主人公・潤の着信音。弱い魔法を積み上げる時間は、まだ残っていると信じて。

《すべては繋がっている》
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他者の記憶を擬似体験できるようになった近未来。記憶を売る“憶え手”の宵野深菜に、死んだはずの殺人鬼アサクノの影が忍び寄る。記憶と擬憶をめぐる、静謐なるSFサスペンス。

『終わりのない 永遠の焦り』とは、
すなわち電子の海を泳ぎ続ける知的生命体のことか。

眠らせた『あの合図』とは、
深菜の記憶の引き金のことだ。

二人は海月のように揺らめいて、
記憶の中へと取り込まれてゆく。

それを永遠と呼ぶのなら、
神の記憶とは、なんて残酷なのだろうか。
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「無くてはならぬものなど あんまり見当たらないけど」
そう、本も、美容院も、もちろんストリップも...なくてはならぬもの、ではないんだけどね。

読みやすいエッセイ×軽快なテンポで、この組み合わせに!

「いろんな情報が行き交う 要りもしないのに手を出してみたり」も、本屋にいるひとたちの行動も、そうかも?

ストリップにいって、自らの女体を愛せる、というくだりに、目から鱗。
「昨日と違う世界あったっていいのに僕もほしい」から、私も新井さんとストリップにご一緒してみたい!
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中学三年の祐人は、いつも薫、理奈、春樹とプラネタリウムのある科学館で過ごしていた。宇宙に憧れる四人は似た夢を持ち、同じ高校に進む。だが、月日が経ち、祐人は逃げた。夢を諦めて町役場で働く彼は科学館を避け、幼馴染の三人をも避け続ける。ところが、館長の訃報を受けて三人に会うことに。そこで科学館の閉鎖を知り...。瑞々しい筆致で描かれる青春群像劇。第29回小説すばる新人賞受賞作。

広がる宇宙、後悔の傷跡、空を見上げた日々。
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男ではなくて大人の返事する君にチョコレート革命起こす―28歳から34歳までの“人を想って揺れる心”から生まれた、新しい愛の形。スラム街の子供達との出会いや山田かまちへのオマージュ等を含む、新たな魅力溢れる第3歌集。

「僕を信じきっているあの人を嫌いになれもしないから」
ずるい、ずるい男性サイドの歌と、
「『二人とも愛しているんだ』腕相撲のように勝負がつけばいいのに」妻子ある男性と恋に落ちた女性がよんだ歌の組み合わせ。

「焼き肉とグラタンが好きという少女よ私はあなたのお父さんが好き」
少女の「お父さん」を食べてしまいそうなほど好きそう...(?)
かわいい顔してあの子わりとやるもんだねと♪

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CDショップに入りびたり、苗字が町や市の名前であり、受け答えが微妙にずれていて、素手で他人に触ろうとしない―そんな人物が身近に現れたら、死神かもしれません。一週間の調査ののち、対象者の死に可否の判断をくだし、翌八日目に死は実行される。クールでどこか奇妙な死神・千葉が出会う六つの人生。

『死神の精度』全体のテーマとして選曲しました。主人公の千葉を通して描かれる6つの人生。彼らの人生は千葉にとって興味のないもの、かつ千葉の住む世界とは別の、異質なものとして描かれます。それによって、登場人物たちの何気ない行為や言葉から、彼らの様々な「欲望」が際立つように設計されていると感じました。「lust」ー欲望、切望と名付けられたこの曲を、『死神の精度』というフィルター越しに聴いてみると……不規則なリズムからは人間の躍動感を、無機質なパーカッションからは千葉の仕事に対するクールさを、細かい音の粒によるメロディーは、千葉を象徴する雨粒のようでもあり、どこか温もりを感じる音色は、死に相対した人間からにじみ出る人間臭さに通ずる……かな?と。無理やりのこじつけで、冗長で、お粗末なコメントで大変恐縮ですが、是非『lust』を死神の精度とセットで聴いてみてください。
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個人的にすごく好みでな選曲で、BGMeetingでは予選・決勝ともに投票させていただきました!
レイ ハラカミさん聴いてみます。
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ビジネス書1位といわれてきた本書、ついに文庫化!新宿駅東口改札から15秒、日本一の立地にある個人商店カフェ「ベルク」。チェーン店にはない創意工夫、ユニークな経営術が全てわかる。「新宿」らしさを残しつつ、生き残ってきた店の歴史と、個人店がどのように生き残るかのヒント満載!文庫化にあたり、その後の動きを追記。

