鼻も目も、口も耳も削ぎ取られ、
四肢も切断され、生きた肉塊としてベッドの上に転がる彼は、遂に盲目のまま神の姿を見た。無抵抗のまま動物のように息絶えてゆく様は、どの生物よりも崇高だった。

看護師の柔らかな手だけが唯一の慰安だった彼の最期が、どうか幸福なものでありますように。

死は無であると彼が答えたように、実際はささやかな嘘であったとしても。
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貧しく孤独な少年ジョバンニが、親友カムパネルラと銀河鉄道に乗って美しく悲しい夜空の旅をする、永遠の未完成の傑作である表題作や、「よだかの星」「オツベルと象」「セロ弾きのゴーシュ」など、イーハトーヴォの切なく多彩な世界に、「北守将軍と三人兄弟の医者」「饑餓陣営」「ビジテリアン大祭」を加えた14編を収録。賢治童話の豊饒な味わいをあますところなく披露する。

静かな物語と、テンポのいい曲、宇多田ヒカルの声とが不思議な混ざり方をする
PVを思い浮かべるとなおよし
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“頭狂人”“044APD”“aXe(アクス)”“ザンギャ君”“伴道全教授”。奇妙なニックネームの5人が、ネット上で殺人推理ゲームの出題をしあう。ただし、ここで語られる殺人はすべて、出題者の手で実行ずみの現実に起きた殺人なのである...。リアル殺人ゲームの行き着く先は!?歌野本格の粋を心して堪能せよ。

4人のさつじんきによる、リアルさつじん推理ゲームの話です。おそろしいことを考える人がいますΣ(-∀-;)
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都内の中学に通う遠野貴樹(たかき)の元に、転校してしまった初恋の相手である篠原明里(あかり)からの手紙が届く。一九九五年の冬の終わり。明里との再会を果たすため、貴樹は次第に強くなる雪の中を明里の待つ岩舟駅へと向かう―。十三歳のふたりの上に永遠と瞬間が交差し、ふりそそぐ(『桜花抄』)。一九九九年、高校三年の何もかもうまくいかない夏。種子島に暮らす澄田花苗(かなえ)は、東京から転校してきた貴樹に宿命的な片想いをしている。サーフィンで波に立てた日に貴樹に告白すること。密やかな決意を胸に、花苗は必死に波に向かう(『コスモナウト』)。仕事を終えた深夜の帰宅路、貴樹は灯りの消えた高層ビルを見上げ思う。そんなに簡単に救いが降ってくるわけはないんだ、と―。東京での大学生活、就職してからの水野理紗(りさ)との出会い、いくつかの喪失とささやかな再生。そしてまた、東京に桜の咲く季節が訪れる(『秒速5センチメートル』)。一人で作ったアニメーション作品『ほしのこえ』で鮮烈なデビューを飾った、映画監督・新海誠の初小説作品。

オトナと呼ばれる年齢になっても、
いや、なったからこそ、
日々気づかされる自分の未完成さ。
一人きりではやりきれなくなるそんなときに、
思い浮かぶ誰かがいてくれることに救われる。
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安達祐実、村山由佳、尾崎世界観、紗倉まな、今泉力哉、長谷川朗、絶賛! 近くて遠い2010年代を青々しく描いた、人気ウェブライターのデビュー小説。 「私と飲んだ方が、楽しいかもよ笑?」 その16文字から始まった、沼のような5年間。 明大前で開かれた退屈な飲み会。そこで出会った彼女に、一瞬で恋をした。本多劇場で観た舞台。「写ルンです」で撮った江ノ島。IKEAで買ったセミダブルベッド。フジロックに対抗するために旅をした7月の終わり。 世界が彼女で満たされる一方で、社会人になった僕は、”こんなハズじゃなかった人生”に打ちのめされていく。息の詰まる満員電車。夢見た未来とは異なる現在。深夜の高円寺の公園と親友だけが、救いだったあの頃。 それでも、振り返れば全てが、美しい。 人生のマジックアワーを描いた、20代の青春譚。 ドキドキする。好きな人を想うときみたいに。 ーー安達祐実(俳優) 痛くて愛おしいのは、これがあなたの物語だからだ。カツセの魔法は長編でも健在。 ーー村山由佳(作家) どうしても下北沢に馴染めなくて、逃げるように乗った井の頭線。通り過ぎた明大前のしみったれたお前。お前にあの頃出会いたかった。 ーー尾崎世界観(クリープハイプ) ひたむきに生きるとは、こういうことなのだと思う。 ーー紗倉まな(AV女優) 人にフラれて絶望するという経験をせずに死んでいくのか、俺は。と絶望したし嫉妬した。 ーー今泉力哉(映画監督) 「こんなはずじゃなかった」未来を生きている大人は共感しかない。甘い恋愛小説と思って読んで後悔した。 ーー長谷川朗(ヴィレッジヴァンガード下北沢 次長)

