌詞が、結珠と果遠が互いに向ける感情をこれ以上ないくらい表していると思う
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ある日、高校生の僕は病院で一冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。それは、クラスメイトである山内桜良が密かに綴っていた日記帳だった。そこには、彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもないと書かれていて——。読後、きっとこのタイトルに涙する。デビュー作にして2016年本屋大賞・堂々の第2位、75万部突破のベストセラー待望の文庫化!

ALWAYS三丁目の夕日の印象が強いのですが、この曲を推します。
僕がここにあることは、君があった証拠だから……
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裕福な避暑客の訪れで、閑静な中にも活気を見せ始めた夏の軽井沢を脅かす殺人事件が発生した。被害者は画家の槇恭吾、有名な映画女優・鳳千代子の三番目の夫である。華麗なスキャンダルに彩られた千代子は、過去二年の間、毎年一人ずつ夫を謎の死により失っていた。知人の招待で軽井沢に来ていた金田一耕助は早速事件解決に乗り出すが! 構想十余年、精魂を傾けて完成をみた、精緻にして巨大な本格推理。

突然姿をくらませた大女優をめぐる避暑地の夜の殺意。金田一耕助が目撃した謎のマッチ棒の暗号は何を意味する?構想10年に及ぶ大巨編!
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「愛のひと」は、時に「哀のひと」になる運命も受け入れている。
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1995年1月、地震はすべてを一瞬のうちに壊滅させた。そして2月、流木が燃える冬の海岸で、あるいは、小箱を携えた男が向かった釧路で、かえるくんが地底でみみずくんと闘う東京で、世界はしずかに共振をはじめる...。大地は裂けた。神は、いないのかもしれない。でも、おそらく、あの震災のずっと前から、ぼくたちは内なる廃墟を抱えていた―。深い闇の中に光を放つ6つの黙示録。

光を求める小説の世界と曲の世界が合っていて選びました。曲調もまるで小説の背景になっているような深みがあって私の中での主題歌でした。
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河合譲治は君子と呼ばれるほど真面目な男だが、カフェーの女給をしていた15歳のナオミを見初める。自分の家にひきとって育て、やがて結婚するが、ナオミは次第に奔放な性格を現わすようになる。小悪魔的な女の奔放な行動を描いた谷崎潤一郎の代表作。成長するにしたがい次第にナオミは本性を現わし、金使いは荒く、奔放な性格で何人もの男と淫乱に付き合うようになる。しかし最後に男はナオミに屈服し、実家の財産を処分し奴隷のようになってしまう。何度も映画化された作品。※読みやすくするため現代の言葉に近づけていますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。

いつの時代にもナオミのような毒婦は存在していて、それに振り回されているジョージの根本は”自惚れ”に映ります。互いに見下し、自惚れ、潰し合う二人の為のワルツ♪
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基礎教養レベルの美術史ならゴンブリッチ『美術の物語』とこの本で充分(以上)。あいちトリエンナーレ、最終日行きたかったな。残念。
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あなたを、助けたい。

学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――
なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。
生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。一気読み必至の著者最高傑作。

メロは各々に抱える不安や孤独、サビは願いを叶える瞬間に当てはまりました。
人間愛や家族愛、いろんな愛に通じる曲だと思います。誰でも弱いところはある。恥ずかしがらずに頼っていい。歌詞からそんな風に聞こえてきます。
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ハーフの美男子なのに内気で、いまだチェリーボーイの大学生、克夫。憧れの先輩、舞子にデートに誘われたが、連れていかれたのはなんと短歌の会!?しかも舞子のそばには、メガネの似合うプレイボーイ、天才歌人の伊賀がいた。そして、彼らの騒々しい日々が始まった―。カフェの街、吉祥寺を舞台に、克夫と伊賀、2つの視点で描かれる青春ストーリー。人気歌人による初の長編小説。

プレイボーイ側の曲です。
最初は気にも留めてなかったのにライバルができてだんだん追い詰められていく感じが合っていると思いました!
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刊行から10年以上。

「続ける」というシンプルなテーマはブレずとも、更に経験値を積み上げ、言葉はより深みを増す。そして天狗の輝きも...
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僕らは何なの 彼女にとってはいらない
担当刑事が救いたい愛人と、なんとしても逮捕しなければならないというジレンマを抱えたとき、新たな事件が•••。不朽の名作!
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「お前んとこの牛乳飲んだせがれが腹いたぁなって病院担ぎ込まれたんや!わかっとんか!」雲印乳業西日本支社のお客様相談センターにかかってきた一本の電話。ろくな対応ができない無能な経営陣を倒すため、社員たちが決起した!戸梶圭太がブッ放す抱腹絶叫・疾風怒涛のサラリーマン・バトル、いざ開幕。