「人は大切なものを守る為には、時には戦わないといけない事もある」と教えてくれた本。
戦うけれど、ずっと敵ではない。

著書では、巨大な企業と戦い、ベルクを守った経緯が描かれておりますが、決してその企業の担当者を恨んでいるわけではない。

イーグルスのディスペラードについても、直訳すれば、「ならずもの」
ですが、歌詞をよく噛み砕いて聴いてみると、大切な友人を思いやる歌だとわかります。
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面白い漫画です。上下巻。主役はまさかのだれでも知ってるけど、なにしたのかはよく知らないあの人。この曲がいいと思いました(о´∀`о)
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人間の信頼と友情の美しさを、簡潔な力強い文体で表現した『走れメロス』など、安定した実生活のもとで多彩な芸術的開花を示した中期の代表的短編集。「富士には、月見草がよく似合う」とある一節によって有名な『富岳百景』、著者が得意とした女性の独白体の形式による傑作『女生徒』、10年間の東京生活を回顧した『東京八景』ほか、『駈込み訴え』『ダス・ゲマイネ』など全9編。

この曲は最初に抱いたイメージとは違うけど、これはこれでまた違うメロスが見える。
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目の前に潜むもう一つの景色、影。歳を重ねることは影の深淵さを見つめること。日常が別の世界に見えてくる珠玉の短編集。

あちこちで「そう君じゃなきゃ 君じゃなきゃ」がつたわる、やさしい話。
【ネタバレ含む】
夫は子どもがほしいけど、自分はほしくない...
「違う人と結婚したほうが幸せじゃない?」と切り出したら、
「ばか」
「子どもがいなくても僕は知佳ちゃんとずっと暮らしていきたいと思ってるんだから」という台詞が決め手。
時に僕が窮屈そうに囚われてる考えことに なんてことのない一言で この心を自由にしてしまう...♪

子どもがきらいな女性が、
かわいくないこともない、と思える瞬間。
「この赤ん坊が今、笑いかけているのは、この世界で自分だけだと思うと」
と。

養子として迎えられた生育歴のある女性が、この両親のもとでよかった、とか。

「ふとした瞬間に同じこと考えてたりして」は、パン屋夫婦がうかんで微笑ましい。

君と僕が重ねてきた~♪は、
血がつながらない親子だったり、
夫婦だったり。
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お話し全体通してと言うより、“康一くんと由花子さん”のエピソードのテーマ曲ですね、コレは。
初めてこの曲を聴いた時、
「あ、これは由花子さんの気持ちを歌った歌だ!」
って瞬間的に思いました。

好きが募りすぎて、振り向いてくれない相手を殺したい程憎む気持ちとか、正に作品のまんま。本当にぴったりハマります☺︎
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悪事を働いた3人が逃げ込んだ古い家。そこはかつて悩み相談を請け負っていた雑貨店だった。廃業しているはずの店内に、突然シャッターの郵便口から悩み相談の手紙が落ちてきた。時空を超えて過去から投函されたのか?3人は戸惑いながらも当時の店主・浪矢雄治に代わって返事を書くが...。次第に明らかになる雑貨店の秘密と、ある児童養護施設との関係。悩める人々を救ってきた雑貨店は、最後に再び奇蹟を起こせるか!?

この曲、別ドラマでも使われているが、こちらの物語にこそふさわしいと思い選びました。
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有人火星探査が開始されて3度目のミッションは、猛烈な砂嵐によりわずか6日目にして中止を余儀なくされた。だが、不運はそれだけで終わらない。火星を離脱する寸前、折れたアンテナがクルーのマーク・ワトニーを直撃、彼は砂嵐のなかへと姿を消した。ところが―。奇跡的にマークは生きていた!?不毛の惑星に一人残された彼は限られた食料・物資、自らの技術・知識を駆使して生き延びていく。映画「オデッセイ」原作。