"鏡よ、鏡よ、教えて
この世で一番あの人を愛しているのは誰なのでしょうか?"
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“わたしたちは仲間です”―十四歳のある日、同級生からの苛めに耐える“僕”は、差出人不明の手紙を受け取る。苛められる者同士が育んだ密やかで無垢な関係はしかし、奇妙に変容していく。葛藤の末に選んだ世界で、僕が見たものとは。善悪や強弱といった価値観の根源を問い、圧倒的な反響を得た著者の新境地。芸術選奨文部科学大臣新人賞・紫式部文学賞ダブル受賞。

この小説から受ける衝撃が何かを麻痺させてしまいそうになり、この感覚に合う曲を選んでみたのですが。
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あらすじは秘密、ヒントを少し。 双子/誕生日/瞬間移動 1年ぶりの新作は、ちょっと不思議で、なんだか切ない。

軽快で、愉快で、深くて、淋しい。
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あなたを、助けたい。

学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――
なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。
生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。一気読み必至の著者最高傑作。

ミスチルの櫻井さんが歌うbank bandでのメッセージ。かがみの孤城のために作られたかのような曲です。もがき苦しみながらも、力強く前に進もうとするメッセージがある歌です。途中からの曲の転調も、小説に合っているなと思います!
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砂漠に飛行機で不時着した「僕」が出会った男の子。それは、小さな小さな自分の星を後にして、いくつもの星をめぐってから七番目の星・地球にたどり着いた王子さまだった…。一度読んだら必ず宝物にしたくなる、この宝石のような物語は、刊行後六十年以上たった今も、世界中でみんなの心をつかんで離さない。最も愛らしく毅然とした王子さまを、優しい日本語でよみがえらせた、新訳。

曲の冒頭、少しだけさみしいかんじ。この部分がバラがたくさん咲いてて少しショックを受けてる星の王子さま。すぐにはじまる語りかけるようなバイオリンの音色が、キツネの、なつくということ、の語りかけに聞こえた。こんなに優しく穏やかな気持ちになる音楽はそうそうないと思いました。曲の途中が滅茶苦茶はげしいので物語には合ってませんが、、最後にまたおだやかなメロディに戻ってくるのが素敵。ふるさと、という曲名も、愛したものがある場所、愛した人がいる場所がふるさとなんだというこの物語から読み取ったちょっとしたメッセージとリンクした。
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この作品を執筆していたときのBGMは、Spotifyにプレイリストを作っているのですが、
https://open.spotify.com/playlist/12AS8YqnaNt9lDg3D6ZxZ2?si=cc0P3T9ZRf-PZ2yR8MgJzA
その中からいくつか。

江利チエミ『ウスクダラ』を、New Order『SUB CULTURE』で再解釈したような、フェアライトCMIのスネアでパッキパキな初期PSY・Sの佳作。
エキゾチックなメロディなのに歌詞は都市生活者の孤独なのが、ひとりぼっちの二人でしかないくせに互いに依存している祀と光鶴に相応しいんじゃないか、と。
というか、表向き『メトロポリス探偵社』は狂騒の物語なんですが、祀ちゃんの内面はこういうひねくれの上に構築されております。

初期PSY・Sの寂寥感はすごく好きだったんだけど、だんだんバブルの波に乗って宗教がかった大仰な感じになってしまったのが残念。本質的にニューエイジの教祖様タイプと、叩き上げなカルト信者のコンビだったから、そうなるのは必然だったし、袂を分かつのも当然だったんだけどさ。
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この本のあらすじは準備中です。Amazonで読むこともできます。

どこへ行ったのか。
目の前で踊っていた、あどけない少女の行方。目で追うことができずに見失った。

時間はゴム風船だ。
トゥシューズだけが白い影を残している。
蔦植物は足首に絡みつき、耳障りな音を立てる。

僕まで宙吊りにさせるつもり?生贄の子羊になろうとするのか。触れられたら困る場所に、手を伸ばす不届き者は誰?
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匡平の模試の結果は東大には程遠く、順子は次の手に考えを巡らせる。一方で山下は雅志に順子の部屋に泊まったと告げる。雅志はそれに激高するが、山下は順子に本気になると宣言…!

ドラマと曲がピッタリでした。
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偶然、僕が拾った1冊の文庫本。それはクラスメイトである山内桜良が綴った、秘密の日記帳だった―圧倒的デビュー作!