【急募】1日8時間鰹節を削るお仕事です!週休完全2日制!アットホームな職場であなたも働いてみませんか?
的な。
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宝来家で飼われているネコ兄弟、チマキ、ノリマキ。複雑な関係だが仲がいい家族のために、息子は体によくて美味しい料理を作り続ける

桜川くんのツンデレに翻弄されるカガミさん、そんな彼を生温かい目で観察する猫たちの姿が浮かぶ。

「神様、彼に愛のレシピ、伝えられるでしょうか?」
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人は死ぬものなのだと知ったのは、カレーライスを食べた後だった。その死が僕とカレーを結びつけ、もう一つの死が僕の背中を押した。長く奇妙なその旅に、僕の平穏な生活は丸ごとのみ込まれていった。それでも僕は、カレーライスが大好きだ。カレーライスを作る時、無闇やたらと幸せな気分になることがある。僕らみんなが、何か大きなものに包まれているような気がするのだ。史上初、大盛カレー小説!富士・米国・印度・琉球を縦横無尽、ボリューム満点1300枚。

山あり谷あり刺激あり、スパイシーな旅路を想像できる組み合わせ。楽しい仲間にも出会えそう。

残念ながら、歌詞にカレーは出てこないけど...
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デザイン会社に勤める由人は、失恋と激務でうつを発症した。社長の野乃花は、潰れゆく会社とともに人生を終わらせる決意をした。死を選ぶ前にと、湾に迷い込んだクジラを見に南の半島へ向かった二人は、道中、女子高生の正子を拾う。母との関係で心を壊した彼女もまた、生きることを止めようとしていた―。苛烈な生と、その果ての希望を鮮やかに描き出す長編。山田風太郎賞受賞作。

誰かの「生きるのが辛い」というツイートには、いいねも押せないし、リプも迷惑ではないかと思ってしまう。

未熟な僕は、どうしていいのか解らない。今日はその代わりと言ってはなんですが、この本と曲を紹介します。

僕の薄っぺらい言葉なんかより、ずっと役に立つはずです。いつもスルーして、ごめんなさい。
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バウムクーヘンを日本で作った人の話です。お菓子と世界大戦に繋がりがあるとは驚きでした。この曲にしました。(*´ω`*)
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ラストで主人公が愛すべき者を求めて山頂を目指す瞬間がオーバーラップする。汚れなき頂上へ。
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お願いだから私を壊して、帰れないところまで連れていって見捨てて、あなたにはそうする義務がある―大学二年の春、母校の演劇部顧問で、思いを寄せていた葉山先生から電話がかかってきた。泉はときめきと同時に、卒業前のある出来事を思い出す。後輩たちの舞台に客演を頼まれた彼女は、先生への思いを再認識する。そして彼の中にも、消せない炎がまぎれもなくあることを知った泉は―。早熟の天才少女小説家、若き日の絶唱ともいえる恋愛文学。

可愛いのに芯のあるボーカルの声と、淡々としたメロディ、苦しさや切なさを感じるサビが合います。「嘘も本当もないけれど、嘘にしたいことがいくつかあるの」という歌詞が特にハマる。
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初めて聞きました!すごくピッタリですね!他の曲で合うのないかなぁと思ってましたが、この曲聞くと思い浮かばないですね^_^
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有人火星探査が開始されて3度目のミッションは、猛烈な砂嵐によりわずか6日目にして中止を余儀なくされた。だが、不運はそれだけで終わらない。火星を離脱する寸前、折れたアンテナがクルーのマーク・ワトニーを直撃、彼は砂嵐のなかへと姿を消した。ところが―。奇跡的にマークは生きていた!?不毛の惑星に一人残された彼は限られた食料・物資、自らの技術・知識を駆使して生き延びていく。映画「オデッセイ」原作。

突然の訃報に心沈ませていたら、もう一年以上も経ってしまった。
どんなに困難な状況でも決して腐らず、懸命に生きようとする主人公の姿は『★』を残して宇宙へと帰っていったデヴィッド・ボウイと響き合う。彼も最期の最期まであきらめなかったのだ。
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