突然の訃報に心沈ませていたら、もう一年以上も経ってしまった。
どんなに困難な状況でも決して腐らず、懸命に生きようとする主人公の姿は『★』を残して宇宙へと帰っていったデヴィッド・ボウイと響き合う。彼も最期の最期まであきらめなかったのだ。
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安達祐実、村山由佳、尾崎世界観、紗倉まな、今泉力哉、長谷川朗、絶賛! 近くて遠い2010年代を青々しく描いた、人気ウェブライターのデビュー小説。 「私と飲んだ方が、楽しいかもよ笑?」 その16文字から始まった、沼のような5年間。 明大前で開かれた退屈な飲み会。そこで出会った彼女に、一瞬で恋をした。本多劇場で観た舞台。「写ルンです」で撮った江ノ島。IKEAで買ったセミダブルベッド。フジロックに対抗するために旅をした7月の終わり。 世界が彼女で満たされる一方で、社会人になった僕は、”こんなハズじゃなかった人生”に打ちのめされていく。息の詰まる満員電車。夢見た未来とは異なる現在。深夜の高円寺の公園と親友だけが、救いだったあの頃。 それでも、振り返れば全てが、美しい。 人生のマジックアワーを描いた、20代の青春譚。 ドキドキする。好きな人を想うときみたいに。 ーー安達祐実(俳優) 痛くて愛おしいのは、これがあなたの物語だからだ。カツセの魔法は長編でも健在。 ーー村山由佳(作家) どうしても下北沢に馴染めなくて、逃げるように乗った井の頭線。通り過ぎた明大前のしみったれたお前。お前にあの頃出会いたかった。 ーー尾崎世界観(クリープハイプ) ひたむきに生きるとは、こういうことなのだと思う。 ーー紗倉まな(AV女優) 人にフラれて絶望するという経験をせずに死んでいくのか、俺は。と絶望したし嫉妬した。 ーー今泉力哉(映画監督) 「こんなはずじゃなかった」未来を生きている大人は共感しかない。甘い恋愛小説と思って読んで後悔した。 ーー長谷川朗(ヴィレッジヴァンガード下北沢 次長)

Overといったら、顔のわりに小さな胸や~♪というサビでしょう。

先輩に連れていかれた風俗にて、元カノを思いだすシーンが切なかった。
巨乳&ムダ毛が1本もない風俗嬢と、
元カノの貧乳&背中の産毛を比べるシーン。

一般的にはネガティブな体の特徴が、
チャームポイントってまさに
「顔のわりにちいさな胸」
「君を作るすべての要素を愛して~」じゃないか

「いつか街で偶然出会っても~♪」のフレーズも、
さよならを告げたら引力で引き合わないかなという女々しいフレーズとかぶったw
(そして自分もそういうとこがあるからわかるw)

Overは「こんなはずじゃなかった」とグダれる青春時代を終える意味もあるかなぁ…
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中学2年生の陽子と1つ歳下の弟リン。両親が仕事で忙しく、いつも2人で自己流の遊びを生み出してきた。新しく見つけたとっておきの遊びは、真夜中に近所の家に忍び込んで屋根にのぼること。リンと同じ陸上部の七瀬さんも加わり、ある夜3人で屋根にいたところ、クラスのいじめられっ子、キオスクにその様子を見られてしまう...。第33回野間児童文芸新人賞、第42回産経児童出版文化賞ニッポン放送賞受賞の青春物語。

読んだあと、聴いたあと、大切な仲間のことを思い浮かべる。
本の中の陽子ちゃんたちみたいに、真夜中、屋根に登ってこの曲を聴いてたいなと思った。
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あなたを、助けたい。

学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――
なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。
生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。一気読み必至の著者最高傑作。

登場人物が中学生なので、10代に支持されているアーティストって誰だろうと考えてみました。
若いアーティストで勢いがあるように見える欅坂46。
欅坂46の歌を調べると秋元康プロデュースのアイドルとは思えないほどだいぶ強烈なメッセージ性のある曲が多かったです。
なかでも「アンビバレント」は人間関係についてだったのと、すこしダークなサウンドだったので選びました♫
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欅坂46の曲はメッセージ性が強いですよね!ぴったりだと思います🎵
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人生の99%はあなたに必要がないことだ。心がすっきりラクになる36のヒント。

「失敗しない 雨も降らない 人生なんてない」
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いろんなミステリーにあてはまる曲なのですが、この本が、ぽん、と頭にうかびました
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昭和36年。小学校用務員の大島吾郎は、勉強を教えていた児童の母親、赤坂千明に誘われ、ともに学習塾を立ち上げる。女手ひとつで娘を育てる千明と結婚し、家族になった吾郎。ベビーブームと経済成長を背景に、塾も順調に成長してゆくが、予期せぬ波瀾がふたりを襲い―。山あり谷あり涙あり。昭和~平成の塾業界を舞台に、三世代にわたって奮闘を続ける家族の感動巨編!

まだ「塾」という呼び名が無かった頃、教育者の千明は、後に夫となる小学校の用務員の吾郎をスカウトして塾を立ち上げ、親子3世代の教育との向き合いを時代背景と一緒にしっかり綴られた作品です。読了後の充実感と、結果きれいにまとまった内容に美しく壮大なこの曲がぴったり!
Superflyが合唱コンクールで歌ってほしいという願いも込められてるこの曲。ちょうど小中学生が勉強と向き合う題材でもあるのでそこもリンクしました✨
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「黒いインクで冴えた光を 白い余白にたたずむ闇を」
誰に無駄だと言われようが、たとえ世界を狭くする行為だろうが、書いて、書いて、書いていくだけだ。
こんなご時世だからこそ、書いてる場合ですよ。
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