夢から目を覚まして、気づいてしまった。

そうだ。もう君は居ないのだ。

どんなに名前を呼ぼうとも、何をしても声は返ってこないのだ。

本当は儚くて、芯のところは強くて、心は優しい。

桜のような君を思いながら、僕は目を閉じる。

「不釣り合いだ。」指を指しながら、誰かの笑う声がする。

だけど、正反対だからこそ、人は惹かれる。

そして恋をして、また人を想って。

人は人を好きになる。

またいつか、君に出会える日を思いながら。

「きっと、また会える。」

君なら、笑ってくれるだろう?

その、特徴的な笑顔で。
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この物語、ほんとうは、子どもたちに聞かせるような話ではないのです...「ハンメルンの笛吹き」「ピノッキオ」「にんじん」―笑いとざわめきと官能にみちた物語の国を、夢み、旅する、長野まゆみの残酷童話集。

「心が身体を見落とすまで 明日のない世界へ行くまで 失うひとつを数えること」という歌詞がイーイーの心情を表しているようで、聞くたびにどうしようもなく悲しくなります。愛なのかな、彼らはそれを愛と呼ぶのかな…
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七代目市川團十郎vs悪の奉行・鳥居耀蔵。積もり積もった100万両をめぐる史上最大の騙し合いが始まる! 天保十四年十一月。七代目市川團十郎は、自分を捕縛し江戸から追放した南町奉行・鳥居耀蔵を討つべく、息を潜めてその時を待っていた。絶好の機会が訪れ、短刀を抜いたその瞬間、何者かの拳をくらい気絶してしまう……。それが、父・矢部定謙を無実の罪で陥れられ、同じく鳥居への復讐に燃える鶴松との出会いだった。聞けば、鶴松は別の方法で鳥居に復讐しようとしていた。なんと、鳥居が富くじの裏で溜め込んだ、100万両を根こそぎ奪おうというのだ。果たしてその方法とは!? 『1985年の奇跡』『リカ』の著者が、『安政五年の大脱走』『相棒』に続いて贈る、一気読み必至の歴史エンタテインメント。 【PHP研究所】

でたらめを誠実をすべて自分のもんにできたなら
もっと強くなれるのに。。。♪

擬態に擬態を重ねる作品という意味もこめてこちらに。

江戸時代、ある奉行によって理不尽な思いをさせられた面々の復讐劇。
理不尽な思いをさせられた相手に、力をあわせて一矢報いる!the五十嵐作品という感じ。

擬態を重ねる作品は、他にもありそうだけれど、積まれてく夢の遺灰=外れ富くじの残骸、って感じでこの歌に。笑
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隣に座った女性は、よく行く図書館で見かけるあの人だった...。片道わずか15分のローカル線で起きる小さな奇跡の数々。乗り合わせただけの乗客の人生が少しずつ交差し、やがて希望の物語が紡がれる。恋の始まり、別れの兆し、途中下車―人数分のドラマを乗せた電車はどこまでもは続かない線路を走っていく。ほっこり胸キュンの傑作長篇小説。

結婚式前に寝取られた翔子さんに捧ぐ
"まあいっかと割り切れなければ
とっておきの笑い話にしよう"
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多くの犠牲の末に“ボス”を打ち倒したジョルノたち。だが、彼らと袂を分かったフーゴの物語は終わっていなかった...。第5部完結の半年後を上遠野浩平が熱筆ッ!さらに書きおろし短編を収録し新装版で登場ッ!!

‪暗殺チームとの戦闘シーンで、BiSHのこの曲やBiSのI can't say NO!!!!!!!聴きながら読むと、ばちこーんとハマってテンションぶち上がって最高でした♪‬
個人的にジョジョ5部にはWACKのアイドルのハードめな曲が合う気がする☺︎
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この本のあらすじは準備中です。Amazonで読むこともできます。

人は欲望を抑え込むことはできない。信じたくないが、それは事実だ。

ここに描かれているのは、両極端で一方的な愛なのだが、一歩間違えれば誰にだって堕ちてしまうような沼の面も持ち合わせている。

自分の欲に目を逸らさずに見続けたものだけが手にすることができる愛もあるのだろう。

江國香織の短編と同じ名を持つこの物語のように、愛に溺れたのは果たして何人いるのか。

衝動と極限までの激情が込められたこの楽曲に思いを馳せたい。
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秋祭りのパレードで、ある殺人が起きる。容疑者は街の人々全て! 哀しき復讐者たちが、湯川や草薙、内海薫の前に立ちはだかる。

歌詞の旧字表記が、犯人が分かっていても起訴されなかった遺族の無念を表していると感じます。
また、緩急のあるリズムと音の高低が、華やかなパレードを隠れ蓑にし、殺人事件が起きたというシチュエーションに合っているとも感じました。
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混乱のニザマから脱出した姫君の、山越えを護衛する近衛兵と剛力たち。追っ手を振り切り港に辿り着くが、そこは売国奴の巣窟だった。

読み終わった後にこの曲を聴くと図書館の魔女の世界に浸れます。
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